これは季節限定です。しかも7月の頭を前後して1ヶ月ぐらいの短期間です。家島諸島で松島の周りは何処でも釣れるようですが、漁師さんに怒られる様なので主に小豆島の中瀬がポイントです。こちらの漁師さんは親切でポイントや魚情報を教えてくれたりもします。仕掛けは魚を針金で巻きつけるタイプと浮スッテです。巻きつける餌はイワシが良いみたいですが、キビナゴを使っています。でも、餌なしの浮スッテでも十分釣れます。今年は小型の浮きスッテが5つ付いたプロサビキというやつと、例の魚を巻くやつを3つラインに直結した仕掛けを使いました。群れが来ると両方とも同じように釣れました。
小型の浮きスッテを買ってきて作りました。 |
これがPROサビキです。スッテは5つでした。 |
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イカは何考えているのやら。置き竿にしていても、食べれもしないスッテを抱いてぐいぐい引っ張っていきます。ラインのテンションがなくなりますのですぐに分かります。あとは竿をゆっくり上下させて誘っていると、上げる時に重みを感じます。また、イカが抱きつく瞬間を感じることもあります。この時、身切れしない程度に大きく竿をあおって、緩めずに巻き取ります。水面まできたら3回水を吐かせて取り込みます。角度によっては海水をかけられることもありますが、4回目には音だけになります。ダブル、トリプルのときは下のイカが外れることもありますが、ゆっくりしてても意外と外れないものです。
集魚灯は55ワットの蛍光灯で250ワット相当の明るさだそうです。でも、人間にとっては明るい様でもイカには55ワットなのかもです。これは船の舷側に水面に近づけて、もう1つは23ワットの蛍光灯をキャビンの屋根に付けてデッキライトを兼ねた形で水面を照らします。ただ、皆さんは発電機を積み込み、すごい電気を複数点けてイカを寄せますので、他船から離れないと効果がありませんです。まあ、それでも明かりに小魚やプランクトンが寄って来ますし、時にはイカが見える時もあります。
ポイントは中瀬から水の子にかけて、その辺り全域で釣れますので適当にアンカーを入れます。岩場は漁師さんが網を入れていますので避けなければいけません。棚は水深35m位の底で釣れる時もありますが、圧倒的に15m付近です。時にはもっと浅い所で数釣れる時もありますけど。で、仕掛けの上に付ける水中ライトは効果大です。そこから1m位のスッテによく掛かりますので効果は間違いなさそうです。逆にスッテの間隔を大きく取ってもダブル、トリプルは少なく、扱いにくくなるだけです。で、やはり潮が動くときが数が出ます。ラインが斜めになるときの方が良いのは、きっと潮の流れに乗って群れが移動しているからだと思います。
クーラー小のイカ君達です。 |
イケスの中のイカ君達です。 |
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もう1つ、最近流行のエギで釣ります。エギングというやつですね。イカの王様アオリイカを狙いますが、コウイカも釣れます。9月から11月が釣期で、初めは岩場の近くの浅いところを狙います。終盤は深場を狙い、数は出ませんが大型になります。エギを信用できませんでしたので、なかなか釣れませんでしたが、やっと釣ることができました。アジの泳がせもあわせが難しいし、アオリは釣りにくいですね。
これは鹿久居島のコウイカです。 |
アオリイカです。 |
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