釣り方

 というより、たまたま釣れた時の仕掛けや餌、潮などの記録です。また、現在進行形ですので途中でどんどん変更になります。欲を言えば大物が釣りたいのですが、小物でも釣りの楽しさは同じです。特にあわせて釣る釣りは腕の差が大きく影響しますので気合が入ります。時には意地になったりして、ゲーム性はバッチリです。その点、大物は偶然に左右され、また、向こうあわせなもので勝手に釣れる状態です。ただ、引き味は最高で、ドラッグがすべる中でのやり取りは興奮させられます。やっぱり大物かな。

 1.カワハギ
 2.アジ
 3.ガシラ
 4.メバル
 5.ツバス、シオ
 6.ヒラメ
 7.アブラメ
 8.カレイ
 9.キス
10.
チヌ
11.ハネ、スズキ
12.イカ
13.タコ
14.タイ
15.タチウオ
16.その他

17.太平洋

カワハギ

 日生諸島の岩場に両アンカーで掛かり、水深6m前後で釣ります。先調子の小物竿10号を使い、カワハギ仕掛けのショートハリス4号を使って底すれすれの棚で狙います。だから船が揺れると、オモリが底に当たってあたりが取りづらくなります。餌は石ゴカイ、シラサ、生ミック、ブツエビ、むきエビを付けます。むきエビは小フグには強いのですが、スーパーの冷凍したものは集魚効果が薄いようです。生ミックは練り餌ですので大体半分にするか、それをさらに半分にして針に付けますが、時にはご飯粒大がいい時もあります。雑誌などにあるアサリのむき身は成績が良くありません。時たま、撒餌に団子を使いますが効果ありと感じています。よく行くポイントは鹿久居島の灯台周りですが、広い範囲で毎年同じ所で釣れます。岩場の中ほどや、岩の切れる底付近が棚と考えています。10月にカキ筏の間隔を取るため大移動させますが、この時そこに隠れていた魚が岩場に移動するのか、数釣りができることがあります。

 この釣りの1番の問題はあわせだと思います。食いがたっている時は向こうあわせでもかかりますが、普通は分からない間に餌を取られることになります。仕掛けや餌の大きさも工夫して、底まで落とした後、極めてスローで竿先を上げながら聞き合わせの要領で釣っています。あたりというのはなくて、何となく触っているという感じと竿先の重量感です。針は信じられないほどねむりが入っていますが、それでも針外れもありますので大あわせを心がけています。実際、針がカワハギの口の中に掛っているより、唇に薄く刺さっている時もよくあります。

 そして、もう1つの問題はクサフグです。しかも小さいのがいっぱいいて、同時に釣れる事です。これには打つ手がありません。名案をお持ちの方は内緒で教えて下さい。潮どまりの前後がいいように思いますが、潮が早いときはそもそも釣りにくいというのもあります。小フグは結構あたりが出ます。そんな中で小フグのあたりが出なくなったときはチャンスです。また、外道でベラやメバル、ウマズラ、サンバソウ、チヌ、タナゴが釣れることもあります。カワハギは巻き上げの途中で大暴れして釣り味抜群です。特に12月には20cmを超える型が釣れますので手ごたえ十分です。しかも料理も簡単、そして美味しいというお気に入りの魚です。煮付けに、薄作りの肝しょうゆ、鍋もポン酢が最高です。そしてフグ同様にから揚げも良いですよ。鹿久居での釣期は8月から12月までですが、10月が盛期です。年によってむらがありますが、いつも期待しています。1番に取り上げたのも、この魚が1番好きと言う事なんでしょうか。

大好きなカワハギ君です。 ここは鹿久居のカワハギポイントの1つです。
名人はこの様な体勢で手釣りをしてます。 大きなフェンダーを挟んで船を筏に着けます。

 9月まではカキ筏に隠れているカワハギを筏に乗って釣ります。場所は主に大多府の北と頭島の北側の筏、鶴島周りの筏です。筏は島に近い方がいいようです。船を筏に繋いで、カキ筏を歩きながら隙間を覗いてカワハギを探します。この時期のカキはロープを2つ折にしており、水深は3m位です。保護色で見つけにくいですが、餌を入れると動きますので発見できます。筏にも拠りますし、1つの筏でもカワハギの居る場所は固定されている様です。カワハギが居るのですから、後は見釣りです。日生の漁師さんは筏につないでも怒らないと聞いています。ただ、あくまでも他人の筏に乗るのですから、気を使うことが必要ですね。最低でも漁師さんには挨拶ぐらいしましょう。

