4日目 小樽から札幌へ


4日目、8月18日(木)になりました。

今日の予定は、小樽のホテルを出発し、適当に観光をしながら、 札幌のホテルに宿泊するというものです。 移動距離は短いので、ゆっくりのんびり観光をする日です。

本日最初の目的地は、前日に行こうかと思って急遽取り止めにした、 天狗山ロープウェイです。

天狗山は、冬はスキー場、夏は展望台などで楽しめる場所のようです。 さっそくロープウェイに乗って、展望台に向かいました。

今回の旅は、朝が天気悪くて、昼から夕方にかけて天気が良い日が 多いようです。 ただし、前日は、天気は良かったのですが、 天狗山のほうがガスがかかっているように見えました。 単に時間の関係だけではなくて、そういった事情もあって、 あえて翌朝まわしにしてみました。

さて、期待の天狗山展望台からの景色はこんな感じです。

他にもリス公園とかもあったのですが、 リスの数が少ない上に、 満腹らしくて餌付けに見向きもしないという状況です。 たぶん、鎌倉町田リス園 にいるタイワンリスと違って、 シマリスは上品なんでしょう。

てな感じで、北海道ロープウェイシリーズ第三弾は終了です。

次はいよいよ札幌に向かいます。 小樽から高速道路に乗り、東に向かうと、 すぐに札幌市内に入ります。 さすがに近いと早いなぁとか思いながら高速道路を降りると、 やはり大都会札幌です。道路は広いですが、それ以上に車が多く、 信号も多く、なかなか前に進みません。 首都圏の感覚だと、このくらいが普通で、 前日までが速すぎたとも言えるのですけど。

そんなこんなで、札幌では、最初に藻岩山(もいわやま)に向かいます。 立て続けに、北海道ロープウェイシリーズ第四弾です。

山麓駅から中頂駅までロープウェイに乗り、 そこから無料シャトルバスに乗り換えて、 山頂展望台に行きます。 本当は、中頂駅から山頂展望台まではリフトがあるのですが、 お休みなのでシャトルバスで代行しているようです。

山頂展望台から見る札幌の街は、こんな感じです。

山頂展望台には、大きな売店やレストランもあり、 団体客もそれなりにいて、にぎわっています。 ここのラーメン屋で早めの昼食を済ませて、 次の目的地に向かうことにしました。

次に目指したのは、羊ヶ丘展望台です。 札幌に来るのは、これで4度目なのですが、 羊ヶ丘展望台に行くのは、今回が初めてです。 有名な観光地なので、いちおう見ておくことにしました。

羊ヶ丘展望台には、車で敷地内に入場する時点で、 入場料を支払います。しばらく、車で走ってから、 展望台付近にある駐車場に車を停めて見物することになります。

展望台があるくらいなので、 小山に近い「丘」なのかと思っていたのですが、 想像していたよりも、はるかに「水平」に近い斜面だったのが、 かえって印象的でした。

かなり水平に近い丘でしたが、 まっ平らだから、遠くまで景色が見えるという意味では、 「展望台」としての機能は果たしており、 展望台という呼称は許せる範囲内でした。

一方、「羊ヶ丘っていうくらいだから、必要なものがあるだろ」と 思いながらあたりを見渡すと、期待した通りにちゃんといました。

一通り写真を撮りえてから、売店その他を見学し、 次の目的地に向かうことにしました。

次は、大通公園に近いホテルにチェックインして車を置き、 徒歩で大通公園付近を観光しようと考えていました。 ただし、チェックインの時間には少し早いので、 地元のショッピングセンターを少し視察しました。

大通公園付近は、大渋滞の上に一方通行が多くて、 知らないと道もわかりにくくて大変です。 素直に、もう少し外れにあるホテルに泊まって、 地下鉄で観光をすれば良かったのではないかと思ったくらい、 ものすごい渋滞でした。

まぁ、そんなこんなでホテルに何とか到着しました。 一休みしてから、徒歩で出かけることにしました。 向かう先は、とりあえずテレビ塔です。

もいわ山の山頂展望台は、 たしかに見晴らしはすばらしいのですが、 街が遠いので様子がよくわかりません。 その点、街中にあるテレビ塔の展望台からは、 街の様子がよくわかります。

テレビ塔の見学をしたら、次は、時計台を見に行きます。 時計台は、中学校の修学旅行のときに、 バスの車窓からチラッと見えたような気がするという程度で、 ちゃんと見たことはありません。 改めてじっくり見に行くことにします。

中学校の修学旅行のときは、 「なんであんなに小さな時計台に大騒ぎするのか?」 と思ったものでした。 現在では、当時よりも周囲には大きなビルが増えており、 「小さいってゆーか、どこにあんのよ?」 って感じで、ますます存在感が薄まっているように感じます。

とまあ、失礼なことを書いていますが、 この時計台は100年以上の長きに渡り、 時を刻み鐘の音を鳴らし続けています。 その陰には、多くの人の尽力があるわけで、 そう思って改めてみると、 「なるほど、たしかにありがたいかな」 と思えてくるので不思議です。

時計台を見たところで、この日の観光はおしまいにして、 夕食にします。 夕食は、地下鉄で「すすきの」に食べに行くことにしました。 特に宛はなかったので、街をぶらぶら歩いて、 たまたま見つけた、なんとなく気楽にくつろげそうな 普通の居酒屋にしました。

札幌というか、北海道のすごいところは、 そこらじゅうにたくさんありそうな ありきたりの居酒屋の食事が、真剣に美味しいことです。 これが首都圏にあったら大繁盛だろうなぁ… などと、思わず余計なことを考えてしまいます。

と言う感じで、眺望系の観光が中心だった 4日目は終わりました。 翌日は最終日、あとは帰るだけです。


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