ANALOG SYNTHESIZER 未来的配色 TEISCO Synthesizer 60F あまり中古市場でも出回っていないようでこれを買うとき初めて目にしました。変わったのが売っているなという程度で、価格も安かったのであまり良くなかったら売ってしまえばと思い買ってきました。なんでこの町にこんなマイナーなシンセが売っているのかも不思議でした。(すぐ近所で) 正直言って1VCOで最低限のものしか付いていないのであまり期待していなかったのですが、本体の裏を見るとアープのライセンスを受けて生産されている!(ピッチベンダーのライセンスのような気もするが)あのアープの鋭い高音がこのいかにも廉価版というマシンから出てくるのである。廉価版といってもデザインはこの当時としてはかなり画期的な配色です。当時のシンセは黒一色という感じの中、60Fはシルバーにグレーという配色にサイドウッドが付く(木目調の印刷合板)という未来的なのか、木のぬくもりを生かしたものなのか、よくわからんのですがとにかく斬新なことは確かです。電源コードが茶色というのもなかなかのこだわりです。 このシンセを今のMIDIシステムに入れるにはコンバータが必要です。私はKENTONのPRO2を使っているのですが、これは一世代前のコンバータなのでほとんどの場合、アナログシンセらしいポルタメントのかかった音を出すことができません。ところが60Fの場合、CV入力の後にポルタメントの回路があるようで本体側でポルタメントかけ、調整ができます。また、初めにも書いた通り、入門用といった感じのものなので非常にわかりやすい(無駄のない)つくりなのでそれゆえいじりたおすにはうってつけのマシンです。外部音声の入力→シンセサイズ可能。 だいたい60Fを使うときはBOSSのCE-300(コーラス)を使います。CE-300はギター用なので入力がマイクレベルになっているのですが、あるページでラインレベル入力改造の方法がのっていたので改造しました。(抵抗を数個交換するだけですが)CE-300は廉価機ではありますが広がりはすばらしいです。(そのかわり良くも悪くもローランドライクな音になりますが) |
(c)2002. Past&Future,all rights reserved.