 近場とは別に小豆島や家島では、もう少し深い水深で釣れます。こちらは水深がある分警戒心が薄いのでしょうか、はっきりしたあたりで釣れます。また、こちらの餌取りは磯ベラです。少し浅くなって岩場になるとほとんどベラになってしまいます。餌はシラサか虫で、何故か青虫が好成績です。比較的釣り易いのですが、特に家島ではアンカーを入れられませんので流し釣りになってのんびりと釣ることは出来ません。



アジ


 マアジとマルアジになりますが、年によってマアジがほとんど釣れないこともあります。場所は家島になります。院下から小松までの瀬と桂、松島周りが主で、鹿久居では釣れても15cmまでです。かけ上がりの潮上を魚探で探りながらポイントを見つけます。ただし、25cm位からはほとんど群れで写ることはありませんので、大体の場所を見当を付けて流します。仕掛けは11号のサビキ仕掛け6本針を使います。家島はアンカーを入れると漁師さんに怒られますので、アミかごを付けた撒餌をしません。たまにアミエビを詰める事もありますが、面倒になっていつも途中からかごを外してしまいます。

 やはり潮が良く動く大潮かその後が好条件です。さらに満ち込みの潮の満潮手前が最高です。そのときによって違いますが、仕掛けを少しサミングしながら落としていく途中に針がかりすることが多いです。短竿なもので、竿をあおってもサビキはたいして上下しませんので、リールで補っています。あわせは向こうあわせです。魚が針に乗ったら口が弱いですのでゆっくり、魚の動きに合わせて巻くだけです。たくさん釣ろうとするとハリスが絡まったり、ねじれたりして癖が付きもつれ易くなるので、1匹でも乗ったらすぐに上げる様にしています。ただし数を釣るためにはラインにテンションをかけながら、出来るだけ追い食いをさせなければいけませんので多少テクニックが必要になります。

 マアジは底で、マルアジは中層で釣れます。よくマアジを狙っている時に仕掛けを巻き上げているとマルアジが掛かる事があります。瀬の15から20m位の水深で釣れるようです。このあたりでは30cmを超える型はなかなか釣れません。マルアジはあっても、マアジはまぐれに近いようです。また、その時にもよるのでしょうがマルアジはフラッシャーの派手派手なサビキで、マアジはシンプルなピンクのスキンサビキがいいように思います。25cmまでのマアジは年によって大釣りが出来ることもありますが、20cm程のアジは料理に困ってしまいます。しかし我が家ではこのアジが1番人気なのですが、普段の粗食が原因なんでしょうか。

上がマアジ、下はマルアジです。 マルアジ最大32cmでした。

ガシラ


 水温が低くて対象魚がいない時は専門に狙いますが、普段は外道というか、ついでに釣れてしまいます。が、専門に型と数を釣ろうとするとなかなかできません。まずポイントですが、根掛りと勝負です。なんせ根がありませんと魚もいませんので釣れる訳がありません。従って、根掛りしそうな所がポイントということになります。冬場は特に藻にかかりますので、胴付きでやっていて根掛りするとオモリまで取られてしまいます。そこで太ハリスの天秤仕掛けを使います。ただし水温が高いと水深が20mより浅い所は磯ベラが邪魔をします。

 餌はシロウオやモロコを使うこともありますが、圧倒的にシラサです。少し水温が上がってくると、近くの浅場で胴付き仕掛けや浮き釣り、探りでも釣ります。上手な方は、メバルも含めて簡単な仕掛けを捨て竿にして、3,4本の竿を順番に聞き合わせをしているのを見ますが、私はしません。下手なりにフィッシングへの拘りです。あわせた後、強引に上げないと根に張り付きますので注意が必要です。特に腰の弱い竿の場合は要注意です。この魚はあたりも強く、あわせた直後の引きはいいのですが巻き上げるときは重いだけで、引き味は今1つです。でも、味はメバルに次いで2番目と思っています。たまにソイも釣れますが、これは1段味が落ちる様に思います。

