■北海道 道北〜道東〜道央の旅(2011.07)
3日目(旭川〜美瑛・富良野〜苫小牧)
6時にアラームを設定していたが、実際には5時ちょっと過ぎに自然に目が覚めてしまったので、早かったが起床してしまった。6時過ぎに朝食を済ませて、テレビを見ながら身支度をしていると列車の走る音がしたので窓を開けてみると、昨日乗車した 「特急スーパー宗谷」と同じような車両が信号待ちか何かで停車していた。都会と違い単線なので上り線と下り線の列車のすれ違いには待避線みたいなところで対向列車を待つのだろうと思う。
これから稚内に向かうため、「特急スーパー宗谷」に乗車するのだが、発車までに1時間以上あるので、札幌駅内待合所で時間をつぶす。待合所の隣に駅弁売り場があったので朝食用に「えぞ賞味」という蟹フレークの入った駅弁を購入し、車内で食べることにした。
旅館の窓から見えた札幌方面へ向かう列車
旅館のご主人に挨拶をして宿を後にした。南稚内から稚内に来たときと同じ列車「特急スーパー宗谷」に乗車した。今回は、次の観光地に向かうために旭川で下車する。
旭川に到着してホームに降りると、とてもきれいなホームだった。稚内駅同様に旭川駅も新しく改装したようだ。旭川で途中下車して改札口横のKioskで「蔵生(くらなま)」というお菓子をおみやげに買った。
しみせんべいのサブレ版といったところ。生チョコ(普通のチョコとホワイトチョコの2種類)が、それぞれサンドしてある柔らかいお菓子で、味見してみたがとてもおいしかった。しかし、自分には甘みが強すぎると感じた。甘党な洋菓子好きな方には喜ばれるかもしれない。
おみやげを購入後、再び駅に戻り今日の観光地富良野方面へ向かうためにJR富良野線の普通列車に乗り、「美瑛駅」で下車した。
「美瑛駅」からトロッコ列車「富良野・美瑛ノロッコ号」という列車に乗るのだが、丁度昼時で1時間ほど待ち時間があったため、歩いて行ける 道の駅びえい「丘のくら」にて昼食をとった。美瑛に着いたときは、とても蒸し暑かったので、「びえいラーメン(つけ麺)」を注文した。ここはセルフサービスの食堂で、はじめに会計を済ませると番号札を渡される、自分の番号が呼ばれたら、食事を取りに行き、食べ終わると自分で食器をカウンターへ戻す。食堂の壁には、地元美瑛周辺の写真の絵はがきやポスターが貼られていた。はがきは販売もしているようだった。
食事を済ませて美瑛駅に戻るとノロッコ号の乗車案内の放送があったのでホームに入った。少し経つとノロッコ号が乗客を乗せてホームに入ってきた。
終点美瑛駅のこの列車は、乗客が全て降りると折り返し富良野行きの列車になるようだ。
この列車で臨時駅「ラベンダー畑駅」まで乗車する。このノロッコ号は、トロッコ列車であり、かつノロノロ走るのでノロッコ号と名付けられたようだ。ノロッコレディというガイドさんが車内からの見所をアナウンスしてくれるのだが、列車のガダン・ゴドンという音がうるさくて余り聞き取れなかった。途中見所でないところは、それなりにスピードを出すので、窓の開いているトロッコ車内は、嵐のように風が吹き抜け薄目を開けられる程度の時もあったが、風はとても涼しくて気持ちの良いものだった。
美瑛を出発して30数分で「ラベンダー畑駅」に到着した。臨時駅なのでとても質素で、木板敷きのホームに屋根はなく待合室もない。ここで下車して、徒歩10分ぐらいのところにある「ファーム富田」へ向った。
ファーム富田の入口の駐車場は、乗用車や観光バスが沢山駐車していて、ファーム内には沢山の客がいた。
ファーム富田は、広大な敷地に、いろいろなラベンダー畑やおみやげやラベンダーソフトクリームなどのオリジナルスイーツなどが食べられるカフェなどが点在する。ここは、メロンの販売もしており、熟したメロンを何等分かに切り売りしたものを食べている人が沢山いた。自分は、ラベンダーソフトクリームを食べてみた。ラベンダー色のきれいなソフトクリームだった。
次に乗車するノロッコ号の時間が近づいてきたので、ファーム富田を後にして、再び「ラベンダー畑駅」へ戻った。ツアー団体らしき人々もいて、小さな駅のホームは列車待ちの人でいっぱいになった。やがて富良野行きのノロッコ号が到着し、それに乗車して富良野駅に着いた。
富良野駅からは、札幌ゆきの「特急フラノラベンダーエクスプレス」に乗り札幌を経由して、「L特急すずらん」で本日宿泊のホテルがある苫小牧駅へ向かった。
本日、宿泊は「天然温泉 樽前の湯 ドーミーイン苫小牧」である。苫小牧駅に到着すると、あらかじめ調べてあった南口のタクシー乗り場へ行ってホテルと提携しているタクシー会社の無料送迎タクシーを探し乗車した。
ホテルに着き、チェックイン手続きを終えて、部屋に着くと早速夕食を外でと思ったのだが、疲れて行く気がしなかった。そこでホテルで無料で食べられる「夜鳴きそば」を夕食がわりとしようと思った。この夜鳴きそばは、21時半から食べられるので、まだ時間があったため、先にホテルの最上階にある温泉浴場で汗を流した。
それから、夜鳴きそばを1階の食堂まで食べに行ったのだが、そばといってもラーメンだった。無料なので量は少なめだったが、案外おいしいラーメンだった。
このホテルには、温泉浴場の階にランドリーがある。洗濯機は無料で、乾燥機は有料だった。それぞれ鍵がかけられており、そのままでは利用できないようになっている。利用するために、フロントへ行って鍵を貸してもらい利用した。
このホテルのインターネットサービスは、有線LANだった。そこで、念のため持ってきていたコンバーターを使い無線LAN化して、タブレットに接続した。
洗濯も終わり、明日は朝8時チェックアウト予定なので、携帯電話のアラームを6時半に設定して就寝した。