4月17、18日 太平洋でトローリング |
今回は何もかも初体験の一生忘れられない、すごい釣行でした。田中船長にお世話になって念願の太平洋です。というより、ボートを始めて太平洋はまさに夢のまた夢物語でした。1回り大きくなったSEASSV号は単に大きくなっただけでなく、設備もすごくてビックリ。発電機があるので、電子レンジにクーラーまで。完全にここで暮せます。さらに凝った儀装をしていて、もう追加はできないぐらいでした。つまり、舷側は穴だらけですわ。併せてすごい道具を買い込んでますので、完全に田中船長は病気です。今回はもう1隻と一緒に釣行です。そして、そちらの船にはベテランが居ますので安心です。 |
いよいよ鳴門を越えます。超えた所でたくさんの船が曳き釣りをしていましたが、何を釣っていたんでしょうか。そしてさらに南下して日の岬も通過です。水温も少しづつ上がってきて、海の色が突然深いブルーに変わりました。いよいよ太平洋の黒潮ですよ。この辺りで釣っている方は大きな棒ウキを使って流していました。近づいて聞いてみると、30cmまでのイサギがぼちぼちだそうです。乗合船もよく見かけました。魚探には何処もいい感じの底が写っていましたので、根魚を狙いたくなりましたよ。 |
今回の仕掛けです。船長は他にも秘密の仕掛けをいっぱい用意してました。そしてリールですが、これがすごく重くて、竿と合わせると10kgぐらいあったような。しかも巻き上げる時は力が要りますし、スローにすると軽くはなるんですが、中々巻き取れませんので手がだるくなってしまいます。まあ、行く場所も釣る魚もスケールが違いますので当然なんでしょうが、こんなのでないと大物は釣ることが出来ないんですね。 |
まず周参見に着いて燃料補給。ここまでで400リットル消費してました。そこから南下して、黒潮の中に入ります。仕掛けは左右のアウトリガーと船尾に1本。慣れないもので時間がかかりましたが準備OK。さあて、普通は船の集まっている所に行くのですが、ポイントがその辺り全域のようで、船はバラバラです。頼りは鳥君しか居ません。しかし、近場の鳥は良く目立つのですが、太平洋の鳥は海面すれすれを飛ぶもんだから見つけにくいんです。しかも、せっかく見つけたナブラが出ているところを曳いてもあたりが出ませんでした。トローリングはあたりを待つ間、本当に暇ですよ。 やっとヒットしましたよ。まず船長が釣り上げます。軽いといいながら上げたのは小さなソーダ鰹でした。次は私、時々魚の感触がありましたが、もう少しの所で軽くなってしまいました。これはきっとカジキに違いありません。その後再び暇が続きます。で、もう1度私が巻きます。今度は慎重に重い竿を持って、ゆっくり巻き上げました。1つゲットして、もう1つ付いている魚を上げようとしたときにバラしてしまいました。これも小さかったけど、たぶんカジキだったと思います。さらに、もう1つゲットして、船長の奥さんに持ってもらい記念写真。次第に風と潮に流されて、潮岬の近くまで行ってました。波は1.5m位とうねりが3m位あったでしょうか。これでも穏やかな方なんでしょうかね。初日はこれで終了。僚船は本鰹とソーダ鰹を1匹づつ上げてました。 |
ここが有名な周参見です。昼過ぎに給油した時は空いていたのですが、引きあげて来たら接岸する場所がありませんでした。仕方がないので、ギリギリの所に抱き合わせで繋ぎました。近くに有名なトトロ艇が居ましたので挨拶すると、カジキ情報が。2回ヒットしたそうで、他船では1本上がったそうです。最初は船で泊めて頂く予定でしたが、マリーナの店長のお陰で国民宿舎に泊まれました。僚船と総勢5人で釣り談義ができて楽しかったですよ。なんか若者に戻った様な気がしました。そしてこれも初めての体験でした。 |
2日目は6時に宿を出ましたが、昨日いっぱい泊めていた船は1つも居ませんでした。やはりプロとアマの差ですか、気合で負けていました。店長兼フィッシングアドバイザーの情報を参考に出船です。ちょっと宣伝になってしまいますが、船を売るだけでなく釣りのアフターまでやってくれます。ただしこれが商売か趣味かは分かりませんが。 昨日同様に南下して、潮目発見です。ところが、流れ藻が仕掛けに絡んで疲れました。お陰で仕掛けの扱いに慣れましたよ。かなり流しましたがあたりなしで、昼に切り上げて北上です。お土産にアジを狙いましたが不発。反応がありましたが何だったんでしょう。私はジギングも試しましたが、釣れない調査で終わってしまいました。 |
午後は風が出てきて当然波も。すごい揺れの中、沼島を経由して再び鳴門海峡をくぐり瀬戸内海です。家島までは同じく波を掻き分け帰って来ましたが、そこからは快適なクルージングで帰港しました。釣果は別にして本当に田中船長に感謝です。そのうちカジキを仕留める時は私がギャフを入れさせてもらいますよ。僚船の船長もまたご一緒出来れば良いですね。新しい楽しみが増えましたです。 |