さて、旅行も2日目になりました。 平成16年5月2日(日)です。
この日のスケジュールは、途中で何箇所か観光をしつつ、 最終的に海洋博(最近の若いもんは知らんかもしれんが)跡地にある水族館に行き、 そのすぐそばのホテルに泊まるというものです。
キーワードは、「鳥」です。
今回の旅は、基本的に、4歳児でも楽しめるような場所に行くことになります。 まずは、 OKINAWAフルーツらんど というところに行くことにしました。 いろいろな南国のフルーツの木を見ながら、若干、 ある種の動物と戯れることが出来るという施設のようです。
今回の旅行にあたり、私から出した希望は以下の2つです。
さて、そのフルーツらんどですが、 はっきり言って熱帯植物園としては、伊豆あたりにありがちな感じで、 特に感動で涙するような場所ではありません。 ただ、小鳥に餌をあげられるというのが売りのようです。
これは、動物好きの子どもが喜ぶに違いないと思い、 さっそく餌を買って餌付けにチャレンジします。 ウミネコの餌はパン でしたが、ここでは液体(ジュースか何か?)が餌で、 リキュール用のショットグラスのような形をした、 プラスチック製のカップに入っています。
さて、餌を持って鳥がいる一角に入ると、早速鳥が寄って来ます。 浅草で「ハトポ抱っこ」と言って鳩を追い掛け回したり、 マザー牧場でアヒルの頭を押さえつけたり した我が子も、 さすがにいきなり頭頂部に乗られるのはショックだったようで、 泣き出してしまいました。
こうなると、最後まで責任を持って餌付けを完遂するのは、 自動的に私の役割となります。
感想ですが、浅草の鳩に比べて、爪の痛さが3割減という感じです。 浅草の鳩よりは、はるかに上品です。
結局、鳥に餌付けを出来た(させられた?)ことだけが 妙に印象に残ってしまったフルーツらんどをあとにして、 次なる観光地に向かいます。
次に向かったのが、 名護自然動植物公園です。 入り口は、何となくビッグサンダーマウンテン風というか、 いまどきのテーマパックっぽい雰囲気をかもし出していて好感が持てます。
例によって、どういう場所なのかわからずに入場した私としては、 「いったい、どんな動物や植物がいるのだろう」という期待が高まります。 しかし、動植物園とは言っていますが、実態は 南国系鳥放し飼い公園 と名前を変えたほうが良い感じです。
ここの評価は、鳥が好きか嫌いか、それできれいに分かれます。 なにしろ、人間と鳥が分け隔てなく、 そこらじゅうにウヨウヨいます。
鳥の餌付けは、浅草や浄土が浜でも出来ますが、 フラミンゴに行く手をさえぎられると言うのは、 なかなか出来ない貴重な体験だったような気がします。
動植物園を出たら、昼食に沖縄そばを食べに行きます。 ここで、唐辛子を泡盛で漬け込んだ調味料に始めて出会います。 (いままでも出会っていたかもしれないけど、初めて良さに気付いたという感じです) ラー油のようなピリ辛さ、しかしラー油のように油っぽいわけでもなく、 泡盛の独特の香りが口の中に広がって、 「なぜこれが世界中に普及していないのか謎!」 と叫びたいくらい非常にうまいです。
昼食を食べ終えたら、 沖縄記念公園(海洋博記念公園) に向かいます。 公園は、想像以上に広くて色々なものがありそうでしたが、 何といってもメインは、 沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館 です。「美ら」と書いて「ちゅら」と読むというのは、 そこいらじゅうに出てきますので、覚えておきましょう。
どうやら、ここの水族館には、 ジンベイザメがいるようです。
水族館に入場する直前から、 既にイルカショーらしきものが見えます。
水族館内に入場すると、 さすがにいろいろな魚がいます。
この水族館には、色々な水槽がありますが、 なんといっても一番すごいのは、この大水槽です。
この日の水族館は、非常に人が多くて、蒸し暑い感じがしました。 外に出ると、真夏のような日差しが照りつけており、 これまたもうぐったりという感じです。 水族館のすぐ裏手にある、 公園と隣接した(歩いて行き来できる)この日のホテルに 早めにチェックインして、 ちょっと休憩をすることにしました。 旅先で無理やり観光をすることなく、ホテルの部屋で昼寝をするというのも、 ある意味で贅沢でいい感じです。
夕食は、このホテルのレストランに行きました。 食事中に、「夕日がきれいです」というような主旨の 館内アナウンスが流れたので、食事を中断して見に行きました。
振り返ってみると、動物(特に前半は鳥)漬けの1日だった気がします。 翌日はどうなるのだろうと期待しながら、この日は早めに寝ました。