とーほぐの紅葉


平成11年10月31日(日)〜11月2日(火)、 ちょっと東北の方まで紅葉を見に行ってきました。

初日には、いきなり600km近く走って、 岩手県は盛岡市に行きます。 途中、事故渋滞で推定約30分ロスしましたが、 朝早く家を出たので夕方までには無事に盛岡に着きました。

盛岡に着くなり、とりあえず岩手公園に行きます。 岩手公園とは、不来方城の跡です。 ちなみに、不来方は「こずかた」と読みます。 日本語なのに、読むのにレ点が必要なのがオシャレです。(ほんとか?)

城の建物自体はないので、自慢できるのは石垣と生えている木くらいのものですが、 それでも紅葉がきれいだという噂だったので見に行きました。

この日の盛岡の日中の最高気温は、同じ季節の東京付近でいうと、 朝の最低気温くらいです。ひょっとすると、もう少し寒いかもしれません。 岩手公園の散策をちゃっちゃと終えると、 お土産物屋経由でこの日の宿泊地に行きました。 宿泊地って言っても、私の実家ですが....


翌日、11月1日(月)は、いろいろと景色の良さそうなところを見て回る予定です。 しかし、朝からあいにくの雨です。(T_T) 雨がやむことは期待できそうになかったですが、 とりあえず行くだけ行ってみることにしました。

最初に、厳美渓(げんびけい)に向かいました。 雨の東北自動車道をノロノロ運転で南下し、 一関ICから西の方に向かえば、目指す厳美渓があります。

テレビの旅番組などで紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、 厳美渓には、とある名物があります。 それは、川向こうの団子屋さんからの団子の出前です。

こちらの岸に空の籠があるときに、 客がその中にお金を入れます。 すると、向こう岸の団子屋のおっちゃんが籠を店側に引き寄せ、 注文の品を入れてまたこちら岸に送り返してくれるというシステムになっています。 なお、店に赤い旗が出たときは、団子が品切れだそうです。

天気が残念でしたが、厳美渓はなかなか景色も良く、いいところでした。 岩手県出身でありながら、なぜ今まで行ったことがなかったのか、 悔やまれるところです。 ぜひとも、もう一度、天気が良いときに来たいと思いながら、 次の目的地を目指します。次は、松島です。

松島では、藤田喬平ガラス美術館というところでガラス美術品を堪能してから、 あの有名な五大堂に行きます。

五大堂の建物自体は地味で、景色も天気が悪いせいかぱっとせず、 期待したほどでもないなっていうのが正直なところです。

てなわけで、長居することなく、ちゃっちゃと次の場所を目指します。 次は、仙台の代表的な観光地、伊達政宗の像でお馴染みの青葉城址(あおばじょうし)に行きます。

実は、私は、仙台には学生時代4年間住んでいたんですが、 一度も青葉城址に行ったことがありません。 青葉山から八木山方面に向かうヘアピンカーブのところに、 青葉城址の入口はあります。 青葉城址の入口は、私の学生時代と変わらず、 派手な看板もなく地味なものです。そして、入口の傍らには、 駐車場の集金をするためのおじさんのいる貧相な小屋があります。

駐車場に車を停め、青葉城址付近を歩いて驚きました。 青葉城址の貧相な入口からは想像できないような、 近代的な(っていうか、普通の)お土産物屋のビルがあり、 明るい雰囲気でいろいろな仙台名物を売っているのです。 4年間通い続けた学校のすぐ側に、 こんなコテコテの観光地があったことを改めて知り、新鮮な驚きを覚えました。

さて、目指す伊達政宗の像ですが、お土産物屋をさらに奥の方に進んだところにありました。

この伊達正宗の像は、まるで仙台市街を見下ろすように立っています。 つまりこの場所からは、仙台の街並みを一望できるのです。 天気がイマイチだったので、写真はうまく撮れていませんけど。

さて、この日の観光もそろそろ終わりです。 この日は、秋保(あきう)温泉に泊まりました。


翌日、11月2日(火)は、特に観光することなく基本的に帰る日です。 しかし、朝からあいにくの晴れです。(^^; 宿の部屋から見る紅葉の山々もきれいです。

さて、お天気を恨めしく思いながら、 今回のツアー最後の観光地、秋保大滝(あきうおおたき)を目指します。

最後の最後で、天気に恵まれ良い景色も見られました。 ということで一応満足し、400kmくらいのながーい帰路についたのでした。


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