 鹿久居で釣りをしていると、春から夏にかけてスナメリが群れで回遊してきます。すぐ後ろで例の潮を吹くというか呼吸をすることもありビックリします。そうなると、もう釣れません。何も釣れなくなってしまいます。また、夏場はエイがそこここでジャンプするのですが、偶に針にかかってしまいます。全く慌てることなく、悠々とラインを引っ張って行き、やがてハリス切れになります。どちらも困ったやつらです。

ガシラ君です。 こっちもガシラです。

メバル


 浮き釣り、探り釣り、胴付き仕掛けと色んな釣り方をします。ポイントも浅場から30mの沈船まで色々です。餌はブツエビ、シラサがメインで、1時期シロウオを使います。この魚は気まぐれというか、潮の微妙な変化で釣れたり、釣れなかったりします。釣れるときはダブルでくるのに、すぐに釣れなくなります。同じポイントで同じような流れでも、同じように釣れませんのでやはり気まぐれなのでしょう。また、その関係で地合も本当に短時間です。

 あわせは、どちらかというと向こうあわせに近いです。同時にガシラやソイ、アブラメも釣れますが、よく針を飲み込まれて外すのに時間がかかることもあります。でも、メバルは少々あわせが遅れても針はちょうど口にかかっています。ポイントは鹿久居のグンカン、鶴島の東側の岩場と東根、院下の北の根と小豆島までにある沈船、小豆島の金が崎とか、もっと他にもありますが大釣りは中々ありません。釣期は年中ですが、水温が上がると餌取りが邪魔をして狙えませんので、1月から5月ぐらいはメバル狙いで出船しています。後、秋の1時期は餌さ取りも減って、メバルの食い気が増す様です。なお、鹿久居の方は水温の関係か例年少し遅れて釣れ始めます。底から少し浮かせて釣るのは分かっていても、あたりがないと底に落としてしまいガシラの数が多くなってしまうことがよくあります。

 メバルサビキは餌を付ける手間が省けて、さらに針数が多い分数釣りが期待できます。メバルが小魚を餌にしている時は生き餌に遜色なしに釣れます。メバルは目が良いといわれますので、細仕掛けが有利でしょうが、1.5号ハリスでも問題ないようです。逆に細ハリスはもつれやすいですし、小針は針外れもあり、魚を外すのも手間取ります。サビキはシラスカットの長いものを選んでいます。緑色や緑と白の混ざったものがありますが、余り違いはないようです。ちなみに漁師さんも白です。ただし、漁師さんは引き釣りに近い釣り方ですので、錘のついたカブラかも知れません。

 サビキの場合小魚の魚探反応が出ていないとまず釣れません。餌の場合は反応が出ていなくても釣れますが、サビキの場合はそれを小魚と間違えて針に掛かるのですから反応が出ていないと期待は出来ません。ただし活性が高いときは、その反応の中を流すと連で釣れます。でも反応があっても活性が低いと口を使いません。そんな時は誘いが重要となりますが、メバルは潮上にサビキを動かすのが効果的です。そして魚探反応も底から浮き上がって点々と出る反応が好条件で、この場合は反応の上部、またはその上側を流すようにしています。

 春にライトを付けてイカナゴを寄せてのランプ釣りで大漁を期待するのですが、波と寒さに阻まれて結果が出てません。もっともランプ釣りは小豆島では禁止されているそうですよ。でも何といっても煮付けはこの魚が1番でしょう。刺身も本当に上品な味ですよ。他に塩焼きとから揚げにしていただきます。そこそこの型であれば1匹でも十分おかずになります。

小松の北で釣れた大メバルです。 イケスに100匹以上入っています。

こんなメバルサビキを使っています。 8本針のサビキにに8匹、満タンです。


ツバス、シオ


 私のポイントは院下と黒フゴの間と、小松と金子の間、小松の西、桂や松島の東になります。残念ながら鹿久居や鶴島では釣れません。やはり水深の関係でしょうか。いずれも瀬の潮上で小魚が付いている所がポイントです。ずっとそこに居るわけでなく、そこに回遊してくる感じです。従って時には2本の竿に同時に釣れることもあります。後半戦になるとイカが回遊してきて、餌の小魚の頭をかじられることもよくあります。また、外道でハネやヒラメが釣れます。

