2日目後編は、平成19年12月31日(月)の昼近くに、 台南市内に車が着いたところからスタートします。 この日の予定は、あとは台南市内観光のみです。 今回のツアーの中で、最も楽な1日になるはずです。
風邪が悪化しているのか、朝飲んだ風邪薬の効果が切れているのか わかりませんが、車の中に座っていると寒気がします。 車外のほうが寒いのですが、歩いたり、階段の上り下りをしたりと 運動になるので、むしろ身体が温まるようです。 台南に着く頃には、七重の塔を歩いて温まった身体もすっかり冷え切り、 早く車から降りて歩きたいという気持ちになります。
台南市街についてから、昼食の前に1箇所観光をすることになりました。 行き先は、延平郡王祠(えんぺいぐんおうし)です。 どういう場所かは、ガイドさんに丁寧に説明してもらったのですが、 なにしろ寒くてガタガタ震えていたので、頭に何も残っていません。 改めてネットで調べてみると、 台湾の英雄である「鄭成功(てい せいこう)」さんの 功績をたたえて造られた廟だそうです。 なるほど、そういえば、そういう説明を聞いたような気も....
「鄭成功(てい せいこう)」さんは、 お母さんが日本人で、ご自身も長崎県平戸の生まれだそうで、 日本にも縁がある方です。
中に入ってみると、赤い建物があります。
次は、いよいよ昼食です。 昼食は、台南担仔麺で有名な、度小月という店の本店です。 「台南担仔麺で有名な」と書きましたが、いまネットで調べました。 少なくても私にとっては有名でもなんでもなく、 「坦々麺」かと思い込んでいたくらいです。
本店とは言っても、薄暗くて小さな店です。 店の奥まで入っていないので、実はすごく広かったという 落ちがあるかもしれませんが、私の見た目には小さな店です。 そして、店の出入り口付近に厨房があります。
店の出入り口近くの、 コース料理的なものを注文してもらっているらしく、 単に担仔麺だけではなくて、いろいろ出てきます。 おつまみ系の料理をつついているうちに、 肉味噌かけご飯が出てきて、 担仔麺が出てきて、 さらに続々とおつまみ系の料理が追加で出てくるという感じです。 若干、得体の知れないものもありましたが、 基本的にはみんな美味しく、 ビールに合いそうなものが多かったです。 そうとは知らなかったので、寒いし頼まなかったのですが、 頼めばよかったと若干後悔しました。
腹もふくれて、身体も温まったところで、午後の観光に出発です。 午後の最初の行き先は、赤嵌楼(せっかんろう)です。 赤嵌楼は、昔、オランダが台湾南部を占領していたときに 建てた城だそうです。 (すみません、ガイドさんの説明を覚えていなくて、ネットで調べました)
赤嵌楼(せっかんろう)の見学を終えると、 次に向かったのは、安平古堡(あんぺいこほ)です。 こちらは、オランダ領時代の要塞(砦)です。 赤嵌楼と安平古堡は、両方ともオランダ領時代に オランダが造ったようですが、だから似ているような 印象があるのでしょうか? 私の記憶の中では、この両者の区別が出来ていません。 これも風邪(風邪薬)のせいなのでしょうか???
安平古堡の見学を終えて、車に戻ろうとすると、 ちょっとした縁日のように露店が並んでいます。 その中で、日本では一度も見たことがない露店(?)を発見しました。
さて、まだ昼食を食べたばかりという気がしますが、 いよいよこの日最後の観光地に向かいます。 行き先は、億載金城(おくさいきんじょう)です。 億載金城は、こんな形をした要塞です。
億載金城は、観光客が気軽に歩いて一周できる程度の広さです。 実際に歩いてみると、ところどころに大砲があります。 中でも、一番大きいのがこれです。
初日に前倒しで高雄観光をしたせいでしょうか、 まだ3時前なのに、この日に予定していた観光は終わってしまいました。 そこで、さっさとホテルに行くことになりました。 ホテルの隣には、三越デパートがあるので、 観光が早く終わることはみんな大歓迎です。
デパートは、店員に日本語が通じないのと、 食料品売場に香菜のにおいが漂っているのを除けば、 やっぱり日本のデパートと違和感はありません。 夕食後の晩酌向けに、三越の食料品売場と 向かいのセブンイレブンをハシゴして買い出しします。 セブンイレブンも、日本に比べてちょっと狭くて、 やや品数が少なくて、そして香菜のにおいがします。 おにぎりとか、普通に日本っぽいものも売っています。
ホテル内のレストランで夕食にして、 その後、大晦日らしく紅白歌合戦を見ながら、部屋で飲み直します。 ちゃんとNHKの紅白は、リアルタイムで見られました。 が、酒のせいか、風邪薬のせいか、途中で寝てしまいました。 まぁ、紅白にそんなにこだわりがあるわけじゃないので、 別にかまいませんけど。
以上で2日目後編の「台南市内観光」を終わります。