今日の昼過ぎに捨ててきました。
ずっとずっと信じていたけど、
あなたは変わりませんでした。
諫める手が届く位置に居なかったわけじゃないけど、
あなたの周りには私のような人が多すぎて、
目立つ人以外は全部無視していましたね。

七年前に出会ったときは、
まだあなたの周りには誰もいませんでした。
私はあなたに惹きつけられ、
それにつられてどんどん人がついてきました。

気づいたら見渡す限り私のような人ばかりであふれ、
あなたは有頂天になってしまいました。

その頃からです。あなたに疑問を感じ始めたのは。

あなたはこれだけの人に囲まれ、安心しきったのか、
努力を全くしなくなりました。
いえ、最初からするつもりはなかったのでしょう。
最初、私はあなたが努力しているように見えました。
でもそれは結局この立場を手に入れるための
演技だったのですね。

あらゆる方向へ手を伸ばして、それは成功しました。
ですが、それと同時にあなたは
私のような人を増やしていったのです。

もう何も望みません。あなたはもう止まらない。
私は去ります。
二度とあなたを振り向くことはありません。
次の「私」が、その次の「私」がそうなろうと、
あなたはきっと止まらないでしょう。
さようなら、愛しかった悲しい人。

今日の昼過ぎに全て捨ててきました。
七年間の刻を。