 どちらも小さいときはサビキで釣れるようです。少し大きくなってからは小魚を餌にして釣ります。そこで、まずサビキで小魚を釣り、そのまま泳がせてあたりを待ちます。7号ぐらいのサビキで小魚を専門で釣ってイケスにストックすることもありますが、その間に乗ってくることもあり、この時は確実にハリス切れになります。中には天秤に適当な長さのハリスを使い餌を泳がせている人もいます。

小魚は15cmまでがいいのですが、20cm位でも食ってきます。サビキにかかっている小魚が暴れ出して前兆があると、こちらも興奮します。あわせは向こうあわせでかかりますので、後は適当にやり取りしてたもで取ります。このやり取りのとき、短竿なものでリールのドラッグ性能と調整が大切になります。最後まで走り回りますので釣り味は最高です。

 餌の小魚はイワシだとすぐに弱ってしまうので、マルアジの小さいのがベストです。イワシは10mまでで、アジのときは15m位の魚群の少し下を棚と考えています。対象魚は直接魚探に写りませんが、小魚の魚群が不自然に散らばっているときはまず間違いなくいると思います。仕掛けはヒラメ用の呑ませサビキを使っています。本来8本針なのですが、半分にして使っています。外道でエソがくると、ハリスがぼろぼろになりますし、餌の小魚が沢山付き過ぎるのもどうかと思って4本でやっています。

 なんとかジグで釣り上げたくて、かなり試みるのですがハネはかかってもハマチはかかったことがありません。1度ジグを追って水面近くまで上がってきたのを見たことがありますので、そのうち上げてやろうと思っています。しかし、ジギングで釣るには個体数が少なすぎる気もします。それと体力の問題ですかね。

下側、小さくてもハマチと呼んでください。 カンパチとは呼べませんね。シオです。

ヒラメ


 といっても数えるぐらいしか釣っていません。鶴島でハネを狙ってプラグを引いていて釣れたのと小松でハマチを釣ろうとして呑ませサビキにきた、イカを釣ろうとして泳がせをしていて、イカ仕掛けにきたという外道状態でしか釣っていません。従って、今のところ釣り方はまぐれを狙うということです。失礼しました。

 今年の挑戦は鶴島で、ワームを使ってみようと思っています。ハードルアーで底を引くと根掛りで、ルアーがいくつあっても足りません。ジグヘッドやダウンショットでワームを引けば、底が探れて根掛りも少ないという計画です。エンガワだけでなく、その白身は歯ごたえもあり甘味もありで、さすが高級魚です。そもそも生き餌しか食べない魚なのですから美味しいはずですよね。

これが4匹目のヒラメ君です。 こちらは漁労長の釣ったヒラメです。

アブラメ



 鹿久居で冬場のメインターゲットとしておりますが、このところ大型にお目にかかることはなくなりました。今年は新子が多い様な気がしますので、今後が楽しみです。ポイントは鶴島の東側と鹿久居の南側の岩場です。底からのかけ上がりの際で、餌は本虫です。ちょい投げで竿を出し、置き竿であたりを待ちます。仕掛けは2本針を使いますが、根掛りですぐに1本針になってしまいます。びっくりする程の浅場にもいて、シラサを餌に浮き釣で狙うこともあります。

 あたりも明確で、体をくねらせてよく引きますので手ごたえはグッドです。ただし、よく針を飲み込まれるので、針を外すのに手がかかります。この魚、とにかく刺身は甘くて絶品です。しかし刺身にするにはある程度型が良くないと出来ません。本虫や岩虫も、昔は自分で掘ってきたものですが、干潮に合わせていつでも動ける訳でもありませんので、今は餌屋さんのお世話になっています。しかし高い餌です。もう少し安くならないでしょうかね。

