TOP > ほっかいどう > 北海道の見どころ(道東地区) > 弟子屈町 川湯温泉
弟子屈町 川湯温泉 2005年11月19日
釧路市から車で走ること約2時間弱、お決まりというべく摩周湖に立ち寄りました。
第一展望台のレストハウスはすっかり新しく様変わりしていました。上映時間15分の摩周湖の映像は幻想的で迫力ありました。
ここのレストハウスならではのオリジナル商品はお勧めです。私はポテトとコーンで作ったかまぼこの「ポテコーン」と「ポテフランク」を食べてみました。なかなか美味しかったですよ。
外に出ればこちらは何年も変わらない景色。見慣れた風景でもここは本当に良い所です。
ちょっと曇っていたのが残念ですが、絵葉書に無いような色の景色も良いものです。
摩周湖の観光道路は11月から第一展望台のみしか行けなくなりました。冬の期間の除雪費を削減する目的のようです。春になればまた第三展望台へも行けるでしょう。しかたなく同じ道を降りて硫黄山へと向かいました。
ここも変わらぬ景色ですが、来てしまうと煙の昇る方向へ足が進みます。
足元を見ても、右も左を見てもまるでSF映画に出てくるどこかの惑星のような感じです。
硫黄の臭いが漂い岩場からは熱湯が吹き出ています。注意しないとヤケドします。
名物の温泉タマゴはいつも遠めに見ていましたが今回初めて買ってみました。5個で400円です。出来立ては暖かくなかなか美味しかったです。売り子のおばちゃんと記念撮影。この道38年の藤村さんです。何年か前には大勢の売り手がいましたがどうやらこの杉村さんが老舗のようです。何年もの間多くの観光客相手に商売とは偉いなぁと感じました。どうかいつまでも元気で頑張ってください。(車で乗り上げ拡声器など使い、無許可で販売している人もいます。ご注意を)
硫黄山周辺は低地にもかかわらず高山植物が密集する独特の風景です。暖かい時期はハイマツ、ガンコウラン、イソツツジなどを見ながらの散策も気持ちよさそうです。
硫黄山から少し進むと、もう川湯温泉街です。川湯といえば相撲記念館は見逃せません。「巨人、大鵬、玉子焼き」という子供の好きな3つを表した言葉は昭和の時代の象徴ではなかったかと私は思うのです。ここ川湯はその名横綱「大鵬幸吉」の故郷でもあります。
中には大鵬の生い立ちから当時の貴重な資料などが満載です。当時の日本人では中一で既に私の背丈より10センチも大きかったのは驚きです。
ライバル横綱柏戸との柏鵬時代は日本も高度成長期真っ只中。娯楽番組といえば相撲も代名詞だったことでしょう。それだけに今の人気低迷が残念に思えました。
鉄砲柱で私もツッパリの真似をひとつ。
当時の貴重な名場面、名勝負の映像もプロジェクター大画面で見ることが出来ます。
想像以上に楽しむことが出来る相撲記念館だと思います。
相撲記念館そばのエコミュージアムセンターも親子で楽しめる落ちつく場所だと思います。
さてやっと目的の川湯温泉郷に到着です。数ある温泉宿の中、今回は「名湯の森ホテル きたふくろう」を選んでみました。
ロビー、売店の様子。
部屋(和洋室)の様子。
窓の外は静かな森、そして綺麗な星空が広がっていました。
待ちに待った川湯温泉です。
入るなり硫黄の臭いが立ち込めます。男女それぞれ夜中に入れ替わりでどちらも露天風呂があります。上は岩風呂「万年の湯」右下は木風呂「ふくろうの湯」です。夜になると森がライトアップされてなかなか開放感があります。硫黄山から延びる湯元が各施設地下の5〜30mほどある珍しい温泉層、川湯温泉。ここの蛇口などは古く感じますが、金属の腐食が激しいのも事実です。源泉の流れ出る場所にコップが置いてあったので少し口に含むと、脳天に衝撃が走るほど酸っぱく、酸性の性質が伺えます。一瞬で歯のぬめりが取れてしまいました。肌の弱い方には真湯もあります。出るなり肌はすべすべ、しばらく湯冷めしませんでした。
(写真はパンフレットより)
温泉を楽しんだら今度は食事です。掘りごたつ式の食事処で各部屋が仕切られてます。
写真にはありませんがこの後揚げたての天ぷらが出て、最後に果物のデザートも出ました。期待以上の内容でビックリしました。毛蟹までは手がつけられず部屋にて後で頂きました。
