7月18,19日 太平洋
今回も田中船長のSEASS号にお世話になって、太平洋でトローリング。狙いはカジキとマグロに決まっています。しかし大物を釣り上げるには人手不足と判断した船長は、船員を1名新規採用。彼はNさんですが、今回船酔い克服プログラムも同時に実施することになっています。しかし竿の持ち方で素人であることが分かってしまいますね。
朝から西風が結構吹いていました。小豆島を越えた辺りが1番強くて波の頭が白くなっていましたがSEASS号はへっちゃらです。また、この追い風のせいか、燃費がかなり節約できたようです。橋が見え出すと風も落ち着いてきて、しかも鳴門の手前に大船団です。まず軽く小手調べでサバと丸アジをゲット。ジギングでタイを狙っていたボートもサバを釣り上げていました。先週はタイが10匹位釣れたそうです。
で、鳴門を越えて一路、日の岬に向かいます。天気予報が悪かったのか、余りボートを見かけませんでした。何故か漁船も少なかった様な気がします。日の岬でトローリングの用意をして南に曳いて行きました。間もなくして大きなリールがジィーと音をさせたのですがノーヒット。しかしそれから白浜の辺りまで全く反応の無いままでした。2度イワシのナブラを見つけましたが、その上を曳いてもサッパリでした。シイラがジャンプしているのは見ましたが、こちらを馬鹿にしてたんでしょうか。波が大きくなって来ましたので、早めに周参見に入港です。
早いものだから周参見の港はガラ空きで、何処にでも係留できる状態でした。そして、いつもは時間が無くてバタバタするのですが、時間がたっぷりありましたのでのんびり出来ました。情報収集の後、早めの夕食を駅前のはまちゃんで頂きました。カツオの刺身がトロのようで美味しかったです。次に国民宿舎のお風呂タイム。さすが連休とあってお客さんで一杯でした。遊漁船の船長の話しだと、朝出た時はカツオが100釣れたそうで、夕方からはイサギ狙いで出船するということでした。
船に戻って、今度は立食パーティ開始です。サバとアジを刺身にして、ワインで乾杯をしました。船長はうん十万円もするファイティングチェアーがテーブル代わりになっていることを嘆いていましたが、デッキの中央にあって、しかも滅多と使いませんでしょうから、これからもどんどん利用しましょう。知ってる方にしか分からないでしょうが、背もたれのデザインが一流品の証拠だそうです。
で、今度はキャビンの中で作戦会議です。しかしこれはもう動く応接間ですね。クーラーも心地よく、広い空間でリラックスして、テレビを見ながら談笑をする。まあ、それなりの値段ですので当然なんでしょうか。会議の結果、気合が足りないということで3時半に起きて出船準備を始めることになりました。長いソファーは私が使わせてもらいましたので、Nさんは狭かったかな。次回は交代しましょうね。
全員3時半に起床。4時過ぎに明るくなってきましたので出航です。港を出てすぐに仕掛けを降ろし、第2ラウンドのトローリング開始です。1時間ぐらい曳いた時にヒットです。すぐにリールを巻こうとしましたが重くて巻けません。で、気合を入れて3回ぐらい巻いた時に、軽くなってしまいました。マグロかなあ。カジキだったのかなあ。その後1回だけジィーの音がしただけで、今回の大物狙いは中止となりました。無線の情報も昨日同様に皆さんダメのようでした。

周参見に給油に帰る途中に船団発見。イサギが釣れているようですので参戦です。しかし私に釣れるのは以前日の岬で釣った小物のみ。すると、田中さんの奥さんが良く引くといって上げたのがソーダ鰹。船長も釣ったような気がしますが、私はノーヒットでした。皆さん、撒き餌をしながら、餌を付けて釣っていました。でも、船団が出来ている割に釣れていなかったですよ。イサギは本当に50や60も釣れているんでしょうかね。
周参見で給油をして、北上しながらポイントを見ますが、暑さのせいもあってボートがほとんど出ていませんでした。日の岬を回って反応の良い所は、小アジや小サバが釣れるだけでイサギは釣れませんでした。仕方が無いので一気に沼島まで戻って、アジ、サバ狙いにしました。サバは良い引きを楽しませてくれ、久しぶりのマアジの引きも味わえました。たくさんポイントがあるようですが、魚の群れはピンポイントでしか釣れない感じがしました。

今回マグロのボイルに備えて硬めのシーバスロッドのみを持参していました。アジやサバはもっと柔らかい竿で釣る方が良いですね。昨日は薄曇で良かったのですが、本日晴天過ぎて暑い暑い。そのせいで写真を撮ることを忘れていました。やはり早めに終了して鳴門を越えました。
日生マリーナの東の入り口です。中央に赤穂の関電が見えています。ここは出来るだけ島のほうを通らないと事故に繋がりますよ。で、釣果ですが、ソーダ鰹が太平洋で釣ったもので、他は沼島で釣ったものです。奥さんは遮蔽していましたが、私も船長も真っ黒、Nさんは真っ赤になりました。田中さん、毎度ながらお世話になりました。次回のトローリングもお供させてくださいね。今年は無理でも、いつかカジキを船に引っ張り上げましょう。Nさんもお疲れ様でした。また機会がありました時にはよろしくですよ。