完結漫画の感想(2003年5月)

示談交渉人
ノリが麻雀雑誌だなと思ったら、やっぱり麻雀雑誌に連載されてました。
偶然声をかけられた、見ず知らずの男を銃で殺してしまう男の話です。この作者が描く、いつもの熱さでいつものごとく話は進んでいくのですが。1冊で終わりなので、なんかしゃくぜんとしないと言う感じです。話のネタとしてはもう少し引っ張った方が面白くなるような気がするのだが……。

ゆきのいろ
いわゆるヘタウマな絵を描く少女のお話。盛り上がるだけ盛り上がって、そのまま消滅と言う感じ。最後の巻は全体的に強引にまとめた感があるのは、作者の意向か?それとも、出版社の意向か?
結構気に入っていた作品なので、もう少し続けて欲しかった作品です。

本気のしるし
困っている人を見ると後先考えずに、その人についていってしまい、そしてドツボにはまる。そんな女性に恋をした主人公の男性。
この人の作品にしてはミョ〜にシリアスな作品です。いつもならこの人の作品は結構感動してたりするのですが、この作品にはのめりこめなかった。ま〜かもなく不可もなくという感じかな?

ダブルフェイクアンダー・ザ・ガンダム
ガンダムものです。熱血少年が主人公で、アクションあり、恋愛あり。終いにはガンダムでパ〜ンチ!
ほとんど流し読みです。結構後の時代かな?よく分からんと言うのが、率直な感想。

GUN DRAGON Σ
未来の女性警官の話。
思いっきりこの作者のノリなんですが、凝りすぎてつまらんと言うのが率直な感想。

YASHA −夜叉−
遺伝子操作で生まれた二人の天才兄弟の話。そして、二人は争いの渦へ……。
私が長編好きなのも理由の一つかもしれませんが、この人の長編は面白いですね。というか、ウケやすい設定を考えるのが得意なのかな?
最後が少し強引過ぎて、というか、最後の10ページぐらいはいらないような気がした。少し謎めいた終わりのほうが、この作品世界にあってるような。

しびとの剣
戦国時代の格好いいゾンビの話です。主人公だけじゃなく、織田信長まで……。
菊池秀行以上でもなく、菊池秀行以下でもない。つまり、菊池秀行そのまんまの作品です。
菊池秀行がどんなものか分からない人には、わからない作品だと思う。

紺碧の國
偶然読んだ小説をきっかけに、デンパが入っていく高校生の話。なんて書くと、危ない漫画かと思われますが、一歩間違えると危ない漫画と言うのは正解です。連載誌の休刊で途中で終わった状態なんですが、この後どうなるのか非常に気になる。というか、思いっきり盛り上がってかなりいいところで終わってます。というか、途切れてる。
作者は自分のサイトを持っているので、少しずつもいいから連載してくれればいいのに……。

尾田栄一郎短編集 WANTED!
ONE PIECEの原点が見える作品群です。ONE PIECE好きにはいいかな?

バイオ・ルミネッセンス
半分は、なんだかよく分からん。半分は「蟲師」へとつながる作品でそこそこ面白いです。

茄子
”茄子”をキーワードにした短編集なのですが、同じ設定で定期的に出t来るオヤジの話が面白い。
この中の一つが映画(アニメ)になるそうですが、ちょっとだけ興味があります。トータルとして面白くまとまった短編集と言う感じです。

村枝賢一短編集
ま〜この人の作品が好きな人には、面白く思えるかな?
普通の短編集です。

BIBLE
戦争から抜け出す戦士(?)達の話です。
設定的にはもっと続けられそうな気がするのですが、1冊で終わったってことは、人気がなかったのかな?
確かに、そんなに面白いと言うわけではありませんが……。


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