3日目 「那覇にリターン」


さて、旅行も3日目になりました。 平成16年5月3日(月)です。

この日のスケジュールは、途中で何箇所か観光をしつつ那覇方面に戻り、 最終的に首里城を見て、そのすぐそばのホテルに泊まるというものです。

海洋博跡地そばのホテルを出発して、那覇方面を目指して南下します。 この日は、始めて沖縄の高速道路に乗りました。 那覇方面(南)行きは、それほど車も多くなく快適です。 山の中を走っていたかと思うと海が見えたり、街が見えたりと、 景色の移り変わりが楽しめる高速道路です。

最初に向かったのが、 東南植物楽園 と言う場所です。 数年前に来たときに、時間がなくて十分に見られなかったので、 今度こそじっくり見たいと姉が主張した場所です。

ここは、公道および駐車場を挟んで、 大きくふたつのエリアに分かれているようです。 最初に入ったのは、池のまわりに南国風の植物が生えている、 きれいで広い庭園のほうのエリアです。 便宜上、最初に入ったほうをエリアA、 後に入ったほうをエリアBと呼びます。

エリアAは、当てもなく歩くのも広くて大変そうなので、 列車風の園内周回バスに乗って見ることにしました。 見慣れない樹木や草花を見ているのも良いですが、 こんなところで半日くらいボンヤリして過ごすのも、 時間の使い方としては贅沢で良いなぁ....という感じの場所です。

園内には、幾つかの池があるのですが、 アーチ状に盛り上がった橋の架かった池の近くで、 一旦休憩(バスから降りて自由時間)ということになりました。 池の周囲を散策したり、アイスを買って食べたり、 池の鯉に餌をあげたり、好きなことをして良いですよということのようです。

エリアAの周回バスの終点は、 始発地点近くのお土産物屋さんの前です。 ここで、ちょっと休憩したり、お土産を買ったりしてから、 エリアBを見に行くことにします。 一部のメンバーが、人の話(エリアBもあること)を聞いていないので、 エリアAのお土産物屋で必要以上にゆっくりと土産物を見ています。 おかげでずいぶん時間が遅くなってしまいましたが、 ここまで来たら行かなきゃ損とばかりに、エリアBに向かいます。

エリアBは、エリアAほどは広くないようで、 バスはなく徒歩での移動になります。 エリアAは、広大な庭園が良かったですが、 エリアBは、小規模なものがたくさん詰まっているという感じです。

エリアBには、 他にも縁日のような一角(金魚すくいやスーパーボールすくいが出来る)や、 体験コーナー(何が体験できるのかは失念)もあり、 小中学生くらいの子どもであれば、 けっこう時間がかかりそうです。 お父さんは、その間、売店でツマミとビールを買って、 ダラダラと時間を使うのも良い感じです。

エリアAとエリアBで、どちらが好きかは 人によって好みが分かれるところだと思います。 時間配分を間違ったせいもありますが、 両方あわせて1時間ではちょっと物足りなかったです。

東南植物園を出たら、次は、首里城観光に行くのですが、 途中でちょっと 道の駅嘉手納 に立ち寄りました。 そのものずばり、嘉手納基地が見渡せる道の駅です。

道の駅嘉手納を出たら、次は昼食です。 地元の人しか来ないんじゃないか? という感じの定食屋で食べました。 琉球系の料理は、どこで何を食べてもうまいです。 ここでも、私の口に合います。 どうも沖縄に着てから、食べ物が美味しくて、 毎食食べ過ぎている気がします。 苦しいくらいに満腹になりながら、いよいよ 首里城 に向かいます。

途中で妙なものも見つけました。

首里城は、ちょっとした丘の上にあります。 近くの駐車場に車を停めて、 歩いて坂や石段を上って行くことになります。 ゆるい坂を少し上ったところに、最初に見えるのがあの門です。

守礼門を過ぎて、さらに進むと石段があります。

丘をほぼ上りきったと思われるあたりに、 さらに門があります。 この先は、有料です。

入場料を払って門を通ると、 正面に首里城の本体があります。

門と首里城本体の間には、地面に縞模様が描かれた中庭があります。 そして、その中庭の四方を建物が囲んでいます。 建物内も見学できるようになっています。 首里城本体に向かって右側の建物から入り、 そして正面の首里城本体の中を通過して、 左側の建物に通じています。

中には、色々なものが展示されています。

一通り見終わると、また徒歩で坂や石段を下りながら駐車場に戻ります。

次は、首里城の近くの 「泡盛」の専門店 に行きます。 ものすごく品揃えが多くて、 どれが良いのかよくわかりません。 店員も、あんまり商売っ気がないみたいで、 明らかに品揃えの多さに目移りして困っている観光客に、 たくさん売りつけてやろうという気迫を感じません。 いま思えば、せかせかしている観光客とは、 店員さんの時間の流れが違っただけかもしれません。

何種類か試飲させてもらい、 美味しかったやつを買うことにしました。

泡盛を買い終わったら、この日に宿泊するホテルに行きました。 ここで、2日間お世話になった観光タクシーとお別れです。 ホテルで一休みをしたら、買物と夕食のために、 那覇の中心部、 国際通りに行きます。

国際通りは、三越とかもあって、 地方都市の中心街にありがちな光景という感じです。 ただし、並んでいる商店をよく見ると、 観光客向けのお土産物屋が多いように思えます。

夕食は、国際通りから少し奥に入った、 牧志(まきし)公設市場 で食べることにしました。 ここでは、1Fの市場で買ったものを2Fの飲食店ですぐに食べられます。 我々は、1Fの魚屋で買った魚介類を刺身にしてもらい、 2Fの飲食店では、鮮魚以外のツマミや飲み物を注文することにしました。 やっぱり、何を食べても美味いです。 またまた、食べ過ぎです。

あとはホテルに帰って寝るだけです。 沖縄旅行も、余すところあと1日だけになってしまいました。


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