初日の平成20年5月3日(土)は、 早朝の羽田空港からスタートです。
さすがにゴールデンウイーク後半初日だけあって、 飛行機の予約がなかなか取れません。 やっとで取れたのが、羽田発7時25分の徳島行きです。 ということで、のんびり骨休み旅行のはずが、 早朝出発の強行軍旅行になってしまいました。
飛行機は予定通り、8時40分頃に徳島空港に到着しました。 今回は、久しぶりに、預けた荷物が ターンテーブルに出てくるのを待つ必要がありません。 到着してすぐに外に出られます。
子どもが赤ちゃんの頃は、ベビーカーを預けることになりますし、 ベビーカーが要らなくなっても、いろいろ手がかかるので、 荷物は一人で運べるようにしたほうが都合が良いです。 そうすると、国内旅行でもヨーロッパ10日間のような スーツケースになることがしばしばでした。(3人で1個ですけど) 最近は、さすがにそこまで手がかからないというか、 キャスター付きの旅行カバンなら運搬の戦力にもなるので、 今回は、機内持ち込み可能サイズのカバン2個にまとめてみました。
早朝のせいか、レンタカーの手続きを待つ人も多くなく、 手続きもすぐに終わました。 予想よりかなり早く、9時くらいに空港を出発できました。
初日の予定ですが、夕方に渦潮遊覧観光船を予約してある以外は、 特に決まっていません。 とりあえず、夕方まで時間もたっぷりあるので、 淡路島のイングランドの丘を目指します。
高速に乗って、大鳴門橋で鳴門海峡を渡ると、淡路島です。 徳島に着いたと思ったばかりなのに、もう兵庫県に 来てしまいました。 イングランドの丘は、「南あわじ市」にあります。 名前の通り、淡路島の南側です。
開園時間が何時なのかわかりませんが、 10時前に到着したときには、 すでに駐車場には多くの車があります。 さすがにゴールデンウイークで天気も良いと、 こういうアウトドア系の場所は人気のようです。
園内は広くて色々なものがありますが、 とりあえずコアラが名物のようなので、コアラを見に行きます。
コアラ以外にも、いろいろな動物がいます。 動物園という感じではないですが、 身近で見られるという意味では、 動物園よりも面白いかもしれません。
イングランドの丘は、グリーンヒルエリアとイングランドエリアの 大きく二つに分かれていて、ちょっと離れています。 最初に入場して、コアラやカメを見たのがグリーンヒルエリアです。 イングランドエリアまでは、 歩いて行ける距離なので、歩いていく人も多いですが、 無料のシャトルバスがあるので、せっかくだから乗ってみます。
イングランドエリアに来たものの、広くてよくわかりません。 エリア内を周遊する乗物を見つけたので、とりあえず乗って、 園内の様子を観察することにしました。 軽い時間つぶしくらいの気持ちで来たのですが、 けっこういろいろなものがあって、 1日楽しめそうな場所です。 関東で言えば、マザー牧場とドイツ村を足して2で割って、 コアラなどを足した感じです。
動物ふれあい広場では、羊やヤギに餌をあげられるというので、 さっそく餌付け写真撮影に挑戦です。
餌付けも終わり、昼食を食べたら、 本日のメイン「渦潮」を目指して、イングランドの丘を出発します。
観光船に乗る前に、鳴門公園から大鳴門橋などを見に行きます。 しかし、鳴門公園の駐車場は満車で入れません。 どうやら、少し離れた場所の駐車場に止めるように案内しているようです。 案内されて駐車したのは、あとで夕方に遊覧船に乗る観光港の駐車場です。 鳴門公園までは、無料シャトルバスで往復できるそうなので、 逆にちょうど良かったかもしれません。
無料シャトルバスは、途中何箇所か止まりながら進みます。 好きなバス停で乗り降りして良いようです。 千畳敷展望台というバス停で降りてみます。
近くには、渦の道の入口があるので行ってみます。 渦の道とは、大鳴門橋の車道の下を通って、 渦潮が見える辺りまで歩いて行ける歩道です。 歩道の長さは450mあって、ところどころ下が見えるように、 床がガラス張りになっています。
さて、そもそも渦潮がなぜ出来るのかですが、 鳴門海峡の潮流が激しいからです。 要するに、狭い鳴門海峡に、 潮の満ち引きの影響で多量の海水が流れるので、 流れが速くなるのです。 そしてその流れの速さが、場所によって差があるので、 その差のせいで渦になるそうです。
ですから、渦潮が見られる時間は、潮の満ち引きの時間に 関係があります。毎日時間は変わりますので、 確実に見たければ、事前にちゃんと調べていく必要があります。 この日は、夕方の4時過ぎくらいがピークなので、 渦の道の展望台まで行っても、まったく渦潮は見えません。 最初からわかっていたとは言え、ちょっと残念です。
次は、エスカヒル鳴門に行きます。 名前の通り、エスカレーターで丘を登って、展望する場所です。
さすがに、高台から見る景色は良いです。
のんびり景色を見たり、御土産物を見ているうちに、 徐々に渦潮遊覧観光船の予約時間が近づいてきます。 シャトルバスに乗って、観光船乗場に向かいます。
予約した船は、正確に言うと「水中観潮船アクアエディ」と言います。 水中展望室があり、渦潮を海中からも見られるのが特徴です。 高速小型船でそんなに大人数は乗れないので、完全事前予約制になっています。
水中展望室は座席指定になっていて、最初は、指定席に座ります。 目の前をくらげが漂っていたのですが、高速船が出航したとたん、 くらげが横のほうに飛んで行ったように見えました。
海中の渦潮はわかりにくかったので、看板から渦潮を見ることにしました。
渦潮は、大きいもので直径20mくらいあるそうで、 だいたいこの高速小型船と同じくらいだと言っていました。 素人考えでは、渦に巻き込まれたら沈没するのでは?という気がするのですが、 渦潮がたくさんあるすぐ横を船は進んでおり、 危ないから避けながら進んでいるというよりは、 多少ぶつかっても大丈夫と思っているように見えます。 (実際はどうなのかわかりませんが)
わずか25分間の船旅は、あっという間に終わりました。 期待以上に面白くて、子どもも大満足でした。
この日の宿泊は、鳴門公園からも近いホテルです。 ゴールデンウイークで混雑していましたが、 温泉もあり、ゆっくり出来ました。