3日目の平成19年8月23日(木)は、 佐賀県を経由して長崎に向かうお話です。
冒頭に書いた通り、 今回の九州北部旅行は、 長崎に行ったことがないので長崎に行くために選んだようなものです。 単に長崎に着けばよいのであれば、 前日の吉野ヶ里から福岡に向かうときの逆で、 九州自動車道を南下して、鳥栖JCTの「十字路」を「右折」して、 長崎自動車道を西に向かうだけという単純なルートです。
しかし、せっかく来たんだから、 行ったことがないところも立ち寄ってみたいです。 ということで、福岡から高速道路を南下するのではなく、 西に向かうことにしました。 中州のホテルを出発して、 しばらくは福岡の都市高速を西に進みます。 途中で、こんなものも見えます。
都市高速の終点を過ぎても、さらに国道を西に進みます。 さて言い忘れましたが、最初の目的地は、唐津です。 唐津といえば、いろいろあるとは思いますが、 やっぱり唐津城を見に行くべきな気がします。 唐津城近くの駐車場から、唐津城を見上げます。
唐津城は、上の写真の通り、丘(小山?)の上に建っています。 天守閣前まで階段で上るのが大変な場合には、 舞鶴公園エレベータで上ることも出来ます。 斜面を斜め上に進むので、 エレベータというよりケーブルカーという気もします。
エレベータで行けるのは、丘の上までです。 天守閣の上には見晴らしの良さそうな場所がありますが、 そこに行くには歩いて階段を上る必要があります。 せっかく来たのだから、上ることにしました。
ここの天守閣は、復元された模擬天守だそうで、 中はちょっとした博物館も兼ねていて、 かなり頑丈に作られている感じです。
さて、その一番上からの景色はこんな感じです。
唐津城からの景色も堪能しましたし、 次の目的地を目指します。 次は、イカが美味しいので有名な「呼子(よぶこ)」という場所があるので、 そこでイカで昼ご飯を食べることにしました。
唐津城があるあたりの西側には、 九州の北のほうに突き出た東松浦半島があります。 呼子は、この半島の北の先端にあります。 唐津からは、半島内の山道を北西のほうに進みます。
呼子には、呼子大橋という大きな橋があって、 この橋を渡ると加部島に渡ることが出来ます。 呼子付近に到着したのは、昼ご飯にはまだ少し早い時間でしたので、 昼飯前に少し観光することにしました。 加部島には、風のみえる丘という場所があって、 どうも景色が良さそうなので行ってみました。
さて、景色を見ているうちに、 お腹も空いてきましたので、 いよいよイカを食べに行くことにしました。 さすがに名物なので、ちょっと車で走ると、 たくさんのイカを売りにしたお食事処の看板が目に入ります。 適当に良さそうに感じた店に入りました。
念願の呼子のイカを食べ終えたら、いよいよ長崎に向かって 進路を南に変えます。
長崎自動車道までは、ひたすら一般道を走ります。 山道のカーブや交差点などがたくさんあり、 途中どっち向きに走っているのかよくわからなくなりますが、 とにかくカーナビと標識を信じて走ります。
途中で伊万里付近を通ります。 伊万里と言えば、伊万里焼が有名ですが、 こんなものもあります。
せっかくなので、伊万里焼の店にもちょっと立ち寄りました。 「液だれしない醤油さし」の実物を見て、 感動して買ってしまいました。
あんまり長居をしていると遅くなるので、さらに南に進みます。 8年前に来た有田付近を 通過すると、西九州自動車道があります。 西九州自動車道を東に、少し佐賀方面に戻ると、 長崎自動車道のジャンクションがあります。 あとは、長崎までは一直線です。
長崎自動車道から、ながさき出島道路に乗り換えます。 ほとんどトンネルのながさき出島道路を抜けると、 すでに長崎市街地です。 ここから、この日宿泊するホテルがある、 大浦天主堂方面に進みます。
宿泊するホテルから、大浦天主堂やグラバー園には、 歩いて行ける距離です。 夕食にはまだ早いので、歩いて観光してみることにしました。
途中のお土産物屋さんを物色しながら、 ゆっくりと坂を上ると、大浦天主堂が見えてきます。
大浦天主堂の裏手には、そのままグラバー園に通じている通路があります。 グラバー園の見学順路は、階段やエスカレーターで最上部まで進み、 順番に見ながら歩いて降りてくるようになっています。 エスカレーターでずいぶん楽をしているはずにも関わらず、 最上部についたときには、もうヘトヘトという感じでした。
あとで知ったのですが、「グラバースカイロード」というのも あったんですね。そっちのほうが、楽だったのかな???
とはいえ、苦労に見合うくらいに、建物や景色はすばらしいものでした。
グラバー園を一通り見たら、坂道沿いの お土産物屋を物色しながらホテルに戻ります。 それから、夕食とお土産の買出しを兼ねて、 長崎駅まで行ってみることにしました。 名物のカステラにも、いろいろな種類があって目移りします。 夕食が終わったら、あとはホテルに帰って寝るだけです。 その他の長崎市内観光は、翌日のお楽しみです。
以上で3日目の「佐賀経由で長崎へ」を終わります。