まあまあサイズのアブラメ君です。 ここはクジメ君を入れます。

カレイ


 この魚も釣れなくなりました。小型ながら千種川の河口で入れ食いということもあったのですが、今は狙って数匹という状態です。もっとも私がポイントを知らないだけかもしれませんが。場所は鹿久居と鶴島の間と院下の北西になります。どちらも泥底です。餌はまず本虫でしょうが青虫を使うこともあります。置き竿にしてあたりを待つというか、魚が餌を飲み込むのを待ちます。適当に竿に聞いてみて、重みを感じたら大あわせです。釣るというより釣れるという釣りです。

 もう1つのポイントは坂越湾の丸山海岸側です。ここも砂泥底ですが、近場の割りに意外と型のいいのが釣れる内緒ポイントです。しかしこれで内緒でなくなってしまいました。湾内ですので、ほとんど波もなくて置き竿にしていてもあたりが取れることもあります。時間がないときは車で投げ竿を持っていって、陸から投げることもあります。

ここもいつ入れれるか未定。 もっと未定です。

キス


 赤穂の沖一帯でも、鹿久居でも釣れますが型が小さいので、家島になります。一応院下の東北や高羽の東西、小松の北、西島の南の20から30mラインで釣ります。仕掛けはキス天秤に2本針、餌は石ゴカイです。6,7月の釣り物です。だいたい船を流しながら、仕掛けを底に這わせてあたりを待ちますが、アンカーを入れたときはちょい投げで引き釣りをします。この時期、家島への釣行はこれを保険に、いつも石ゴカイを持参します。

 外道で、グチ、ヒメオコゼ、トラギス、テンコチ、ガンゾ、カレイ、ガシラ、ベラ等が釣れます。あたりは、その大きさの割りに強く出ますが、きちんとあわせないと針がかりしません。ここは面白い。基本的に合わせて釣るという釣りの方が好きです。(はまち君は例外です)途中でグイグイ引いて、大型がかかったと思うときはグチです。ヒメオコゼは針を外す時に注意が必要です。岩場に近づくと多くなります。逆に泥気がある所はグチが増えます。

キス君の写真。ちょっとピンぼけです。 グチ君、引き味はそこそこなのですが。

チヌ


 最近、本当にチヌ狙いはしなくなりました。その理由を考えますと、爆釣がないということでしょうか。釣れても数匹止まり。その数少ないあたりを待つ忍耐力がなくなったこと。もう1つは釣って帰っても、あまり喜んでもらえないということです。同じ種類なのに、タイは美味しく感じるそうです。さらに、型は少し小さくなりますが陸釣りでも釣れるというのがあるかも知れません。

 かつては、TVでやっているように団子を撒いて、団子に餌を包んで釣っていました。餌は、生ミックという練り餌を主に使って、時にはシラサや本虫をローテーションしたりして工夫をしたものです。後、カニやイガイを使ったこともありますが、このあたりではあまり成績は良くなかったです。ちなみに、釣れたチヌの胃袋の中はどれも押し麦で一杯であったことがありましたので、撒餌の団子は中に押し麦が入っている物を使うようにしています。

 一応自己記録は47cmなので、記録更新には関心があります。もちろん近場では無理と思いますので、皆さんの情報を見ながら家島や小豆島で挑戦をしてみます。引き味は独特で、頭を激しく振り、ハリス切れを予感させるぐらいドキドキさせてくれます。思い出したら突然行きたくなってしまいました。明日仕事が終わってから、ちょっと竿を出してみます。

やはり大きなチヌの写真ですね。 ここはどうしましょうか。

ハネ、スズキ


 春にイカナゴが鶴島の周りに群れると、ルアーで爆釣になります。その後もイワシとかの小魚の群れでボイルが見られますので、主にバイブレーションを投げます。1時ですが入れ食いになったりしますので、以来ハネが釣れても嬉しい気持ちが半減してしまいました。ルアーの場合完全に向こうあわせでかかり、その後はエラ洗いに合わないように竿を倒して巻き取ります。老婆心ながら、針を外すときもエラには注意をしましょう。リーダーは5号のハリスを1m取っていますが、ラインはナイロンの2.5号です。しかし、70cmを超えてもドラグの調整で心配はありません。バレルとしたら針掛りが悪かった時です。また、ボイルがなくても、決まったポイントでは足元まで数匹がルアーを追ってくることもあります。ちなみに自己記録は80cmです。

