■北海道 道北〜道東〜道央の旅(2011.07)
4日目(釧路〜釧路湿原・塘路)
朝食を済ませ、予定通り8時にチェックアウトして無料送迎タクシーにて苫小牧駅へ向かった。苫小牧駅から、普通列車にて南千歳へ、そして南千歳で「特急スーパーおおぞら」に乗り換え、本日の目的地釧路へ向かった。
「特急スーパーおおぞら」というと、今年5月27日におおぞら14号が脱線・炎上した事故が記憶に新しかったが、まさか事故直後にまた同じ事は起きないだろうと勝手に思いこみ指定席を取っていた。
朝のおおぞら号は、スーツ姿のサラリーマン風の人々が多く乗車していた。自分の乗車した指定席車もスーツ姿の方々が多くいた。自分が着席した時、通路を隔てた反対側の席のスーツを着た2人が何やら大きめな声で会話をしている。 最初は気にとめていなかったのだが、結構大きい声で話をしているので段々うるさく感じるようになった。会話の内容も聞きたくなかったが、大きい声なので所々耳に入ってくる。仕事上の話や上司に対する批判などのようだ.。彼らは約2時間ほとんど会話をとぎらす事なく話し続け、途中の帯広で多くの乗客と共に下車していった。
さて、釧路到着は昼過ぎになるため、車内販売で「ひぐまの笹弁」という弁当を購入した。酢飯の上に、それぞれサーモン、煮たこ、ウニ・ホタテ、タラバガニ、しめさばがが載って笹で巻いてあるものだ。強めの酢が効いていておいしい弁当だった。
定刻通りに釧路駅に着くと、今度は釧網本線の普通列車に乗車して、釧路湿原駅へと向かう。釧路駅から20分足らずで釧路湿原駅に着き、駅舎脇から細岡展望台へ通じる上り階段を上がる。今日の釧路は晴天でとても暑かった。 ここでの滞在時間を30数分しか取っていなかったので、汗だくになりながら森の中を歩き、展望台を目指す。森を抜け出すと道路があり左前方にラウンジのような小屋があり、そちらへは行かず右側の展望台の方へ歩いて行った。やがて展望台の登り口まで着き、展望台へと上がっていった。
ゆっくり眺める時間がなく、また元の釧路湿原駅まで戻った。今度の列車は、富良野で乗ったものと同じトロッコ列車「くしろ湿原ノロッコ号」だ。こちらのトロッコ列車にもノロッコレディがガイド放送をしてくれ、終着の塘路駅まで乗車した。 塘路駅へ着くと30分ほどで折り返し釧路行きのノロッコ号になる。乗車していた多くの人がツアー客だったようで、この塘路駅前から観光バスらしき物に乗っていった。私は、再びノロッコ列車に乗り、釧路駅へ向かった。 途中、2匹のキツネに遭遇したが写真に撮れず、車内販売のヨーグルトを食べた。
とてもクリーミーな味でとてもおいしかった。容器も陶器のようなしっかりした物に入っている。
釧路駅には夕方到着した。本日の宿泊は、天然温泉「白鳥の湯」スーパーホテル 釧路駅前だ。このホテル安くて温泉にも入れるということで宿泊しようと思い予約しておいたホテルだ。 このホテルは、初めての利用だったのだが、ルームキーが無い。チェックイン時に精算機で宿泊代金を支払い、その時のレシートがルームキーの代わりになるというものだった。 そのためチェックアウト時はフロントに立ち寄る必要はなく、そのままチェックアウトできるのはとても便利だと思った。このホテルの温泉は、完全男女入れ替え制だった。 男女の入浴時間帯が区切られており、時間帯で交互に温泉入浴ができるとうものだった。ホテルに到着したときには、ちょうど男性の入浴時間帯であったが、 今日の夕食は近くの和商市場の「勝手丼」を食べようと思っていた。和商市場は18時で閉店なので、早速市場へ向かった。
この市場は、去年訪れた青森駅前の鮮魚市場「アウガ」のような感じで、いろいろな魚介類の鮮魚や乾物などを販売する商店が沢山集まったところだった。
この「勝手丼」は、市場のご飯を売っている店で容器に入ったご飯を買い、勝手丼のネタを扱っているお店で自分の好きなネタを選んで上にのせてもらい食べるものだ。 早速ご飯を買い、丼の上にのせるネタを選んで会計を済ませて食べた。肝心の食べてみた感想なのだが、正直に言ってあまりおいしくなかった。ネタがあまり新鮮な感じがしなかったのだ。 閉店1時間半前ほどの夕方に行ったので、陳列されたままのネタに新鮮さが失われてしまったのかもしれないと思った。
市場からホテルに戻り、入浴を済ませた。このホテルの無料インターネット接続サービスは、有線LANであったので、旅行前に買って持ってきたアクセスポインターを接続して無線LAN化して、 タブレットの電源を入れた。しかし、うまくネット接続できず。最初ポートフィルタリングでもかけてるのかと思ったのだが、検索サイトのgoogleさえ表示できなかったので、すんなり今日のネット接続は諦めてしまった。
明日は、9時の列車に乗るので朝はゆっくり出来るが、念のため携帯電話のアラームをセットして就寝した。