さて、10月11日(月)、3日目です。 いかにもホテルの洋朝食(バイキング形式)をたいらげ、8時半くらいに出発します。
この日は、福岡空港発の飛行機の時間が14時なので、 昼くらいまでしか観光できません。 「福岡の近場で適当に何か観光するべ」くらいしか考えてなく、 具体的にどこに行くかは決めずに九州に上陸しました。
この前日の10日に、有田から福岡に向かう途中で、 九州自動車道の太宰府インターチェンジというのを見たとき、 「そう言えば大宰府天満宮っていう、立派な観光名所があるじゃないか」 とふと気づきました。距離的にも近くて問題ないようですし、 行ってみることにしました。
福岡の都市高速道路に乗り、太宰府インターチェンジで高速を降り、 あっさりと大宰府天満宮に着くはずでした。 しかし、事件は起きました。
カーナビの「この先、分岐左です」の声を信じていたら、 太宰府インターチェンジを降りる方の道ではなく、 九州自動車道に乗る方の道に行ってしまいました。 分岐の右と左が逆だったのか、 あるいは複雑に分岐が連続するジャンクションなので、 ちょっとタイミングが狂っただけなのかわかりませんが、 とにかく、カーナビを信じたせいで、 九州自動車道をたぶん10kmくらいムダに走る羽目になりました。
考えてみたら、確か私は、九州に来た時点では、 カーナビはそれほど信じていなかったはずです。 カーナビを参考にしてはいましたが、 信頼しきっていたわけではなく、 自分の目で見た行き先表示標識の方を信用していました。 しかし、このときは、前日に福岡中心街のホテルに迷わず到着できたことで、 カーナビの言う方向に進路を取れば大丈夫と思い込んでしまったようなのです。 せっかく信用したところで、さっそく裏切られたという気分です。
どの程度のロスタイムになったかわかりませんが、 とにかく大宰府に到着しました。 参道を進み、鳥居をくぐると、赤いアーチ状の橋があります。 そこから、大宰府のきれいな日本庭園が見えます。
さらに、奥に進むとやっぱりこんなんです。
気を取り直してお参りをし、おみくじを引きました。 さて、おみくじをどこに結んだろうかなと思って辺りを見回すと、 妙なものがありました。
さて、太宰府も見終わり、中途半端に時間が余っています。 行きたいところはあるにはあるんですが、 昼くらいまでに空港に戻ってくることを考えると、 どうしても行ける場所も限られます。 さてどうしたもんかと考えたすえ、 福岡の中心地に戻り、櫛田神社の山笠を見に行くことにしました。
観光ガイド本の扱いから受けるイメージと比べると、 小さな神社でしたが、それでも観光バスなどで訪れる人も多いようです。 そして、神社の横にある山笠は立派でした。
それから、道に迷いながらも、 無事に福岡空港付近のレンタカー屋さんに車を返却しました。 これでもう車を運転することはありません。 福岡空港で昼ご飯を食べるときに、 今回の旅行の最終日にして始めて、 旅の醍醐味、昼からビール ができました。幸せでした。