リス園


平成15年春、桜の開花予想が遅れるほど寒い日が続いていました。 しかし、この日は、久しぶりに暖かくなりそうなので、 アウトドア系の遊びに出かけることにしました。

最初は、動物園に行こうかとも思ったのですが、 動物園は広過ぎて疲れるというデメリットがあります。 そこで、町田のリス園に行くことにしました。

行ったことないので、どんな場所か知らないのですが、 「子供を連れて出かけよう」系のお出かけ先ガイド本の 類にはよく掲載されているので、以前から気になっていました。 リスにエサがあげられるというコンセプトがよいです。 そして、手頃な狭さで(そんなに歩き回らなくて)よさそうです。

ガイド本によると、 駅からは遠いので車で行くような場所だと書いてあります。 実際に車で行ってみると、ガイド本に書いてある通り、 無料の割には大きな駐車場がいくつかあります。 リス園専用の駐車場ではなくて、近所の公園の駐車場のようです。 3連休の最終日で混んでたとは思うのですが、 それでも待たされることもなくあっさり停められました。

それでは、リス園の中に入って見ましょう。

専用の有料駐車場もないような場所ですので、 正直言って、いまどきの観光地としては、 かなり 貧相 な場所ではないかと想像していました。 しかし、ゲートを見る限りでは、 立派でちゃんとしてそうな期待がもてます。

入場料1000円(大人400円×2+子供3歳上200円×1)を払って 中に入ると、うさぎのカゴがあります。 子供は、うさぎが物珍しいらしく、 カゴに張り付いてじっと見ています。 最初は、楽しんでいるようで良かったと楽観視していたのですが、 いつまで経っても自発的にうさぎのカゴから離れる気配はありません 他にもいろいろありそうなのに、 いきなり最初のうさぎで足止めです。 やむをえず、実力行使で強制的にうさぎのカゴから引き剥がします。

奥に進むと、モルモットに餌付けができるコーナーがあります。 専用のエサを100円で買って、さっそくチャレンジです。

さて、ここまでは前座です。 リス園なんですから、リスに餌付けをしなければなりません。 いよいよ、リスがいるエリアに向かうことにします。

リスがいるエリアは、リスが放し飼いになっているのですが、 リスがそのエリアから逃げないように隔離されています。 人がそのエリアに出入りするためには、 3重の扉(同時には開かない)を通っていきます。

リスのエリアに入ると、リスのエサ(ヒマワリの種、100円)を 売っています。さっそく買うと、手袋を貸してもらえます。 リスの爪は鋭いので、餌付けのときに怪我をしないためだそうです。 手袋といっても、台所のミトンの指がないやつという簡易なものです。 たぶん、作り方は以下のような感じです。

  1. 材料の布を細長い長方形(15cm×50cmくらい?)に切る
  2. 生地の表側が内側に来るように、真ん中から2つに折り、 半分のサイズ(15cm×25cm)の長方形にする。
  3. 折り曲げた辺の両隣の辺を縫い付けて、袋状にする。
  4. 裏返す。
まぁ、手袋の良否判断はいろいろあるとしても、 次々に訪れる客に次々と貸せるほど十分な数があり、 しかも子供用に小さなサイズのものもあるというは、 立派なものです。

さて、エサと手袋をゲットしたので、いよいよリスに餌付けです。 しかし、予想に反してリスが近寄ってきません。 これでは、 鎌倉の野生のリス のほうが、よほどサービス精神が行き届いています。 しかし、最近の鎌倉では、リスに餌付けができなくなったらしいので、 ここでなければ餌付け体験はできないかもしれません。 なんとかリスに餌付けをしようと、周囲を探します。 すると確かにリスはいました。

よく見ると、この日はかなりの人手が多くて、 リスよりも人のほうが多いのではないか? というくらい人が多いです。 たぶん、既にたくさんエサをもらったので、 もう要らないんでしょう。

とはいえ、まだところどころでエサをあげている風な 人々が散見されます。 せめて、他の人が餌付けをしているシーンを見学しようと、 餌付け中の人たち風のところに近づいていきます。 すると、餌付け中の人たちの近くに、別のリスもいました。 さっそく、餌付けにチャレンジしています。

てな感じで、無事に餌付けもできました。 動物園ほど、盛りだくさんに色々な動物がいるわけではありませんが、 餌付けができるというコンセプトは良いですね。 もちろん、動物園にも、動物とのふれあいコーナーとかいって、 餌付けできる場所があることが多いですが、 手軽に短時間で餌付けだけを楽しめるというのは、 なかなかの魅力だと思います。

ただし、3連休の最終日のせいか、 帰りの道が大渋滞だったのがイマイチでしたが....


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