ついに地獄に行ってしまいました。
ていっても、死んじまったわけでもなければ、 イタコに頼んでWebページを更改しているわけでもないです。 平成14年5月3日(金)〜5月5日(日)に、 ゴールデンウイークを利用して別府温泉に行ってきました。 地獄というのは、別府温泉にある観光名所です。
地獄とは、温泉が噴出している場所のことで、いくつもあります。 これらのいくつかの地獄を見て回ることを地獄巡りと呼ぶようです。 地獄の場所はけっこう離れているものもあるので、 車で巡るものと思ったほうが良いようです。
地獄巡りで見て歩く地獄には、 「××地獄」という名前がついています。 地獄には、成分の関係で色がついている場合がありますが、 その色のイメージで名前をつける場合もあります。
5月3日の昼前に大分空港に着きましたので、 午後の観光としては、地獄巡りが時間的にもちょうど良さそうです。 まずは、色で名前をつけた系の代表格と思われる、 血の池地獄に行きました。
血の池地獄の次は、海地獄に行くことにしました。
海のようなきれな青い色の地獄なので、 その名がついたそうです。
そして、地獄には、やはりこういうものも必要なようです。
ちなみに、それぞれの地獄は、個人の所有物なそうです。 自分の土地から地獄が湧き出た運の良い人が、 地獄を見せるという商売をしているそうです。 地獄を見るための入場料と隣接するお土産物屋の売り上げで、 けっこう儲かるんじゃないかという気がします。 名前は地獄ですが、持ち主にとっては天国のようです。
本当は、もうひとつくらい地獄を見に行くつもりだったのですが、 地獄という名の天国に降る雨が強くなってきたので、 宿に帰ることにしました。
2日目は、子供もいるので、 アフリカンサファリというところに行くことにしました。 ここのサファリでは、自分の車でそのままコースを走ることも できますし、車を駐車場に停めてバスでコースを巡ることもできます。
この日は、ゴールデンウイークということで、 ものすごく混んでいました。 しかし、なぜか乗り換え待ち時間がかかるバスのほうが人気があって、 自分の車でそのまま行くほうは比較的空いていたようです。 ですから、そのまま車で行くことにしました。
もう少し先に行くと、この日は混んでいるんだと実感する光景に出会います。
さて、どうしてわざわざ乗り換えて待ち時間もかかるバスのほうが 人気があるのかということですが、バスは動物に餌付けができると いう特典があるらしいのです。
さらに、肉食獣エリアに進むと、ライオンも群れでいます。
さらに進むとトラもいます。 トラのほうがライオンよりも一回り大きくて、 バスから間近で見れば怖いのではないか?という感じがします。
なかなか広くて動物も多くて、楽しめるサファリではないかと思います。 混まないうちに朝早く行ったので、昼前には一通り見終わりましたので、 別府に戻ってから昼食を取ることにしました。
サファリから別府に戻る途中、「地獄プリン」の看板があります。
昼食後は、別府市内観光に行きました。 しかし、いつ雨が降ってもおかしくないような曇り空では、 観光に行くといっても限られます。 とりあえず、屋内系ということで、 竹の博物館というところに行きました。 どうやら、この辺では、竹細工が名産のようです。
それから、水族館に行くことにしました。 別府から大分側のほうに向かうと、 サルで有名な高崎山に行くための駐車場があるのですが、 そこに水族館もあります。
観光地に行くと、せっかく観光地に着たので観光をしたくなります。 しかし、別府というところは、 他の観光地とは違い、無理に観光をしようと気合を入れないほうが 良かったのではないかと思います。 ゆっくりと温泉に浸かりながら、 ゆったりとした時間の流れを楽しむべき場所だったのではないかと思います。 そして、いまどきの観光としては、それが一番贅沢だったかもしれません。