第4日目 「ディジョン観光」


10月11日(日)です。

今日は、朝9時にリヨンを出発し、バスでディジョンに行きます。 前日の早朝の慌ただしさと比べると、ゆっくりで非常に楽です。

ホテルの朝食は、なかなかいいです。ボルドーのホテルとはエライ差があります。 アメリカンスタイルとでもいうのでしょうか。 ちゃんとスクランブルエッグ、ベーコンがあります。

なんでも、以前、橋本首相(当時)も宿泊したことがあるホテルだそうです。

ディジョンまでは、バスで高速道路を走って約2時間かかります。 ということで、途中、高速道路のサービスエリア風の場所で休憩タイムをとります。

フランスのサービスエリアには、ガソリンスタンド、売店、レストラン等が それぞれ独立した建物でエリア内に立っています。 ガソリンスタンド以外の他の施設(レストラン、売店、休憩所、トイレなど)が 全て横並びの一体の建物になっている日本のSA(サービスエリア)とは、 かなり雰囲気が違います。

トイレは、売店の建物の中にありますので、 このサービスエリアでの休憩時間は、 売店の建物の中でトイレに行ったり、ショッピングをしたりします。

売店ですが、日本のコンビニのような雰囲気の店でした。 「車内ではそんなものは要らんだろ!」というようなものも、 幅広く取り扱っていました。 なかでも驚いたのは、高速道路の途中だというのに、 日本と違って酒の品揃えが充実していることです。(日本のSAには酒はない) 思わず、赤ワインのハーフボトルをGETしてしまいました。

そんな休憩時間も終わり、再び、バスでディジョンを目指します。 サービスエリアで買ったワインの試飲を さっそくはじめる同じツアー客(私ではない)を除けば、 特筆すべきこともなく、11時過ぎには、あっさりディジョンに到着します。

# さすが酒飲みツアー。客層が.....
# 思わず私の口から出たセリフ。 「俺以下じゃん」

ディジョンでは、まずホテルにスーツケースを置きに行きます。 どうも、ホテルが日増しに立派になっていくようで、 前日よりもさらに良い感じのホテルです。 まだ昼前なので、実際に宿泊する部屋まで入ったわけではありませんが、 外観、ロビーの雰囲気、中庭の雰囲気などから、 ディジョンの街の中心部に位置する、かなりの高級ホテルという印象を受けます。

それから、昼食をとるレストランに行きます。 レストランは、非常に雰囲気が良い建物です。 なのになぜか、地下牢の跡地なのか知らないけど、 趣味の悪い装飾品が飾られている部屋に案内されます。

気を取り直して食事です。 このレストランでは、名物のエスカルゴ料理が出てくるとのことでしたが、 ぱっと見ではあまりエスカルゴ料理に見えません。 よく見ると、マッシュルームといっしょに パイ生地みたいなのにエスカルゴがくるまれています。 それにクリームソースがかかっていて、 自分の中のエスカルゴ料理とはかなりイメージ違ったけど、結構美味でした。

食事の後は、冷たい雨の中、徒歩でディジョン市内を観光です。 とりあえず、美術館に行きました。

ディジョンの中心には、リバティ通りという道があります。 リバティ通りには、旗がたくさん掲げられているので、一目瞭然です。 もしも自由行動時間に迷っても、この旗のある通りが目印になります。

妙にタフなガイドさんに案内され、色々なところに連れていってもらえます。 街中にふくろう(!?)の像があります。

寒いし、歩きつかれたし、もう帰してくれぇ... と思いながら、 妙にタフなガイドさんにさらに教会の中にも案内されます。 とりあえず、ステンドグラスがきれいで良かったです。

ようやく、徒歩による市内観光も終わり、 相変わらず冷たい雨が降る中、ホテルへと戻ります。 遊園地でもなんでもない普通の街中に、 当たり前のようにメリーゴーランドがあります。

夕食の前に、ホテルに戻り、荷物を置いて一休みします。

ホテルの部屋は、他のツアー客には言えなかったんですが、 メンバー中唯一の新婚ということで、妙に広くていい部屋が割り当ててもらえました。 HOTEL SOFITEL DIJON LA CLOCHE (ホテル・ソフィテル・ディジョン・ラ・クロッシュ)は、良いホテルです。(^^)

夕食は、当初行く予定のレストランから、急遽予定が変わって 一つ星レストランに変更(昇格)になってしまいました。 とにかく、食べ物はうまいし、ワインはうまいし、言うことなしです。 メニューは、以下の通りです。

  なんだかよくわからない前菜
  手長海老とマッシュルームと野菜のゼリー寄せ
  鶏肉
  デザート
  ちゃんと温かいコーヒー
ワインは、白と赤をそれぞれ飲んだのですが、両方ともうまいです。 もともとワインは、上品すぎるというか、繊細すぎるというか、 個人的には「酒」としての力強さをあまり感じないことが多いのですが、 これは本当に本物の「酒」であると感じました。(特に赤は絶品でした)


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