番外編 「ワイン別送顛末記」


第5日目「ブルゴーニュワインの里観光」の昼食後に、 実家にワインを1ダース送った件の後日談です。
なお、本ページにおける為替レートは、1フラン=23円 でお送りします。

おぼつかない英語で、店のオヤジに日本へのワイン送付が可能であることを 確認するのがやっとの私には、 送付の方法をダメ押しで確認するほどの語学力はありませんでした。

急いでいなかったので、運送料金の安い船便にするつもりでした。 そして、「船便で日本に送れるのか?」と尋ねたつもりになっていたのです。

なんとか、伝票も書き終え、代わりに「La Carte des Vins」と書かれた紙を渡されました。 フランス語はわからないんですが、きっと「ワインの伝票」みたいな意味なんだろうと 思って受け取りました。そのときに、オヤジはひとこと言いました。

「だいたい2週間以内には着きますから(in English)」

ん、ん、ん!? ちょっとまて。

2週間ちゅうたら、船にしちゃぁ早いんちゃいますか、え、ダンナ!?

と思いながら、伝票をのぞき込みます。すると、そこには、衝撃の事実が.....

品名単価数量合価
Santenay 1er Cru "La Comme" 1994 86F(1,978円)12本 1032.00F(23,736円)
Frais de Port (たぶん日本までの送料) 1447.20F(33,286円)
合計 2479.20F(57,022円)

ちょっと待て!
ワイン本体より、輸送費の方が高いっちゅうのは、どういうことやねん!?

しかし、いまさら船便にしてくれとかいうほどの語学力もないし、 まぁ、良い勉強になった授業料として、渋々あきらめることとしました。


日本に戻って、こんな件があったことも忘れつつあったある日、 実家から電話がありました。

「成田のなんとかって会社から、通関手続きがどうのっていう連絡があったんだけど...」

ん? おかしいな。ちゃんと実家までの送料は払ってあるはずだし、 どういうことなんだろう? と思いつつも、その連絡のあった会社にコンタクトをとってみました。

(うっとおしいので、中略)

てなわけで、その成田にある会社に、通関手数料、実家までの国内運送料、関税の立替金、 その他よくわからない手数料や倉庫の保管料などを支払うことになりました。

品名単価数量合価
Santenay 1er Cru "La Comme" 1994 86F(1,978円)12本 1032.00F(23,736円)
Frais de Port (たぶん日本までの送料) 1447.20F(33,286円)
成田の倉庫会社に払った国内費用 27,314円
合計 84,336円

ちょっと待て!
1本7000円超えとるやん!


さらに、後日談です。

実家に行く機会があったので、1本ちょっと味見させてもらいました。 マジに美味かったっす。いや、ほんと。負け惜しみじゃないって。(^^;


教訓

外国で別送でお土産を買う場合には、 以上
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