第5日目 「続・ニューオリンズの本質」


平成11年7月21日(水)、 やっぱり時差ぼけです。 夜の11時過ぎから3時間も寝ると目が覚めてしまいます。 日本時間では、昼の1時〜4時に当たるので、 身体は昼寝のつもりなんでしょう。 次に寝られるのは、朝(日本時間の夜)になってからです。

この日は、ニューオリンズを見て回れる最後の日です。 翌朝には、かなり早い時間にラスベガスに向けて 出発する予定になっています。 EMCCでの用事を済ませると、 ミシシッピ川沿いにあるリバーウォークに行きます。 リバーウォークって言っても、肝臓が歩き回るわけではありません。 それでは、シュールすぎます。 リバーウォークは、レストランや商店街が並ぶ、 川沿いの細長いショッピングセンターです。

EMCC側には、屋台村のようなレストラン街があります。 好きな店で好きな食べ物を買い、その辺のテーブルに 座って食べるという形式です。 ここで、軽く昼食を済ませた後、 さらにEMCCから見て奥の方に進んで行きます。

リバーウォークは、数百メートルくらいで 終わります。リバーウォークの建物を出ると、 ミシシッピ川クルーズの埠頭に出ます。 2日前の夜に来た場所です。

次に、その先にある水族館に向かいます。 Aquarium of America という名前の水族館です。

   

それから電車に乗り、 昨日も行ったフレンチマーケットに行きます。 日本人の感覚で言えば、電車というよりは、 レールの上を走るバスです。

まず第一に、踏み切りに、 遮断機や警報機という概念がありません。 歩行者が渡り終わるまで、 電車のほうが止まって待っているのです。 ですから、時刻表という概念もなさそうです。

第二に、切符という概念がありません。 1両編成で運転手しか乗務員がいないので、 まるでワンマンバスです。 電車に乗った時点で均一料金 ($1.25 ; 160円くらい) を運転手の目の前で支払います。 ところで、乗降口は列車中央部にあります。 乗降客がいる場合は、 運転手さんがわざわざ列車先頭の運転席から、 列車中央部の乗降口までゆっくり歩き、 そこにあるボタンを押してドアを開けてくれます。 どうして、そのボタンを運転席に設置しなかったか、 車両の設計者に一度聞いてみたいと思います。

フレンチマーケット近くの駅までは、 あっという間につきます。 おそらく1kmもないので、 歩いても行けるくらいの距離だったと思います。

フレンチマーケットは前日も来ているので、 だいたいどこに何があるかわかっています。 前日は見るだけという感じでしたが、 今回は気合いを入れて買い物をしました。

それにしても、異国情緒を台無しにするものも売っています。

夕食は、アメリカらしいものということで、 ステーキを食べに行くことになりました。 前菜のロブスターとカニとエビと生がきの盛り合わせが なかなか美味で、 すっかり満腹1歩手前まで行ってしまいました。 その後に出た馬鹿でかい肉塊と芋塊には、 予想通りとは言え度肝を抜かれました。


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