平成15年12月31日(水)です。
この日は、そうじゃなくても移動中心の地味な日の予定だったのですが、 さらに追い討ちをかけるように朝から雨です。 天気予報によると、昼過ぎに西から天気は回復してくるみたいです。 午前中は、ひたすら西に向かって車で進むだけですから、 運が良いと、観光スポットに着く頃には、雨がやむかもしれません。
とりあえず、ひたすら西に向かって遠出モードに入る前に、 宿泊した玉造温泉近くの「いずもめのう細工伝承館」を 見に行きます。ここでは、メノウ細工を作っているところが 見てから、お土産として買うことが出来ます。 大型バスも来る、有名なところのようです。 まぁ、雨のため、すぐ近くの宍道湖すらよく見えないですから、 こういう屋内観光が無難という感じです。
メノウ細工を見たら、あとはとにかく西を目指して移動です。 日本海沿いの国道9号線では、時間がかかりそうな気がしたので、 中国自動車道を目指して、広島方面の山の方に南下します。
山道を走っていくと、ところどころ雪が残っているのが見えます。 こりゃ寒いなぁ、と思いながら先に進むと、 ところどころ雪が残っているというよりは、至るところに雪があります。 さらに進むと、道路だけ融雪剤のためか雪が積もっていませんが、 辺りはすっかり雪景色になります。
まだまだ移動距離もたくさん残っています。 こんなところで、そうでなくても運転し慣れないレンタカーに チェーンつけて走るのはシャレにならんなぁ.... と祈りながら走り続けると、なんとか道路に雪が積もった場所に 出くわすことなく、中国自動車道に乗ることが出来ました。
この日の宿泊地は、萩よりも少し西の長門湯本温泉です。 津和野を見て、萩を見て、そして温泉宿に行くというのが もともとの狙いだったのですが、思ったより、 移動時間がかかっています。 津和野に寄ると、宿に着くのはかなり遅い時間になりそうです。 立ち寄るのは、津和野を諦めて萩だけにしました。
中国自動車道は、山の中を走っており、 高速道路としては、カーブやトンネルが非常に多いです。 途中のサービスエリアで昼ご飯を食べ、山口ICで高速を降ります。 萩に行くには、山口から一般道でもう一山越える必要があります。 また山越えかよーという感じですが、 そろそろ天気も回復し、雪も積もっていません。 比較的快適です。
萩には、見所がたくさんあるようですが、 そんなに色々なところに行く余裕はありません。 まずは、東光寺という場所に行くことにしました。
というような写真を撮っていると、横で妙な音がします。 子供が転んで、砂利に顔面をぶつけたようです。 親が親なら、子供も 顔面を大切にしない ようです。(んな、あほな)
東光寺を見終わったら、次は松蔭神社に行くことにしました。 東光寺からは、その気になれば歩いても行けるくらい近くにあります。 大型バスの団体客が少しいましたが、やはりここも空いています。 それほど広くない駐車場には、たくさん空きがありました。
さて、ここ松蔭神社ですが、 名前の通り吉田松陰ゆかりの場所です。
奥のほうでは、新しいしめ縄に付け替える作業をしています。 ここも、あと何時間化すると、初詣客が押し寄せるのでしょうか?
萩には、他にも見たい場所はあるような気がするのですが、 何しろ行き当たりばったりの旅のため、 事前調査が不十分でよくわかりません。 大晦日ですし、あまり遅くならないうちに宿を目指します。
この日の宿は、萩の西10km強くらいの場所にある、 長門湯本温泉です。国道を西に行ってから、山のほうに 南下するだけです。 西に行く国道191号線が、 想像以上に山道で、カーブの連続でしたが、 逆に、温泉地に南下する国道316号線は、山に向かう道の割には、 カーブも少なく走りやすい道でした。
到着した温泉宿は、大晦日のせいか、非常に混雑していました。 とりあえず、ここで紅白でも見て、年を越すことになります。
今回の旅は、前半は移動が多くて地味な感じでしたが、 後半に期待です。 天気予報によると、翌日(元日)は、天気が良さそうです。