5月2、3日 太平洋パート2 |
再び田中船長にお世話になって、ゴールデンウィークにゴールドな釣行です。当初カツオ計画でしたが、天候不順と釣れていない情報でアジ、イサギ狙いで出ました。出発時から船長が渋滞に引っかかり、その間に東風がそよそよし始めました。マリーナのアドバイスは△でしたが、まあ、現地で状況を確認して動きを決定することで出船です。 さすがゴールデンウィークなんでしょう、鳴門大橋の四国方向は渋滞で車は動いていませんでしたね。渦潮の観光船もたくさんのお客さんを積んでました。潮が大きいため、相当南まで潮がよれていました。 |
まずサワラを試してみます。鳴門を過ぎてしばらく南下した所にいくつかボートが居ましたので、強力な釣り針がたくさん付いた仕掛けをグミ引きします。でも、よく見ると他のボートはシーアンカーを入れて流していました。しかも予報では穏やかなはずでしたが、波が大きくなって来ましたのでサワラは早々と終了しました。 |
南下して湯浅を目指しますが、風が強くて向かい波のためSEASS号でも直進できませんでした。すこし東方向に進んでから南下します。日の岬に前回同様ボートがアンカーを入れて釣っていましたが、風と波で釣りになりそうにありませんでした。少し岸よりでアンカーを入れてサビキ仕掛けにカゴを付けて、アミエビを撒きます。しかし予報に反してすごい波と風です。しかも魚探反応も無いし、何のあたりも出ません。しばらく我慢して釣っていますと、田中さんの奥さんが魚を釣り上げました。こんな魚でも、今回の釣行ボーズはなしです。 |
我慢できずに周参見まで直進して港に入ります。やはり連休ですので、着岸する場所がありません。ウロウロしながら端の方に無理をしてロープを掛けようとすると、親切な方が抱き合わせさせてくれました。これがまた強力なビッグボートでした。しかもご夫婦2人切りで来られていました。この方、昨年は2トンもカツオを釣ったそうですが、今年は釣れないとのことでした。 宿が一杯でしたので国民宿舎の風呂に入って、ついでに情報収集です。本日イサギ狙いの方は4人で4匹しか釣れなかったらしい。カジキは3月が一番条件が良い。明日の出船は無理、その他。食事は周参見の駅前にある中華料理屋さんで頂きました。地元の漁師さんも一緒で、ナブラを追いかけるにはもっとエンジンのパワーが要るという様な話をしていました。 お腹一杯でアルコールも入って後は寝るだけ、今回は船中泊です。大きなソファーを使わせていただき、ベッドで寝るのと変わりませんでした。発電機の音も気にならない程度でしたし、相変わらず風は強かったのですが、意外と揺れないので熟睡できました。やはりここで生活できます。ただ、テレビがほとんど写りませんので天気予報が見れませんでした。 |
早朝、暗いうちから漁船が電気を点けて出船していきます。風が落ちており、お隣の船がカツオ狙いで出船すると言うので、こちらも出船です。ただし、昨日給油が出来ませんでしたので、近場を回って給油に戻る計画です。秘密のカツオ仕掛け、このヒコーキの部分から外してリールのPEに繋ぎます。しかしこのごっつい金具が釣具とは驚きです。港ではたくさんの方がエギングをしてましたが、墨跡はまったくありませんでした。 |
港を出て少し南下すると、船団発見です。仕掛けを準備して、漁師さんの邪魔にならないように近くを曳いていますと、早速にあたりました。左右のアウトリガーにヒコーキとセンターに潜行重りを1本流していましたが、全部にヒットです。が、取り込めたのは1本だけでスジガツオ、大きさは46cmで丸々してました。この調子だと今日は大漁だと思ったのですが、その後全くあたり無く、船団も消えてしまいましたので周参見に給油で戻ります。魚は〆た後氷に海水を張った中に入れて、しばらくして取り出してぬらした新聞紙に包んでクーラーに保管しました。 |
500リットル給油して満タンです。地元の方が釣りをしていましたので、情報収集です。今年はカツオは釣れないとのことでした。すぐに漁師さんが船を着けて急いで給油。何でも今日は休むつもりでいたのに連絡が入ったので出るということでした。XXの沖7マイルということも教えてくれました。その漁師さんの後を追いかけて2回戦出発です。すぐに大船団発見です。時々黒い煙を出して漁師さんも気合が入っています。漁師さんはだいたい1日に30本ぐらい水揚げしているそうです。 |
漁師さんは何を見ているのか、皆で同じ方向に曳いて行きます。すごいスピードで、仕掛けはラビットとバクダンのようでした。その周辺を流しますが、時々ナブラも出て今にもヒットしそうな感じでした。漁師さんは何匹も釣り上げて、テレビで見るように船べりに叩きつけて〆ていました。と同時に仕掛けを入れて、船を回して、船の中を走り回っていました。しかし我がSEASS号は暇なんです。朝はすぐに釣れたのですが、全く当たりませんでした。やがて船団が消えてしまい、本日のカツオ狙いも終了となりました。 |
次は北上してイサギを狙うことにしました。ポイントは白浜沖の瀬です。25ft位のボートもアンカリングして釣っていましたが、木の葉状態でした。この辺りの方は慣れているんでしょうね。これでは微妙なあわせとか絶対に無理ですね。途中で黒潮の境目を撮りましたが、写真だと分かりにくいですね。でも、本当に黒潮と呼ばれるに相応しい色をしています。 |
撒き餌がありませんでしたが、潮も適度に流れ何やら魚探に反応は出ます。私は釣れませんでしたが、またまた奥さんが釣りました。これはスズメダイなんでしょうか。もう熱帯魚ですね。ここで明日の予定を立てるため、天気予報を確認です。天気が良ければ、もう1日粘ることも考えたのですが、雨で風も強くなるようです。となればマリーナまで帰らなければなりません。昨日もかなりの波だったのですが、午後からは風が強くなって同じ感じになってきました。 |
そして、すごい追い波の中を北上です。四国方面は黒雲で覆われ始めて、どんどん風が強くなります。沼島あたりで前線を通過したのか気温が下がり、小雨も降りました。やっと鳴門まで戻りました。今日の渦潮はピークに近くて、もう激流状態でした。かなりの大型船も流されて、斜め方向に進んでいる程でしたよ。 |
しばらくはさすが瀬戸内海は穏やかと思わせましたが、しだいに同じような追い波です。SEASS号は船が大きいので波に対する感覚がマヒしそうです。マイボートなら即帰港するし、そもそも出ませんよ。何とか時間までにマリーナに到着。すぐに船を上げてもらいました。船長と奥さんが船の掃除をしている間に、魚拓を取ってすぐに捌きました。胃の中は空っぽ。そのまま刺身で頂きましたが、少し独特の臭みがありますが美味しかったですよ。 色んなマリーナから出ていたカツオ狙いは、皆さん調子が悪かった様です。しかし、アジやイサギについてはちょっと軽く考えていました。反省です。またチャンスがあれば、もっと調べて望みたいと思いました。 |