 鶴島の東根では、メバル狙いでシロウオを餌にすると小型のハネが、ダブル、トリプルでかかることもあります。以前他のボートでジギングをしていましたが、連続で取り込んでいました。水深は10m強の根の北側です。またその時期には、日生の漁師さん風の船が数隻曳き釣りを良くしています。私の使うサビキを巨大にした様な仕掛けを、スローで引きながらハネをあげています。

 家島でも釣れますが、そもそも家島でハネを狙うことはしません。従って釣れてしまう状態の外道です。これでは魚に申し訳ありません。釣納めに小松に出て、魚探に小魚が写るものでアジサビキを入れると、入れ食いになりました。この時はメタルジグでも釣れましたが、胴調子の柔らかい竿で引きを味わうほうが楽しいですね。下の写真はその時の持ち帰り分です。この後、帰宅してから配るのにも苦労しました。

スズキは70cm以上ですね。 ハネ爆釣の時のクーラーです。

イカ


 これは季節限定です。しかも7月の頭を前後して1ヶ月ぐらいの短期間です。家島諸島で松島の周りは何処でも釣れるようですが、漁師さんに怒られる様なので主に小豆島の中瀬がポイントです。こちらの漁師さんは親切でポイントや魚情報を教えてくれたりもします。仕掛けは魚を針金で巻きつけるタイプと浮スッテです。巻きつける餌はイワシが良いみたいですが、キビナゴを使っています。でも、餌なしの浮スッテでも十分釣れます。今年は小型の浮きスッテが5つ付いたプロサビキというやつと、例の魚を巻くやつを3つラインに直結した仕掛けを使いました。群れが来ると両方とも同じように釣れました。

小型の浮きスッテを買ってきて作りました。 これがPROサビキです。スッテは5つでした。

 イカは何考えているのやら。置き竿にしていても、食べれもしないスッテを抱いてぐいぐい引っ張っていきます。ラインのテンションがなくなりますのですぐに分かります。あとは竿をゆっくり上下させて誘っていると、上げる時に重みを感じます。また、イカが抱きつく瞬間を感じることもあります。この時、身切れしない程度に大きく竿をあおって、緩めずに巻き取ります。水面まできたら3回水を吐かせて取り込みます。角度によっては海水をかけられることもありますが、4回目には音だけになります。ダブル、トリプルのときは下のイカが外れることもありますが、ゆっくりしてても意外と外れないものです。

 集魚灯は55ワットの蛍光灯で250ワット相当の明るさだそうです。でも、人間にとっては明るい様でもイカには55ワットなのかもです。これは船の舷側に水面に近づけて、もう1つは23ワットの蛍光灯をキャビンの屋根に付けてデッキライトを兼ねた形で水面を照らします。ただ、皆さんは発電機を積み込み、すごい電気を複数点けてイカを寄せますので、他船から離れないと効果がありませんです。まあ、それでも明かりに小魚やプランクトンが寄って来ますし、時にはイカが見える時もあります。

 ポイントは中瀬から水の子にかけて、その辺り全域で釣れますので適当にアンカーを入れます。岩場は漁師さんが網を入れていますので避けなければいけません。棚は水深35m位の底で釣れる時もありますが、圧倒的に15m付近です。時にはもっと浅い所で数釣れる時もありますけど。で、仕掛けの上に付ける水中ライトは効果大です。そこから1m位のスッテによく掛かりますので効果は間違いなさそうです。逆にスッテの間隔を大きく取ってもダブル、トリプルは少なく、扱いにくくなるだけです。で、やはり潮が動くときが数が出ます。ラインが斜めになるときの方が良いのは、きっと潮の流れに乗って群れが移動しているからだと思います。

 

クーラー小のイカ君達です。 イケスの中のイカ君達です。



 もう1つ、最近流行のエギで釣ります。エギングというやつですね。イカの王様アオリイカを狙いますが、コウイカも釣れます。9月から11月が釣期で、初めは岩場の近くの浅いところを狙います。終盤は深場を狙い、数は出ませんが大型になります。エギを信用できませんでしたので、なかなか釣れませんでしたが、やっと釣ることができました。アジの泳がせもあわせが難しいし、アオリは釣りにくいですね。

