地デジのアンテナ製作 2011.4.16 |
船の上でテレビを見ることはそうもないのですがあればいつでも見れます。以前は魚探のモニターを大きくしたくて15インチに変更したついでに、ダウンコンバーター用のチューナーを繋いでいました。ところが肝心のモニターが船の振動で一部液晶の接続が不良になってしまって交換することに。ついでなので小型のテレビに変更です。DVIをMDMIに変換して接続完了。16インチとはいえ横長なので4:3表示にすると12インチより少し大きい程度でしょうか。あまり関係ないので横長で使っています。で、次はテレビの方です。これまでは綺麗に映る事はありませんでしたがアナログですので画像が乱れても音は出ていました。でも地デジは一定レベルの信号が必要ですのでアンテナとブースターを考えることにしました。 |
普通は八木アンテナですが7エレでもマイボートには大き過ぎです。しかも指向性が強いので送信所の方角に向けなければダメです。そこで無指向性の多段アンテナを作ろうとネットを検索しているときにヘンテナを発見。一番良かったのは製作も調整もだいたいで良いということです。いまやSGどころかディップメーターすらなく、作っても細かな調整ができなかったからです。いくつかのHPを覗かせてもらって適当に作ってみたら時々ですが画面が出るんです。本当に作ったままの状態でしたからびっくりです。ただ給電位置をスライドさせてもあまり感度に影響しないようでした。それに指向性がありますので向きを変えなければいけませんし、赤穂の電波は垂直偏波なので横向きにする必要があるんですが。 |
使用したのは4mmのアルミ棒1mと5mmのアルミパイプを少々。パイプはアルミ棒の接続と給電部分に使いました。他にアクリルの小片と2mmのビスです。すべてホームセンターで調達し500円ぐらいでしたか。工作はアルミなので簡単ですから集中して1時間ぐらい。それにしても変なアンテナです。アマ無線のどなたかが発案されたそうですが感謝です。もっとゲインを稼ぐには反射板を付けたりするのでしょうがそれだと八木と同じになってしまうので却下です。次に同軸の引込みを無線のアンテナラインを利用しようと第2弾を作りました。昔もやりましたがM形コネクターにパイプを立ててまったく同じものを製作。これは水平偏波用です。最初に作ったものを垂直偏波用にして差し替える作戦にします。 |
30dBのブースターを繋ぐと港に係留していても何とか地デジが見れるようになりました。それでも電波自体が弱いので風で船が動くと不安定になります。 |
港を出ると広い範囲で西方面からの強力な電波が受信でき、またNHKとサンテレビは別系統の電波を捕らえるようでほとんどのチャンネルは綺麗に見ることが出来ます。のんびりアンカーを入れている時は良いですが、流している時も他船が居ないときに限定されますし、そもそも海に出てまでテレビを観る必要なんて全くない。最近は魚探の画面が見やすいようにテレビの照度がもっと高いものを探していますがなかなか思うレベルのものがありません。 |