5月3日、いよいよラスベガスに行く日です。
飛行機の時間の関係で朝早いです。 5:45モーニングコール、6:30出発です。
朝早すぎてホテルのレストランが開いていないということで、 朝食はホテルが作った弁当が支給されました。 中身は、マフィン(???ベリーの入った甘めの蒸しパン)、 スティック状のシリアルの袋詰め、 妙にこってりしているブルーベリー入りヨーグルト、りんご1個です。 アメリカ人は、朝から果物を食べないと気が済まないらしいというのは知ってましたが、 だからって、りんご丸ごと1個ってのもなぁ....と思いながら、 食えるもんだけバスの車内で食べます。
本来、バスの車内は飲食禁止だそうですが、前日のヨセミテの昼食のお弁当といい、 今回のツアーは妙にバス車内で食べる機会が多いです。
空港に着いてからは、搭乗開始時間まで、お土産物屋さんなどを見て時間をつぶします。 出発時間は8時半です。その20分前の8時10分が搭乗開始予定時間です。 お土産物屋さんも見飽きたので、早めに搭乗ゲートに行ってみたのですが、 8時10分を過ぎても、まだ乗るべき飛行機が来ません。
「また飛行機が遅れるのか。今回は多いなぁ」と、 すっかりラスベガスで遊ぶ時間が多少減ることを覚悟したとき、 飛行機は来ました。そして、チャッチャと乗客を降り乗りさせると、 ほぼ定刻通りに折り返しフライトに出発しました。
# 東京駅の東北新幹線かい!
ラスベガスの空港は、飛行機を降りるとすぐ、 空港の建物に入った瞬間にいきなりスロットマシンがあります。 そして、その辺を両替のおねぇさんがうろうろしています。 ラスベガスは2度目なので知っていたのですが、最初に行ったときは驚きでした。 同じツアーのラスベガス初体験の皆さんも、やはり驚いていたようです。
空港からバスで宿泊するホテルを目指します。 バスで移動開始してすぐに、MGM GRAND という、 ラスベガスで一番多くのお客さんを泊めることができる、 巨大ホテルが目に入ります。
ラスベガスの中心には、ラスベガスブールヴァード (あるいは、ストリップ)と呼ばれる大通りが南北に走っています。 ラスベガスの巨大ホテルの多くは、この大通り沿いに建っています。
そんなわけですので、宿泊するホテルに行くまでに、 いくつかのホテルが見えます。 ニューヨーク・ニューヨークというホテルの前には、自由の女神がいます。
私たちが宿泊するのは、ニューヨーク・ニューヨークの隣の モンテカルロというホテルです。
広いカジノで簡単なスロットの遊び方の解説があり、あとは夕食まで自由時間です。 まず最初に、バイキング形式の昼食をとることにしました。 個々の料理の味付けは悪くないんですが、全体的におおざっぱです。 しかし、ひとり約$7.50(約900円)ですから、お買い得なんでしょう。
食後は、ブランドものを買いに買わなければならないなどと、 わけのわからないことを言う嫁に付き合って、 フォーラムショップスという、 ブランド品店が立ち並ぶ悪夢の商店街を目指します。
しかし、ラスベガスは広いです。 隣の隣のホテルの裏側にあるので、地図では近く見えるのですが、 北隣のベラジオというホテルまでTRAMという無料モノレールに乗り、 ベラジオホテル内の広大なカジノを横断して、さらに北隣のシーザース・パレスという ホテルに行き、さらにそのシーザース・パレスのカジノを横断してやっとで到着しました。 片道20分以上かかったと思います。
このように、ラスベガスのホテルには、必ずカジノがあります。 しかも、正面玄関付近の一等地の広大な面積をカジノが占有しています。 ホテルのフロントは、カジノの奥の方にこじんまりとあります。 どのホテルの同じような構造となってますので、ホテル内の移動の際には、 広大なカジノを横切ることになる場合が多いのです。
さて、やっとでついたフォーラムショップスですが、 天井に青空の装飾がしてあり、けっこうきれいでした。
