8月16日(土)になりました。2日目も朝から雨です。 就寝時刻が遅かったためか、時差ボケという感じでもなく、 きっちり朝まで寝て目覚めました。
初日の移動がきつかったためか、 2日目は、楽々スケジュールになっています。 9時半にホテルを出発し、午前中にリブリャーナ市街を観光し、 その後、ブレッド湖にバスで移動して昼食をとるという予定です。 昼食から夕食までは、自由時間です。
ホテルでゆっくり朝食をとり、その後、 ホテルから地下道でつながっているスーパーを物色します。 ねんのために、日本から折り畳み傘を2つ持ってきたのですが、 そこそこ強い雨が降るようだと足りません。 そこで、スーパーに、子ども用の雨具を探しに行きました。 しかし、子ども用の雨具になりそうなものは、ありません。 しょうがないので、代わりにワインを買って帰りました。 (なんの代わりだ!?)
ちなみに、スロベニアの通貨はユーロです。 日本で予め両替してきたユーロで支払います。 (1日目に書き忘れましたが、オーストリアもユーロです)
さて、何はともあれ、リブリャーナ市街観光に出発です。
市の中心部にある公園付近でバスを降り、あとは歩いて観光です。 雨は、降ったりやんだりという感じで、それほど強くはありません。 2つの折り畳み傘を開いたり、閉じたりしながらの観光です。 なお、特筆すべきは、気温です。 こちらに来る直前の日本では、半袖でも暑いという猛暑でしたが、 こちらでは、天気が悪いせいか、半袖では寒いです。 長袖シャツに上着も着てちょうどいい感じです。
最初に、きれいに花が飾られた橋を歩いて渡ります。
きれいな建物が並ぶ街中を歩いて、市庁舎に行きます。 その後、丘の上のリブリャーナ城に行きます。 以前は、丘の上まで歩いたそうですが、 今はケーブルカーがあって、楽に登れます。
丘の上のリブリャーナ城からの景色は、 天候的には雨まじりでイマイチ感は否めませんが、 それでもなかなか良かったです。
赤い屋根が多くて、川や橋も見えて、なんとなく ドイツのハイデルベルグ城からの景色 に近いものを感じます。
さて、リブリャーナ城では、少し自由時間があったのですが、
雨がそれなりに降っていて、雨宿りしているうちに、終わってしまいました。
再び、下りのエレベーターケーブルカーに乗って、
街に下ります。
さっき上から見た市場の辺りを通り過ぎて、竜がいる橋に行きます。
その後、再び市場に戻ります。 巨大な売りもののピーマンを見かけて、喜んで写真を撮ったのですが、 残念ながら、比較対象物が不十分で、イマイチ大きさが伝わりません。
それから、教会を見学したり、名所である三本橋を観光したりしました。 三本橋とは、その名の通り、橋が三本横並び(並行)にかかっている 場所です。
てな感じで、小雨まじりのリブリャーナ市街観光は終了です。 次は、バスに乗って、ブレッド湖に向けて出発です。
ブレッド湖に向かう高速道路は、 途中で大渋滞しています。 地図で見ると、リブリャーナから北上し、 左(北西)のブレッド湖方面と、 右(ほぼ真北)のクラーゲンフルート方面と 分岐するあたりで渋滞しているようです。 初日のクラーゲンフルートから、5日目のドブロブニクまで、 基本的にはバスで南下する工程になっていますが、 2日目だけ、逆に北上しているようです。 普通に考えれば、初日はクラーゲンフルートから、 リブリャーナよりも遥かに近いブレッド湖に泊まり、 2日目以降に南下してリブリャーナに行くほうが素直です。 3日目は、リブリャーナよりさらに南西(地図では左下)の方に 行く予定になっていますので、 この分岐から、リブリャーナまで、1往復余計に走ることになります。 |
アバウトな周辺地図 |
どうして、一見無駄に思えるスケジュールになっているのかと言えば、 ブレッド湖畔にある、ヴィラ・ブレッドという名前のホテルで ディナーをするためだったそうです。 ヴィラ・ブレッドは、今でこそホテルになっていますが、 旧ユーゴ時代にはチトー大統領の別荘として建てられたそうで、 当時は迎賓館的に使われていたそうです。 その豪華ディナーを味わうために、わざわざこのようなスケジュールに なったそうです。
ところが、夕食は結婚式の予約があってNGとのことで、 同じメニューで昼食ということになりました。 「だったら、最初からそういうスケジュールにすれば…」 というようなことは、思っていても口にしないのが、 大人の粋というものです。 同じメニューが食べられるので、素直に、良しとします。
途中で大渋滞のせいで、一時はどうなることかと思いましたが、 早めの移動が功を奏して、ヴィラ・ブレッドには、 ほぼ予定通りの時刻に到着です。
さて、食事ですが、普通に美味しいです。 食べなれないので、普通に美味しいのか、 ものすごく美味しいのか、死ぬほど美味しいのか 区別がつきませんが、とにかく普通に美味しいです。 見た目的にも、特別に豪華という感じではなくて、 普通に上品です。品数は、サラダ、スープ、メイン、デザートで、 満漢全席みたいに、食べきれないほど大量に出てくるわけでもありません。
食事をしているうちに、外の天気が良くなって、晴れてきたようです。 ブレッド湖は、非常に景色が良いところです。 食事も終わり、写真でも撮ろうかと思ったタイミングで晴れてくるとは、 まさに奇跡的です。これも、私の普段の行いの賜物でしょう。(違うか?)
ヴィラ・ブレッドは、丘の上に建っているのですが、 外に出てみると、木々の合間から、湖に浮かぶ島と教会が見えます。
次に、ヴィラ・ブレッドの敷地を出て、 丘を下って行くと、近くには孤島の聖マリア教会に向かうボート乗場があり、 対岸の丘(崖)の上には、ブレッド城が見えます。
晴れているとは言え、気温は低めです。 やっぱり長袖シャツでちょうどいい感じです。 なのに、ときどきブレッド湖では泳いでいる人もいます。
昼食のあとは、ホテルにチェックインして、夕食まで自由時間です。 宿泊するホテルは、ヴィラ・ブレッドの反対岸で、 商店などがある中心街に歩いて行ける場所です。 ブレッド湖畔を散策したり、買物したり、 ホテルに戻って昼寝したりしてすごします。 のんびりした午後のひと時のおかげで、 初日の移動の疲れも取れてきたように思います。
さて2日目は、かなりのゆったりまったり系でしたが、 翌日からは、普通のテキパキ観光モードになります。