平成11年7月18日(日)、 酒の力で、ほとんど半日近く、 朝の10時に目覚ましのベルがなるまで寝てました。 今日の午前中の予定には、 時差調整という通常の観光旅行にはありえないスケジュールが記載されていました。 どうやら、前夜、寝られるまで飲みまくるため、 ダメージで起きられないという意味らしいです。
この日は、正午のウェルカムパーティで始まります。 宿泊しているホテルの巨大な1室に、 200名を軽く超えているのではないか?という 大人数が集められ、パーティは始まります。
席についたとたん、 ウエイターさんにビールはどうですか? と聞かれます。 前夜、あれほどしこたま飲んだというのに、 つい Yes と言ってしまいました。 すっかり迎え酒モードですが、うまいです。
迎え酒じゃなくて、昼食会パーティが終われば、 コンベンションセンターに移動です。 今回のツアーは、観光旅行ではなく仕事の出張です。 ニューオリンズにある Ernest N. Morial Convention Center (以下、EMCC) というコンベンションセンター(幕張メッセみたいなもの)が、 お仕事の場所になります。
宿泊しているホテルから、 EMCCまでは、 約20分間隔で運行しているという、 無料のシャトルバスに乗ります。
シャトルバスは、ニューオリンズ市内の主要ホテル付近など、 何個所かに停車して乗客を乗降させて、最終的にEMCCに向かいます。 期間限定の専用シャトルバスのため、市内にバス停が設置されているわけではありませんが、 係員の人が街角に立っており、バス乗り場であることを教えてくれます。
EMCCに行くときは、EMCCのばかでかい建物の脇で降りれば良いので、 特に問題はありません。 しかし、仕事を終えてシャトルバスで帰るときは、そうはいきません。 バス停もなければ、車内アナウンスもありません。 他の乗客の皆さんが、どうやって運転手に降りる場所を伝えているかが、 見ていて理解できないのです。
とりあえず、どこで降りたら良いかわかるように、 気合いを入れて地図を見ながらバスの車窓の景色を見ていました。 地図を見た努力も空しく、現在地がまったく理解できないうちに、 無事にホテル近くの交差点につきました。 たまたま、同じツアーで同じホテルに宿泊している日本人が乗り合わせていたので、 助かったという感じです。さぁ、明日はどうなることでしょう。
夕食は、ホテルの近くのイタ飯屋に行きました。 日本人の口にも合う味付けで良かったです。 特に、そうめんのように細いパスタが、 いけてました。
夕食後は、ミシシッピ川の方向に10分ほど歩いて、 ジャズの生演奏があるバーに行きます。 ジャズの生演奏のバーはホテル付近にいくらでもあるのに、 どうしてわざわざ10分も歩いて行ったかというと、 その店には、2階のバルコニーに客席があるからです。 バルコニーでミシシッピ川を見ながら、 酒を飲もうというのが狙いです。
しかし、思惑は見事に外れ、 中庭の片隅のテーブルに座ることになりました。 まだしばらくニューオリンズにいることですし、 そのうちミシシッピ川とご対面できるときが来ると信じて、 素直にその中庭で飲みました。