馬券を買うだけであれば、WINS (注1)でも できる。しかし、競馬場でなければ絶対にできないことがある。それは、 馬あるいは騎手を生でみることである。
競馬には、ひとそれぞれいろいろな楽しみ方があるが、 馬を見ることを楽しみにしている人も多いと思う。 もちろん、レース中あるいはレースの前後にコース内で馬を 見ることはできる。しかし、もっともじっくりと間近で馬を見ることが できるのは、パドックである。 ぜひ、競馬場に行ったら、パドックにも足を運んでみたい。
パドックで馬や騎手を見る参考となるように、おおまかなタイムテーブルを 整理する。もちろん、単なる目安であり、競馬場やレースの種類により異なる。
厩務員さん(注2)
と馬が一緒にパドックを
歩き始める。厩務員さんは通常ひとりであるが、
馬のご機嫌がななめのときは、厩務員さんふたりで馬と歩くこともある。
騎乗命令がかかるまで、馬番順に並んだまま何周も歩く。
「とま〜れ〜」 の掛け声を合図に、馬と厩務員さんがその場に立ち止まる。 そして、騎手の皆さんが自分が乗る馬のところに走っていき、馬に乗る。
騎手を乗せた後、騎手を乗せた馬がパドックを1周し、本馬場入場の ためパドックから姿を消す。屋根(騎手)の写真を撮りたければ、 1周しか回って来ないため、シャッターチャンスを逃さないように 注意が必要である。
パドックの楽しみ方も、もちろん人それぞれである。ここでは、 一例を挙げよう。
「か〜わい〜」と心の中で思いながら、
馬を眺めることである。「可愛い!」とか「こっち向いて!」とか
「また3着か?」とか声援しても、馬は何のことかわからないし、
恐がられたり、うざがられたりするだけなので、やはり、
静かに眺めるべきである。
また、写真を撮っても良いが、馬が恐がるので
絶対にストロボ撮影をしてはならない!
最近のカメラは、デフォルトでは明るさを勝手に判断してストロボを
光らせるモードになっている場合が多い。パドックでは、
ストロボを光らせないモードに設定
しておきたい。
前述の通り、
なにしろ1周しかしないので、一瞬しか見ることができない。
しかし、早めにパドックに来ていれば、表情がわかるくらいの
近くで見ることも不可能ではない。一瞬のチャンスを逃さない
ポジショニングを狙いたいものである。
馬とは違って、騎手は言葉が通じるせいか声援をかける人が少なくない。
しかし、競馬は紳士淑女のスポーツである。
むやみに声を出すのは、紳士淑女としての品性が欠けていると考え、
心の中で応援するべきであろう。
なお、蛇足であるが「××! 金返せ!」的なものは、
声援とは呼ばないので厳に慎むべきである。
はっきり言う。「無理だからやめな!」
もともと、パドックというのは、その日の馬の調子を見て、
競馬の予想に役立てるためのものだと想像する。しかし、素人の
一般ぴーぽーが、パドックで馬を見て予想しようなんて
100万年はやい! と言わざるを得ない。
私が以前大井競馬場に行ったときの体験をご紹介しよう。
私は、普段JRAしか見ていない。だから、地方競馬の大井競馬場では
知らない馬ばかりで、どう予想したらいいのか困り果てていた。
そこで、とりあえず、パドックで馬でも見てみることにした。
パドックでは、1頭荒れ狂っている馬がいた。
一般に、荒れ狂っている馬は、実力を出し切れない場合が多い。
同じレースに出る馬同士で比べた場合、実力差が大きく開いていることは
考えにくい。似たような実力の馬の中で、実力を出しきれなさそうに
見える馬の馬券を買う奴はいない。私は当然その馬に関する馬券は
一切買わなかった。しかし、彼はしっかり連に絡んでいた。
(注3)
遊ぶといっても、走り回ったり、大声を出すわけにはいかない。
せいぜい、「馬鹿に良く見えますねぇ」
とか口走る、O川K次郎ごっこぐらいまでしかできないだろう。
男女ペアで、過去のデータをもとに次々に馬を消していく
(注4)
I崎S伍郎ごっこと、それにツッこんだりボケたりするST緒ごっこまで
できるようであれば、かなりの達人芸の領域と呼べる。
JRAの場外馬券売り場
馬の世話をする人
1着、あるいは2着になり、枠番連勝式(枠番) あるいは馬番連勝式(馬連)の対象になること
馬を馬券購入の対象から除外すること