翌朝、まだまだ真っ暗な午前３時くらいに目が覚めます。 日本時間では昼の１２時くらいです。 徹夜して朝に寝ても、昼には目が覚めるので 、まぁ、それと同じ感じです。 日本に戻ってからの時差ぼけが怖いので、 あえて寝なおしたりせず、ずっと起きていることにします。
以前から思っていたのですが、 西に移動するよりも東に移動するほうが時差ボケがきつい気がします。 自分の経験で言うと、アメリカ旅行では、旅行中ずっと時差ボケできついですが、 帰国するとすぐになおる気がします。 ヨーロッパでは、旅行中はそこそこ普通に寝られるので 時差ボケという感じは少ないですが、 代わりに帰国してから時差ボケで体のリズムがむちゃくちゃになります。
後日、今回のツアーの添乗員さんに聞いたら、 添乗員さんも東に移動するほうがきついと言っていました。 こういう人は多いのかもしれません。
パックツアーではバス移動が多いので、 ３０分〜１時間くらいの軽い居眠りは頻繁にとれます。 ですから、夜にまとめて寝なくても、なんとかなるはずです。 のんびり携帯ゲームでもしながら、朝食時間になるのを待ちます。
ということで、改めまして、８月３日（火）になりました。 ツアー２日目、実質的な観光初日のはじまりです。
マドリッドのホテルの朝食は、妙においしいです。 見た目的には、普通の欧米のホテルの朝食で、 生ハムの種類が豊富だなぁという以外、 特別な特徴はないのですが、なぜかとてもおいしかったです。
さて、朝食が終わったら、いよいよ観光に出発です。
本日のスケジュールですが、 午前中はマドリッド市内観光、昼食後はフリータイム、夜は同じホテルに連泊です。 午後のフリータイムは、オプショナルツアーで半日トレド観光を申し込みました。 同じツアーに参加している大半の方々も申し込んでいて、かなり人気のようです。
マドリッド市内観光の目玉は、プラド美術館見学です。 美術館は詳しくない私も、名前だけは聞いたことがある気がします。
好きな人には良いのでしょうが、子どもと私にはちょっと退屈です。 最初に、主要なポイントをツアーのみんなと一緒に案内してもらいます。 その後、ちょっとした自由時間があって、 各自が特に好きなものを見に行ったり、 お土産物を物色したりということになるのですが、 私は子どもと２人でカフェテリアでジュースを飲んで過ごしました。
美術館の次は、スペイン広場を見に行ったり、王宮を見に行ったりします。
さて、スペインの食事といえば、「パエリア」を連想される方も多いと思いますが 、観光初日の昼食から、さっそくパエリアです。 レストランに入ると、３つの大きなフライパンが出てきます。 それぞれ、別の具のパエリアが大量に盛られています。 それを取り分けてもらっていただきます。
そうそう、スペインの食事といえば、日本とは時間帯がちょっと違うようです。
朝食は７時とか８時とか日本とあまり変わらないようですが、 昼食は１時とか２時とかちょっと遅めで、 夕食も８時とか９時とか遅めです。 夜の９時と言えば、日本では小さな子には「そろそろ寝なさい」という時刻ですが、 スペインでは、小さい子どもを連れて外食に行く時刻としておかしくないようです。 ９時から食べ始めれば、終わるのは夜の１０時過ぎになりますが、 そのくらいの遅い時間に子連れで外食から帰宅するのは、普通のことのようです。
今回のツアーでは、郷に入れば郷に従えではなく、 できるだけ日本人の食事サイクルに近づけようと配慮してもらっているようです。 それでも昼食が終わったのが２時くらいでした。
さて、食事が終われば、半日トレド観光に出発です。 マドリッドからは、途中の休憩時間込みで、バスで片道２時間くらいの距離です。
トレドに着いたら、最初に旧市街全体を見渡せる高台に向かいます。
それから、徒歩で旧市街を散策します。 夏の日差しの下を１時間半以上歩くので、 かなりきついと思っていたのですが、意外に大丈夫です。 われわれのツアーが始まる前のスペインは、 ４０度くらいの猛暑の日も多かったらしいですが、 われわれのツアーの最中は、３５度を超える日はほとんどなかったようです。
また、東京と違って湿度が低いので、 日なたと日かげの体感温度の差が大きいです。 日かげに入るとウソのように涼しいです。 ですから、市内散策では、みんな日かげを探して歩いています。
市内散策が終わると、バスで少し移動したところにある、 名物のなんとか細工の店を経由して、ホテルに戻ります。
けっこう歩いたので疲れましたが、バスでホテルに戻ってから、 それほどゆっくりする時間はありません。すぐに夕食に出発です。
夕食は、ピンチョスです。 知らなかったのですが、小さなトーストの上に、 いろいろな具が乗っているおつまみ的な料理で、 いろいろな味が楽しめて美味しかったです。
