前編 「鳴子温泉の旅」


前編「鳴子温泉の旅」では、 平成15年7月31日(木)に川崎(神奈川県)の自宅を出発し、 鳴子温泉で1泊して、翌日に盛岡(岩手県)の実家に行きます。 この前編は、旅と言うよりは、 実家が遠いので途中で一休みするだけ の単なる移動時間という要素が強いです。

初日の予定は、神奈川県川崎市の自宅を車で出発し、 東北自動車道をひたすら北上して鳴子温泉に行き、 温泉に浸かるというものです。 鳴子温泉は、数年前に学生時代の仲間と温泉ツアーで行ったことが ありますが、久しぶりに行ってみることにしました。

鳴子温泉は、宮城県内にあります。 首都圏から行く場合には、仙台よりも遠いです。 ひたすら東北自動車道を運転し続けるのは、 けっこう疲れます。 途中のSAで昼食をとり、 巨大こけしが道端に立っている鳴子町に到着したのは 14時過ぎですが、けっこうヘトヘトです。

が、まだ温泉宿のチェックインには早いので、 温泉街を通り過ぎてさらに奥に進みます。 鳴子峡の見物です。

鳴子峡は、見晴台から谷底に向かって歩いて行くことが できます。ちょっとしたハイキングコースです。 が、既に車の運転でヘトヘトなので、もちろん行きません。 写真を撮って、お土産物屋をチェックしておしまいです。

次は、鳴子に着たからには、こけしを見ないといけません。 ということで、こけしを見に行きます。

こけしをじっくり見終わる頃には、 とっくに温泉宿のチェックインの時間は過ぎています。 ちゃっちゃと温泉宿に行って温泉に浸かり、 身体の疲れを癒すことにしました。

しかし、実際に温泉に浸かりに行くと、 広い湯船で大はしゃぎの子供に付き合わされて、 疲れを癒すどころか、返ってのぼせてぐったりしてしまいました。


さて、鳴子温泉での一夜も明け、翌8月1日(金)になりました。 しかし、盛岡の実家に行く以外に、特に何も予定は考えていません。 旅行らしいプランは、朝起きた時点では何もありません。

最初は、昼食時までに盛岡に着くようにして、 昼食にじゃじゃ麺を食べる のはどうかとも思ったのですが、 子連れで行くのもツライ気がします。 (狭い店内で騒がれたり、歩き回られたりしても困るということです。) ということで、どこか途中を観光しながら行くことにしました。

宮城県内から盛岡に向かう途中にある観光地といえば、 平泉の中尊寺が王道です。 四半世紀ほど前に遠足で行ったことがあるような気がしますが、 遠い過去のことなのでよく覚えていません。 久しぶりに行ってみることにしました。

中尊寺は、平泉町内の丘の上にあります。 丘のふもとに車を停め、徒歩で丘を登ることになります。 四半世紀ほど前と比べて、ふもとの駐車場付近は、 観光客目当てのお土産物屋や飲食店(何故かそば屋が多い)が増え、 今どきの観光地という感じがします。

さて、いよいよ中尊寺の境内に入ります。 中尊寺に来た以上は、金色堂を見なければなりません。 四半世紀ほど前の微妙な記憶では、金色堂は、 丘を登りきった奥のほうにあり、 けっこう疲れるくらい歩いたような気がします。 うちの3歳児は、どこまで自立歩行してくれるのか (自立歩行しなくなる=動くので持ちにくい重たい荷物が増える)、 一抹の不安はありますが、とにかく登山(?)開始です。

道端には、ところどころ、「金色堂まであと何百メートル」 みたいなことが書いてある案内標識があります。 かなり登った(と思った)あたりに、ちょうど標識がありました。 「ずいぶん近づいたはずだ」と思ってみると、 まだ全行程の4分の1ほどだったりします。 このままでは危ない(自分だけでもエライのに荷物が増えてしまう)、 と思ったのですが、その後、急坂は長続きせず、 多少の上り下りはありますが、比較的平坦な道になります。 助かりました。

本堂を過ぎて、さらに奥に進むと、 近代技術を用いて建築されたと思われる、 真新しい宝物館があります。 そこで、金色堂見学のチケットを売っています。 金色堂は、宝物館のすぐ隣です。

金色堂では、アナウンステープで説明を聞くことが出来ます。 が、腹が減ってぐずり始めたのがいるので、 早々と撤収することにします。下山して昼食です。

腹減っているのに、子供が色々なものに気が散って、 なかなかテキパキと前に向かって歩きません。 しかたなく、子供を肩車して下山することになりました。 まぁ、行きは、ちゃんと全部自分で歩いた分だけ、 良しとしましょう。

昼食は、ふもとの駐車場付近のそば屋にしました。 昼食後は、あとは盛岡の実家に行くだけです。 途中のSA(サービスエリア)に立ち寄りながら、 盛岡に行きました。


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