これは鹿久居島のコウイカです。 アオリイカです。


タコ


 このあたりではイイダコとマダコが対象になります。イイダコは10月頃、赤穂の沖や鹿久居のあっちこちで釣れます。赤穂の沖は水深3m位の所に毎年集まるようで、岸から投げ釣りでも釣っています。イイダコは白やピンクのガラス玉の付いたジグで、マダコはプラスチックのカニの付いたタコジグで釣ります。ただし引き味が全くありませんので、面白味がありません。それにも増して寄る年波で歯が弱ってきまして食べるのも難儀します。従って余程の事がない限り狙う事はありません。

 マダコは潮止まりに岩場でジグをこついて釣ります。上手な人は本物のカニを港で取って、それをジグに巻きつけて釣っていますが、たくさんは中なか釣れません。イイダコは砂地のところをジグを這わせて釣ります。これは時期にもよりますが、数が出ます。しかし肝心のイイが入る頃になると、あまり釣れなくなってしまいます。きっと漁師さんが網を入れているのでしょう。

ジグに掛かったイイダコ。まだ小型です。 こちらも小型のマダコです。

タイ


 正月を前後して、メバルサビキでタイが釣れてしまいます。サビキはサバ皮のシラスカットでが良いようです。小豆島の金ガ崎では、満ち潮が流れ始めてしばらくの間が地合いのようです。家島でも釣れるようですので、ポイントを見つけなければと思っています。小魚を追いかけているようで、魚探に薄く魚群が写るところを狙えば確率大です。棚は25mから底までです。群れで泳いでいる様で、ダブル、トリプルで掛りました。加えてハネも一緒に泳いでいるようです。

 写真の50cmはハリス2号で上げることが出来ましたので3号のハリスは必要ないと思います。一応これが自己記録です。小魚を模して、自作サビキ用のハゲ皮を7cmの短冊に切って針に加えましたが、いい感じでした。また、これが思いの外丈夫でした。釣ものが少なくなる時期だけにありがたいですし、これで毎年、正月用のタイは予約完了ですよ。

40mから上がってきました。 小さいのは手のひらサイズです。

タチウオ


 初夏にマルアジを狙ってチョグリ仕掛けで流していると指3本までのサイズのタチウオが釣れます。小型ですので持ち帰っても食べにくいし、良く仕掛けを切られますので困り者なんですが、秋口にはサイズアップして指4本サイズが釣れます。これは青物のようなラインを持っていく様なグイグイはありませんがあわせた時の重量感は相当です。それに5本サイズだと少しはドラッグが滑りますし。さらにあたりの出方も色々あってタイミングが取り難いため、連続して外すと意地になります。

 そのあたりはおおよそ次のようなパターンがあります。一番多いのが本にも書いている、ゆっくり巻き上げている時にゴツゴツとあたり、この後引き込むような重みを感じたときがあわせのタイミングです。活性が高いときは比較的早い段階に向こうあわせで針に乗ってきますが10mぐらいずっとゴツゴツのままということもあり、結局エサのイワシがボロボロになっただけで逃げられます。他にも一気に大きくグイっとあたりが出るときは5分5分。落とし込みの途中で仕掛けが止まる時や食い上げの場合はほとんど針に乗ります。あわせ損なってもすぐに仕掛けを落とせば再び飛付いて来る場合もあります。

 ポイントは島周辺や瀬の周りの深場で、水深が50mぐらいの場所です。棚は底から15mぐらいまでゆっくり誘い上げます。仕掛けはタチウオテンヤでエサはイワシを括り付けていますが、アジでもママカリでも変わらないような気がします。


その他

名前が分からないフグです。 鹿久居で釣れたイシガキダイです。

60cmのシイラです。引き味抜群でした。 50cmのサワラの子です。

鹿久居で34cmのウマズラはめずらしいです。 5月マナイタでオキアミで釣れました。

メダイの若魚。6月、2番ブイに付いていました。


太平洋


最近田中船長のSEASS号に乗っけてもらって、太平洋まで遠出しましたので特別な魚達です。

周参見でトローリングで釣ったソーダ鰹です。 本物のカツオです。周参見沖でヒットしました。

ハリセンボンですが、針を立ててくれません。 これは何でしょうか。日の岬で釣れました。