5月29、30日 太平洋
例によってSEASS号のお世話になり、本日カツオの最終とマグロ狙い、おまけでアジとイサギの計画でした。今回は雨を覚悟での釣行です。早くからのマリーナの企画で、たくさんで出船する予定が、前にご一緒した大倉さん艇と2隻だけで早朝4時に出船です。なお、勝手に企画に追加をして、釣ったマグロの解体ショーとお客様に配ることにしましたので、ただでは帰れません。今回初めてこんちゃんが応援に加わってくれましたので、少しだけ安心です。
鳴門も慣れましたので写真もありません。ただ、渦を超えたと同時に風が強くなって、すごい波の状態。船底を叩く時の衝撃がかなりのものになって、1度はなんとSF-35が宙に舞いましたよ。予定では丸アジを入れていましたが変更です。スピードを押さえて、まっすぐ日の岬方面に向かいます。到着すると有名なポイントなんでしょうか、乗合船がかたまっています。様子を見ながらアンカーを入れたりして調査しますが、釣れるのは小さなイシモチ君とガシラ君のみです。乗合船の方達ものんびりでしたので移動です。
日の岬を回った所です。小魚の反応はすごいのですが、これはアジとサバとイワシでした。中アジやイサギは何処に居るんでしょうか。スポーツ新聞の情報だと、麦わらイサギが3桁とあるのに困ったものです。その内、無線でナブラがいっぱい出ていると言うような情報が聞こえてきまして、こちらも周参見方面に移動です。
ヒコーキとラビットを各2本、もう1本はマグロ用のジグで、合計5本を曳きました。ソーダ鰹は釣れますが本命は無し。少し沖に出ると水温は25度を超えていました。ナブラもありませんし、鳥もほとんど見かけない状態でしたが、無線からカジキがヒットしてばれてしまったという情報。気合が入りますが、魚が釣れてくれないのでどうしようもありません。1度周参見に戻って給油をお願いしますと今回の大ヒットですが、なんと周参見漁協の組合長とお話しが出来ましたよ。申し訳ありませんが、話しの内容は極秘扱いとさせてもらいますね。次から周参見に行ったら、少しだけ大きい顔が出来るかもです。
組合長だけでなく係りの方も本当に親切で、ありがたい情報をゲットできました。宿舎もOK、しかもそのすぐ前に係留できましたので助かりました。ただ、給油後もアドバイスに従って曳きましたが、これはボーズとなりました。もう少し粘れたのですが、国民宿舎の夕食は時間制限がありますので、早めに切り上げたせいかもです。さて夜は大宴会となるはずでしたが、僚船は和歌山マリーナシティの方に分かれてしまいましたので4人だけのささやかな食事となりました。また、皆さんお疲れですし、翌日に備え風呂に入ってすぐに爆睡です。少なくとも私はそうでした。ちなみに大倉さん達はジギングでマグロ1本に絞っていたようですが、釣れたのはエソ君ばかりだったそうです。
疲れの溜まっている私は、こんちゃんに叩き起されましたよ。今回は気合が入っていますので、4時に宿舎を出て参戦です。電気を着けた漁師さんと一緒に出船しました。水温が高いせいか、港を出てすぐに仕掛けを入れていますので、こちらも同様に準備です。しばらくすると連続ヒットです。ただし、今日もソーダ鰹なんです。こんちゃんも慣れたもので、スムーズに取り込みます。今回バラシはありませんでした。釣り上げた魚はすぐに血抜きしてクーラーに入れました。
さて、3本の竿にあたりです。みんなで手分けして巻きますが、その内の1つはすごい大物がヒットしました。田中船長が上げようとしますが重くて上がりません。すぐに船速を落としてゆっくり取り込みます。ところがその正体はゴミでした。潮目を曳くとよく藻も掛かります。少しの藻が絡んだ時もすごく重くなってしまい、魚はグイグイはしますがその割りに軽いのは不思議ですわ。今回その潮目辺りに赤潮が出ていました。
そして、他の1本はやはりソーダでしたが、もう1つは引きが違いました。これはマグロ用の仕掛けですし、期待が持てます。こんちゃんが巻き上げてくると残念ながらマグロでなく、シイラが付いていました。私が網で華麗に掬ってあげましたよ。下の写真はまだ生きていますので綺麗な色をしています。漁師さんがかなり集まっているポイントを見つけましたが、周りを曳いても無反応。漁師さんも釣っているところを見ませんでした。
大倉艇に乗っているマリーナの店長から携帯が入って、マグロがボイルしている情報でした。トローリングを切り上げて向かいます。印南の沖で船が列になっています。魚を餌にしている船とジギングをしている船とありました。近づいて行くと大きな魚が水面に波紋を作っているのが見え、こちらもジギング開始です。前日の疲れも残っていて、ジギングさらには疲れますが、マグロ・マグロとリールを巻く時にリズムと気合を入れます。
大倉さんと合流して挨拶。そちらの船はナブラがでるまで待って、出たらそこに急行してジグを入れる釣り方をされてました。やはり、無闇にリールを巻くだけでは確率が低いし疲れてしまいますからね。こちらは全員疲れ果てて戦線離脱です。いつもアドレナリン一杯の田中船長でさえも、どこかにアンカー入れて釣ろうと言ってましたよ。で、北上して日の岬を回った前回イサギが釣れたポイントに移動です。相変わらず船長の奥さんは釣りますわ。グチのような感じの魚です。口の中はアミエビだらけ。皆さんの撒き餌が利いていたようです。
この頃から南東の風が強くなりだして、他船も釣っていませんでしたのでボーズのイサギを切り上げて鳴門を目指します。潮止まりを狙って無事通過。少し時間がありましたので、四国側で風を避けながらサビキを入れてみました。底で手のひらサイズのタイが1つ釣れただけで本日終了です。ところが移動し始めるとすぐに風も和らいで、今までで1番快適なクルージングとなりました。
皆さん、お疲れ様でした。みんなで記念写真です。イサギが居ないのが残念ですが、今までイサギを3桁釣っているような乗合船を見たことがありません。どなたか、ここと言うポイント教えてもらえませんか。あっ、そうそうマグロの解体ショウーは中止ですよ。中止。中止。当然皆さんに配ることなんて出来る訳がありませんからね。田中船長がビッグゲームに参加してカジキを釣ってくるまでお預けです。どうしてもマグロが欲しい方は、もしかすると大倉さんがゲットされているかもですので、そちらにお願いして見てください。