既にゴールデンウイーク第一陣の日本人が買いあさった後なのでしょうか? どの店に行っても、下手すると日本よりも品揃えが悪いという感じです。 しかたなく、ジャストルッキングで、うろうろしていました。
フォーラムショップスを一通り歩き回ったあと、 来た道を戻ってモンテカルロホテルに戻ろうとしました。 しかし、ベラジオホテルからモンテカルロホテルまでのTRAMが、 強風のため運行を停止していました。 しょうがなく歩いたんですが、やっぱり遠いです。疲れました。
夕食までは、まだ時間があったのでカジノのスロットで勝負しました。 しかし、ぜんぜん当たりません。 油断していると、あっという間に$10単位でお金がなくなっていきます。
ぜんぜん儲からないまま、夕食時間になりました。
夕食は、エクスカリバーというホテルのディナーショーです。 ベラジオホテルとは反対側、南側の隣の隣のホテルですので、 歩いて移動します。
ラスベガスのディナーショーですから、 マジックショーかなんかを見ながら、 ワインとフランス料理を楽しむようなものを想像していました。 たぶん、北島三郎が演歌を歌ったりはしないと思います。
ディナーショーの入口には、多くの人がいます。たぶん、人気があるんでしょう。 会場時間になり、中に入ろうとしたら、妙な看板があります。 どうも、 「馬が目の前を走りまわるので、動物アレルギーの人はご注意ください」 と書いてあるようです。 私の心の中に、「ディナーショーなのに、なして馬?」という小さな疑問が湧き起こりました。 いま思えば、この疑問を感じた時点でキャンセルすれば良かったのです。
ショーは、中世ヨーロッパの雰囲気を出そうとしているらしいです。 馬に乗った王様の格好をしている人は、たしかに雰囲気が出ています。
観客にも中世ヨーロッパの雰囲気に浸かってもらおうというつもりらしく、 いろいろ前説があるのですが、英語なのでほとんどわかりません。 ノリについていけないまま、場を盛り上げるために、 食事中なのに手を挙げろだの拍手をしろだの言われて、落ち着いて食事ができません。
そしてもっと問題なのは、むしろその食事です。
私は、このホテルの名前を「エクスカリパー」に 変えることを提案します。
悪夢のディナーショーの約2時間も終わり、次は、バスでラスベガスナイトツアーです。 ラスベガスの中心街より西側にある高速道路を北上し、 ストラトスフィアタワーに向かいます。このタワーから、夜景を鑑賞するのです。
次に、光る天井のショーを見に行きます。 これは、日本でもテレビ番組などでよく紹介されているので有名ですが、 天井にたくさん電球をつけて、光らせていろいろな画像を映し出すというショーを 通りすがりの人に無料で見せてあげるというものです。
場所は、ラスベガスのダウンタウンです。ホテルの建ち並ぶストリップ通りの 北東の方角にあります。 ストリップ通りに観光客をすっかり奪われてしまい、 寂れかけている旧市街地の客引き村おこし企画という感じです。
1日に6回くらいやるそうですが、私たちが行ったのは、21時から7分間のショーです。 毎日、何百個のオーダーで切れる電球の交換を始め、アメリカの村おこしは、 かける手間も金も桁が違います。
ここでも写真を撮ったのですが、静止画像で見ても意味がわからないので載せません。
それからバスに戻り、ストリップ通りを南下してモンテカルロホテルに戻ります。 途中で、6年前に宿泊した、フラミンゴヒルトンホテルを懐かしく眺めます。
ホテルのカジノでは、ギャンブル中の飲み物は無料です。 ウエイトレスのおねえさんにお願いすれば、一人1杯¢50(約60円)のチップだけで いくらでも飲むことができます。 ラスベガスは、気温が高く湿度が低いです。 そんな中でたくさん歩いたので喉がカラカラです。 寝る前に、カジノでチップだけの安いビールを飲もうと思ったのですが、 失敗して(スロットが当たらないので)超高級ビール になってしまいました。
しかたなく、ホテル内のハイパーマーケットで買ったワインを部屋で飲みなおしました。 安くて美味しかったです。ぐっすん。(;_;)