第5日目 「下呂温泉→恵那峡→自宅」


平成14年8月2日(金)、 どこにも立ち寄らずに、ひたすら家に帰る日です。 なにしろ、夜7時から東京の新橋で飲み会があるので、 それに間に合うように帰らなければなりません。 できれば、その飲み会には、早めに帰って 昼寝のひとつもしてから出かけたいものです。

高山、下呂に来たときに通った国道41号から、 国道257号に入って南東に50kmほど進むと 中央道の中津川ICがあります。 あとは、中津川ICから、ひたすら東京に向かって進むだけです。

中津川ICがだいぶ近づいてきた頃、 「恵那峡」の案内標識が増えてきました。 そういえば、以前、高山に来たときも、 恵那峡という場所に心引かれながらも、 立ち寄らなかったことを思い出しました。

車を停めて地図を見てみると、 そんなに遠くないことがわかりました。 時間もおそらく余裕があるし、ちょっと立ち寄ってみることにしました。

恵那峡というのは、後で調べたんですけど、 木曽川の大井ダムで出来た人造湖と、その周辺の切り立った岩壁を 見物して楽しむ場所のようです。 唯一無二の展望台でもあれば、 そこに行くこと=恵那峡観光と言えるので、 カーナビにその展望台を目的地に設定すればよいです。 しかし、恵那峡というのは、 そこいら全体がビューポイントであり観光地のように見えます。 (その当時持っていた地図および観光ガイド本によれば) ちょっと立ち寄ってみることにしたのは良いのですが、 いったいどこを目指して走ったらよいのかわかりません。

カーナビの地図上でそれっぽい場所を目的地に設定して進んでいると、 「恵那峡こちら」の案内標識が出始めました。 素直にしたがって進んでいると、無料駐車場に到着しました。 ちゃんとした観光地なら駐車料金を取るはずですが、 ここではそんなことはないようです。 駐車場に面したところに売店もありますが、 潰れているようで寂れた感じです。 いくら平日とは言え、とても観光地という感じではありません。

しかし、他にも2〜3台、我々とほぼ同時に到着した車があります。 家族連れが車から出てきて坂を下る方向に歩き始めました。 不安は残りますが、 どうやら観光地としてここで正しいようです。 後でわかったのですが、 この駐車場からは、人造湖沿いの公園や遊覧船乗り場に行けるようです。 やはり観光地としては、間違いではなかったようです。 が、さすがに遊覧船に乗るほどの時間の余裕がなかったため、 ちょっと散策するだけにしました。

さて、上の写真に見えている赤い大きな橋は、 恵那峡大橋というらしいです。せっかくなので、 車でその橋を渡ってみることにしました。 運転しながらなのでチラッとしか見ていませんが、 上の写真で言うと、橋の右奥の方には 奇岩が並ぶ面白い景色が広がっていました。

さあ、あとは、高速道路に乗って帰るだけです。 特に渋滞もなく順調に帰れるかと思ったのですが、 長野道分岐を過ぎて諏訪湖のあたりから雨が降り始めました。 最初のうちは大した雨じゃなかったんですが、 大月あたりからは、前が見えなくてどの車も徐行運転になるくらいの 超大雨になりました。その後、家に着くまで、 ずっと普通の雨と大雨と超大雨の繰り返しで、 まだ夕方だというのに真っ暗(でもときどき雷でピカ) な中をノタノタと走って帰りました。

てなわけで、夜の飲み会に間に合うようには家に着きましたが、 昼寝をする余裕まではなかったです。 前が見えない中を運転してきて、無事に家に着いただけでも、 OKとしましょう。


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