作画:池上遼一
原作:雁屋哲
出版社:小学館(週間少年サンデー 昭和55年3・4号〜昭和57年44号)
ストーリー
日本有数の祭コンツェルン総帥である祭万作は白昼の東京駅で少年により殺された。それは、日本四大財閥のひとつである東西財閥が仕組んだ事件だった。
5人の息子たちは復讐を誓うが東西財閥総帥の息子である鬼堂凱の陰謀により次々に暗殺されてしまう。邪魔者のいなくなった鬼堂凱は日本を征服すべくその魔手を広げていった。
一人残った祭俵太は復讐のためではなく、日本の未来のために鬼堂凱を倒すことを誓う。そんな祭俵太を中心に鬼堂凱を倒すべく集まる友。鬼堂凱を倒すべく拳法修行を行う祭俵太。
日本を征服しようとする者と、日本の未来を変えようとする者達の戦いの結末は。
愛・友情・日本の未来・本物の勇気とは何かを問い掛ける漫画です。
店長からの一言
原作者は「おいしんぼ」の原作者でもある雁屋哲です。この漫画を連載する前に同じコンビで「男組」という漫画を書いてました。内容と言うか、漫画のできとしては、「男組」の方がいいのですが、個人的に好きなのはこっちの方です。
池上遼一を好きになるきっかけにもなった作品で、連載時はちょうど「週間少年サンデー」を買っていたので、リアルタイムに読んでいたというのも理由の一つかもしれません。
内容的には結構ぶっ飛んでます。登場人物の描写もぶっ飛んでます(どうみても、身長が5mぐらいあるやつが出てきたり)。絵の下手な漫画家が描いたらきっと見れたもんじゃないと思います。
後、これは後に気づいたのですが、この作品事態結構実験的な表現がいっぱいあります。擬音の表現の仕方がすごく斬新です。
ちなみに、今簡単に手に入るかどうかは不明です。