最初の出会い
私と手塚治虫との最初の出会いはやはりTVアニメでした。
さすがに”鉄腕アトム”や”ジャングル大帝”なんかはリアルタイムでは見てませんが、”不思議なメルモ”なんかはたぶんリアルタイムで見ていたのではないかと思います。
だけど、当時私が好きなアニメは手塚アニメではなく、”マジンガーZ”や”ゲッターロボ”なんかの巨大ロボットアニメだったと思います(といっても、”昔見ていた”という枠でくくっているため、先に上げたアニメが同時期のアニメなのかどうかは、いまいち不明ですけど……)。
ただし、その当時は”手塚治虫”という名は知りませんでした。
手塚漫画との出会い
初めて”手塚漫画”というものを意識したのはBlackJackでした。
当時私は小学生でしたが、たまたま買った”少年チャンピオン”(私がはじめて買った少年誌)で初めて目にし、とりあえず面白かったです。
その後も”少年チャンピオン”は毎週買うようになったのですが、買うようになった理由は”BlackJack”を見たかったというよりは、”マカロニほうれん荘”や”ガキデカ”、”らんぽう”なんかを見たかったからというのが理由でしょう。
つまり、まだ”手塚治虫のすばらしさ”には気づいていませんでした。
手塚治虫のすばらしさとの出会い
いよいよ”手塚治虫のすばらしさ”と出会うわけですが、それはふとしたきっかけでした。
それは偶然かもしれませんが、きっと、必然だったのではと、今になって思えばそう感じないこともないかと思います。
で、その出会いなんですが、高校時代のある日いつものごとく部活帰りに本屋によって本を物色していると、ふと目にとまったのが、ハードカバーの”アドルフに告ぐ”の新刊でした。
といっても、新刊コーナーではなく通常の単行本と一緒に棚(しかも、一番上の目に入りづらいところ)に並んでました。
最初それを見て、「ふ〜ん、手塚治虫って小説も書いてるんだ」と思い、とりあえず手にとって見ると、実は漫画で、「ふ〜ん、手塚治虫ってまだ漫画を描いてるんだ」と思いました。
ま〜たまにはいいや、ということでとりあえず買ってみようぐらいに思い、”アドルフに告ぐ”を購入しその日は帰宅の途につきました。そして、
読んだ、はまった、惚れた!
それから、手塚漫画の大ファンになって現在に至ってしまいました。