何年かぶりの川湯温泉でしたが温泉、食事とも大変満足しました。阿寒温泉ほどの派手さはありませんが、お湯は全国でも群を抜く名湯だと思いますし、各ホテルも近年の評判をもっと良くしていこうとの頑張りが感じられました。皆さんも一度訪れてみては如何でしょうか。
弟子屈町 川湯温泉 2007年11月2日
再び川湯にて宿泊。
前回寄らなかったのが温泉街中心部にある足湯です。エコミュージアム入口看板が目印です。駐車もそこを利用します。
足湯までは駐車場からすぐですが、道路も木々に囲まれマイナスイオンを感じて歩けます。
ここが足湯の休憩所です。
タオルを持ってなくても備え付けのものがありましたので、我慢できる方はそれを使えば良いでしょう。
硫黄山からの恵の湯がとめどなく流れ出ていました。
さっそく私も浸かりました。最初は熱いですが慣れるとちょうど良く。とても気持ちが良かったです。
宿泊目的以外でも川湯に来て足湯を楽しんでみるのも良いです。
今回の宿泊ホテルは川湯第一ホテル 忍冬<すいかずら>です。
このホテルは忍冬という名を前面に、06年12月にリニューアルをしたと聞いていたので早速予約してみました。
すいかずらとは植物の名で、別名ニンドウ(忍冬)ともいうことからこの名を付けたと言うことです。
重厚な自動扉、デザインの良い玄関ホール。綺麗にライティングされた落ち着きあるロビーと元横綱大鵬直筆の欄間額のあるフロント。どれをとっても創意が感じられます。
今回は奮発して西館掘り炬燵付和室を予約。
廊下、入口、畳の広い玄関どれをとっても雰囲気が良いです。朝は朝刊のサービスもありました。
部屋も広く、落ち着く雰囲気で、今まで宿泊したホテルで一番だと思いました。
洗面は二箇所、一つはシャンプードレッサー付。アメニティー関係も充実していました。トイレも最新型ウォシュレットで広かったです。
おしながき今回は部屋食プランで。上はおしながき。
バイキングが全盛の中、部屋食を頂くのはやはり嬉しい。刺身や鰤大根、寄せ鍋なども本当に美味しかったです。
食事開始から30分後に浜中産北寄貝のソース焼きが登場。同時に知床和牛に火が入りました。
鮭肉に巻かれた信州そばも出てきました。
更に30分後ぐらいに天ぷら、蟹の炊き込みご飯、秋刀魚のつみれ汁が出てきました。ご飯の量はかなりありビックリ。
締めはデザート。
約2時間近く、食事をこんなにゆっくり頂くのも初めてだったかもしれません。好き嫌いがなければやはり部屋食が一番ですね。ホテルの意気込みも感じました。
温泉も綺麗な浴槽で、露天風呂も落ち着く岩風呂でした。しかし残念だったのは前回のきたふくろうほど硫黄泉が感じられなかったのと露天が街中の為に自然を感じれなかったことだと思います。
やはり少しの立地条件の違いで、優劣が出てしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
(写真はパンフレットより)
朝食も部屋食が指定できましたが、西館宿泊者専用の個室食事処「鵬庵」を利用させてもらいました。ここも落ち着く場所でした。
朝食だけでもこの豪華さ。
大満足の川湯温泉の宿泊でした。
川湯第一ホテル忍冬。ここもお勧めの宿です。
弟子屈町(公式ホームページ)


摩周湖レストハウス

住   所     川上郡弟子屈町摩周湖第一展望台 
電   話     01548-2-1530


硫黄山レストハウス

住   所     川上郡弟子屈町字川湯硫黄山 
電   話     01548-3-3511 


川湯相撲記念館

住   所     川上郡弟子屈町川湯温泉2丁目1番20号 
電   話     01548-3-2924
開館時間     6月〜9月:午前9時〜午後9時 10月〜5月:午前9時〜午後5時
休館日       年中無休



名湯の森ホテル (きたふくろう公式ホームページ)
住   所     川上郡弟子屈町川湯温泉 
電   話     015-483-2960


川湯第一ホテル 忍冬<すいかずら>(公式ホームページ)
住   所    
 川上郡弟子屈町川湯温泉1丁目2番3号 
電   話     015-483-2411
このページのTOPへ
北海道の見どころ
TOP | サイトマップ | リンク | 管理人 | お問い合わせ
All rights reserved, Copyright  Eternal place Hokkaido. Since2004.