第3日目 「金沢市内→能登島→和倉温泉」


平成14年7月31日(水)、 金沢市内観光してから和倉温泉に泊まりに行く日です。

金沢市内観光は、最初に兼六園に行くことにしました。 兼六園の向かいにある立体駐車場に車を停め、 徒歩で兼六園に向かいます。

日本に生まれ育った人であれば、 兼六園が日本三大名園のひとつである、 すばらしい日本庭園であることは、 誰でも知っていることだと思います。 しかし、丘(?)の上にあることは、 意外と知られていないかもしれません。

私は、海に近い金沢市の平地の上にあるものと固く信じていたのですが、 全く想像していなかった坂道があります。 また、順路に細かい砂利が敷き詰めてある場所が多いのですが、 硬い平らな地面と違い、ベビーカーの車輪が沈んで回転し難くなるので、 かなりベビーカーを押すのが重いです。 まぁ、はっきり言って、大した坂道ではないんですけど、 炎天下の子連れという条件では、 けっこうな苦行となりました。

てな苦行の末に見た兼六園は、期待していた通りに見事なものでした。

しかし、いくら見事だといっても、 長居をする場所(っていうか、日時)ではありません。 どうやら、夏や冬に来るべき場所ではないような気がします。 全体の4分の1くらいしか見ずに、 早々に撤収することにしました。

兼六園付近の冷房の効いたお土産物屋に入り、 物色しながら次に行く場所を考えます。 次は、武家屋敷跡を見に行くことにしました。

武家屋敷通りには、いろいろな建物がありますが、 その中の野村家跡という建物は、 中に入って見学できるようになっています。 別に特に見たかったというわけでもないんですが、 木造で涼しそうなので見学することにしました。

えー、お気づきだと思いますが、 今回の金沢市内観光ですが、 兼六園を見る 以外の計画は、全く何も考えていませんでした。 それなりに観光する場所は、いくらでもあると思っていたからです。 しかし、その兼六園見学ですら、 思わず簡略化してしまうくらいの 猛暑 ですから、 基本的に屋外の観光ができるとは思えません。

早めの昼食を食べながら、次にどこに行くかを考えます。 結論として、今夜の宿泊地の和倉温泉の近く(っていうかちょっと先)に、 能登島という島があり、そこに水族館があるようです。 水族館なら、けっこう屋内なのでけっこう涼しいはずです。 我々は、金沢市内観光をあきらめ、 「のとじま水族館」を目指して出発しました。

金沢市内から能登島に行くには、能登半島の西海岸沿いに走る、 能登有料道路を通って行くのが良いとカーナビが言っていますので、 素直に従うことにしました。 なかなか景色が良くて快適な道路ですが、横風が強いのには注意が必要です。 あと、ハイウェイカードが使えないので、小銭の用意も必要です。

さて目指す「のとじま水族館」ですが、 地図で見た雰囲気よりも意外と遠いです。 有料道路を降りて、今夜宿泊する和倉温泉付近を通り過ぎ、 能登島大橋を渡っても、まだ10kmくらいあるようです。 が、どうせ道路が渋滞しているわけでもないので、 まぁそれなりに到着します。

最近、どこかに行くたびに水族館に行っているような気がしますが、 天候に影響を受けないのいうのは、重要なポイントのような気がします。 どこの水族館も似たようなものなんですけど、 毎回ほぼ同じオチなのに、つい毎週見てしまう8時だよ全員集合 (ちょっと古い?) のようなもので、なんとなく水族館には立ち寄ってしまいます。

さて、てな感じに水族館も見終わり、 先ほど通り過ぎた、宿泊地の和倉温泉に戻ります。 ところで、能登島上陸のときに、能登島大橋を渡ったと さりげなく書きました。 実は、この能登島大橋という橋が、無料なんですが、なかなかすごい橋です。

さて、今回の宿泊地の和倉温泉ですが、 海岸線に沿って温泉ホテルが並んでいます。 我々が泊まったホテルの大浴場では、 風呂とほとんど同じ高さに防波堤も何もなく海面が見えます。 我々が泊まったホテルだけが特別なのではなく、 他の宿も、ちょっと高い波が来たらすぐ波がかかりそうです。 この辺は、歴史的に津波や高波の被害がなかったような感じです。

っていう、面白くても社会科(理科かな?)的な考察は、 どうでもいいんですが、無理して贅沢して泊まったホテルは、 料理も部屋も最高でした。


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