第3日目 「知床〜十勝川温泉」


平成13年8月3日(金)、 知床(ウトロ温泉)を出発して、湖を巡りながら十勝川温泉に行く日です。

今回行く湖は、クッシーでおなじみの屈斜路湖、 霧で有名な摩周湖、マリモで有名な阿寒湖、 そしてそんなに有名ではないオンネトーの4つです。

そうじゃなくても、「霧の摩周湖」に行くのですから、 通常以上に良い天気 であることが期待されます。 しかし、朝から小雨が降っています。 荷物をまとめて外に出ると、 「さぶい」 というセリフが出てしまいます。 まぁ、雨も寒いのも朝のうちだけだろうと期待して、 出発しました。

最初に屈斜路湖を目指します。 雨は、強くなったり弱くなったりほとんどやんだりを 繰り返しながらもしぶとく降り続いています。 屈斜路湖に行く少し手前に、硫黄山という活火山を見るための 有料駐車場があります。

せっかく来たので立ち寄りますが、小雨は降っているし、 寒いし、名前のとおり硫黄の臭いが漂いまくっています。

ちゃっちゃと写真だけ撮って、屈斜路湖を目指します。 屈斜路湖は、いくつか鑑賞スポットがあるようですが、 今回は砂湯という場所に行きました。 砂湯の駐車場に停めて車外に出ましたが、 やっぱり小雨が降っています。 とりあえず根性で観光します。

で、やっぱりいました。

気を取り直して、次は摩周湖を目指します。 摩周湖方面に向かうと、道はどんどんと上っていきます。 屈斜路湖は、湖岸と同じ高さに立って見ましたが、 どうやら摩周湖は上の展望台から見下ろすらしいです。

しかし、摩周湖の展望駐車場に向けて上るにつれて、 どんどんと霧が深くなっていきます。霧というよりも、 雲の中に入っていくというほうが正解かもしれません。 摩周湖を見るどころか、周囲の車を見るのがやっとと いう感じの濃霧ですが、なんとか展望有料駐車場に 着きました。

さて、あたりがこの濃霧ですから、 肝心の霧の摩周湖はこんな感じです。

しょうがねぇなぁ.... と思いつつ、次は 阿寒湖を目指します。 摩周湖の展望駐車場を離れ、標高が下がると 霧が少しずつ晴れてきます。やはり、雲の中だったようです。

阿寒湖に行くには、再び山を上り、 峠をもうひとつ越える必要があるようです。 地図を見ると、峠付近には、阿寒湖を見渡せそうな 感じの展望駐車場があります。 しかし、やっぱりこちらも山の上は霧(雲の中?)です。 しょうがないので、展望駐車場を通り過ぎます。

阿寒湖についたら、まず湖畔のホテルのレストランで 腹ごしらえをすることにしました。 こんな感じに眺めの良いレストランです。

阿寒湖のホテルのお土産物屋では、 瓶詰めの活マリモが売られています。 が、気長に育てる気はないので買いません。

腹もふくれたら、次はオンネトーを目指します。 オンネトーは、観光ガイドによると、 エメラルドグリーンの湖だが、 天候により色が変わるので五色沼とも呼ばれるそうです。 (福島のあたりにもあったような....) 地図によると、これまでに行った3つの湖よりはかなり小さそうです。

湖の小ささに比例するのかどうかわかりませんが、 オンネトーに行く道は非常に狭いです。 道路は、オンネトーの西岸を南下していきます。 途中で何箇所か景色を眺めるためと思われる 駐車場がありますので、停めて写真を撮ります。

オンネトー西岸沿いの道路を南端まで行くと、 今度は足寄方面に道が西に折れて行きます。 この道は、道道(県道の北海道版)のようです。 足寄経由で池田町に行こうと思っているので、 ちょうど良いです。カーナビもその道を行けと 言っています。

しかし、その道は、未舗装道路 (いわゆる砂利道、でこぼこ道)でした。 まぁ、「ほんのちょっとの間だろ」と思って 進んだのですが、えらい長かったです。 気持ち的には、10kmくらいに感じたのですが、 スピードが出せないから長く感じただけで、 実際にはもっと短いのかもしれません。

無限に続くかと思われた砂利道はとつぜん終わり、 急にセンターラインのあるきれいに舗装された 道路になります。 しかし、この道路は、ほとんど貸し切り道路です。 先にでこぼこ道が待っているのを知っているので 通りたがらないのかもしれませんが、ぜんぜん 車がいません。同じ向きに走る車はもちろん、 対向車もいません。たしかに、これでは舗装に コストを投じる気にはならないのかもしれません。

その貸し切り道路の途中には、こんな看板があります。

さて、貸し切り道路も終わって国道に戻り、 しばらく行くと足寄町です。 ここは、松山千春の故郷というので有名ですが、 それ以外よくわからないので通り過ぎます。 今日、最後に立ち寄るのは、池田町のワイン城です。

ワイン城は、池田町のワイン工場です。 観光客受けを狙って、お城のような形にしたのでしょう。 丘の上に、コンクリート色をした 中世ヨーロッパ風な(なのかな?)城の建物が異彩を放っています。 横には観覧車もあるようですが、さすがに天気が悪いので あまり人は乗っていないようです。

子連れでの工場見学は、階段の上り下りがきついので あっさり省略して、お土産のワインを買い込んだら、 とっとと出発です。 今日の宿は、十勝川温泉です。 川沿いの景色のきれいなところで、 横浜ベイブリッジのような橋が川に架かっているのが見えます。


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