やわらかい匂いがした
手を離すと幻になってしまいそうで
いつまでも抱き締めていたかった
このまま陽が暮れずにお腹も空かずに
ずっと時が止まればいいのに
触れている感覚をひとつひとつ確かめ心に刻み込む
温かさ柔らかさ冷たさ硬さが僕の一部になる
距離や時間が隔てても永遠に失われることはない
心の形に触れたからいつまでも側にいる
たとえ忘れられても忘れない
側にいる 側にいてくれる
最期の時まで想うから
この絆を信じて欲しい
移ろい行くも変わらぬと

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