第1部 シドニー到着、そのまま観光(出発〜2日目)


今回の旅は、平成17年4月30日(土)の午後から始まります。

本来であれば、旅行は5月1日からなのですが、 出発が早朝だということで、 実家(盛岡)からの上京組と一緒に 成田付近のホテルに前泊することにしました。 ということで、30日(土)の夕方に、 成田付近のホテルに向かうところから、この旅は始まるのです。

連休ということで、成田付近のホテルの混雑が予想されたため、 前泊の予約も早めに終わらせておきました。 その後、旅行のスケジュール確定の連絡が郵送で送られて来ました。 見ると、5月1日(日)15時成田空港第1ターミナル集合 (飛行機の出発は同日17時)と書いてあります。

これなら川崎(神奈川県)から向かう我々はもちろん、 実家(岩手県盛岡市)からの上京組も、 前泊なしに十分間に合う時間です。

早朝出発というのはデマか〜!?

しかし、いまさらホテルをキャンセルして、 成田エクスプレスの予約をし直すのもうざったい (てゆーか、混んでそうだし、席が取れる保証がなさそうな気がする) ため、当初の予定通り、成田付近のホテルに前泊することにしました。

5月1日の午前中は、荷物を空港の集合場所付近の手荷物預かり所に預けて、 千葉付近の観光をしてきました。 おもいもかけず、千葉都市モノレールに乗れて、子どもは喜んでいました。

シドニーに行くには、もちろん成田から直行便もあるのですが、 我々の選んだツアーでは、様々な大人の事情の関係で、 ソウルに近いインチョン空港を経由して行くことになっています。 成田からインチョンまでが2時間半、インチョンからシドニーまでが 10時間程度という長旅です。

日本時間で5月1日夕方の17時に出発した我々がシドニーに到着したのは、 現地時間で5月2日(月)の朝7時半頃です。 オーストラリアの東海岸は、日本よりも1時間早いので、 日本時間では、5月2日(月)の朝6時半頃に到着したということになります。 これから、夕方まで1日観光しようというのですから、 飛行機の中でしっかりと寝ておく必要があります。 東海汽船で伊豆諸島に行くような体力が必要とされるツアーです。 いや、椅子に座りっぱなしの飛行機より、東海汽船の2等船室のほうが、 床に横になって寝られるだけ、まだマシかもしれません。

医薬品の持ち込みチェックなど、 異様に時間がかかるオーストラリアの入国審査をパスしてから、 両替(日本より現地の方がレートが良い)をしたり、 トイレを探して空港内をさまよったりしているうちに、 けっこう時間が経って9時くらいになっていたような気がします。 いよいよ観光に出発です。

どうもオーストラリア東海岸の天候というのは、 非常に変わりやすいらしく、晴れて日差しがあるのに、 短い周期(数分単位)で雨が降ったりやんだりを繰り返しています。

最初に向かったのは、シドニーといえば私でも知っている、 オペラハウスです。

オペラハウスからは、大きな橋(たぶんハーバーブリッジ)が見えます。

アーチのきれいな大きな橋ですが、 時間と金と体力に無駄な余裕がある場合には、 アーチの上を歩いて渡るツアーもあるそうです。

オペラハウスの次は、昼食に向かいます。 まだ11時前なので、昼食というには少し早めですが、 飛行機の中の朝食が早かった(6時くらい)ので、 それなりに食欲はあります。 シドニー市内の中華街にあるレストランで、飲茶の昼食です。 まぁまぁ美味しかったと思います。

早めの昼食を終えたら、次は、ブルーマウンテンというところに向かいます。 オペラハウスや中華街は、シドニーの市街地というか、都会の真中にありますが、 ブルーマウンテンは、シドニーの市街地から高速道路を経由して、 車で1時間〜1時間半くらいのところにあります。

シドニーの市街地から郊外に向かう道路の景色は、 欧米というよりは、沖縄に近い感じがします。 以下に、沖縄との共通点を整理してみます。

・車が左側通行
イギリスと同じ。イギリスの真似をした日本と同じ。
・走っている自動車は日本車が過半数
品質がよい(故障しにくい)日本車は人気がある。
・地形は起伏が多く視野は広くない
平地ではないので地平線(大陸的な景色)は見えない。
・道路沿いの商店の看板に英語が目立つ
目立つってゆーか、ほとんど英語しかないんですけど。

えーと、話をブルーマウンテンに戻します。 ブルーマウンテンは、 ユーカリの木がたくさん生えている山です。 実際には、木々の緑色をしているのですが、 ユーカリの木から出る有機物質の影響で、 遠くから見ると青く見えるためにこの名前がついたそうです。 しかし、私には、どうみても完璧に にしか見えませんでしたが。

ここブルーマウンテンでは、 美味しいコーヒーを飲みます。

嘘です。違います。
ブルーマウンテンには、グランドキャニオンにも匹敵しそうな 巨大な渓谷があります。 これを展望台とかロープウェイとかから眺めるというのが、 今回の狙いのようです。

今回は、ドイツ旅行の教訓を生かし、 日本からきちんと観光ガイド本を持って出発しました。 ですから、本来であれば、どういうところでどんな観光をするのかについて、 予備知識を持って観光で出来たはずです。 しかし、残念なことに、 観光ガイド本をシドニー行きの飛行機の中で見ようと思って手荷物からだし、 グーグー寝ているうちに全く読まないまま機内に置き忘れる という離れ技をやってのけたため、今回も観光ガイド本なしのツアーです。

まぁ、何はともあれ、まずは展望台からブルーマウンテンの景色を見ます。

次は、谷底を散策に行きます。 ロープウェイで谷底に降りていき、少し散策した後、 ケーブルカーで登って戻ります。

夕方は、シドニー市内のオパール屋で買物 (大人の事情により、買物に行くことがツアー客の義務になっている)を した後に、悲願のホテル到着です。 夕食は、ホテルのレストランで鮭のソテーを食べます。 まぁまぁ美味しかったです。

このホテルは、東京で言えば歌舞伎町のようなところ(要するに繁華街)に 建っているそうですが、あんまりそんな感じには見えません。 端っこのほうなのかもしれません。 ホテルの近所には、スーパーマーケットとか酒屋とかがあるので、 つまみと酒を買い出しに行きました。 物価は、あんまり東京と変わらない気がします。 肉やチーズ等の国内産生鮮食品は安いですが、 その他はむしろ高い感じがしました。 酒も、そんなに安いという感じはしません。 ワインが、1000円程度でもそこそこ美味しいという意味では、 多少割安感があったという程度でしょうか。

てな感じで、部屋で飲み直してから寝ました。 チーズをつまみ飲んだワインは、なかなか美味しかったです。 それにしても、長い1日でした。


戻る