完結漫画の感想(2002年9月)

バッテリー
普通の野球漫画です。最近の今までにない野球マンガのノリを色々見ているとすごく物足りなさを感じてしまいます。
主人公とライバル。アメリカ野球との対決。昔のバッテリーが敵同士。
本当に王道の中の王道です。
そういう意味では、かわぐちかいじが好きでなければあまり読む価値はないかと……。

鉄腕ガール
戦後すぐの女性野球を題材にしています。
女性野球自体は実話としてあったと思いましたが、この話が実話をどこまで取り入れてるかは不明です。
この人の漫画は個人的にはのめりこむような面白さを感じません。
好き嫌いの範疇を抜きにすると、そこそこ面白く思える漫画かなと思います。

バツ&テリー
いい意味でも、悪い意味でも古き時代のよき漫画と言う感じです。
現代ではどう考えてもこの漫画は通用しないでしょう。
これだけ長く連載できたのもあの時代だからこそ。
いわゆる、ぶっ飛び漫画が許されていた時代にのみ生きることを許された漫画でしょう。

ゲッターロボ/ゲッターロボG/ゲッターロボ號
いわずものがな。
アニメしか知らない人には少し抵抗があると思います。
永井豪の作品は同じことを題材にしたアニメ版と漫画版がたくさんありますが、アニメ版しか知らない人は漫画版を読むと結構びっくりします。
そして、漫画版にはまっていく人が……。
ゲッターロボもそういう作品の一つです。

気になるヨメさん
星里もちるらしい漫画です。
最近のこの人はある程度の長さを持ったストーリーものが面白くなってきているので、今回みたいな1話完結ものは昔の切れがなくなってるような……。
星里もちるが好きでなければそれほど読む必要はないでしょう。

青少年のための江口寿史入門
江口寿史の作品です。
短編集です。
ほとんどが過去に単行本化された作品の再録です。
感想は……、あいかわらず絵はうまいです。
パパリンコ物語再開してくれないかな……。
それがダメならせめて既出分の単行本化を……。

BM[ネクタール]
未来の食糧問題に視点を当てた私たちへの警告的作品です(ウソ)。ま〜近い未来の世界で人工的に作られた生物の話です。とんでもない生物です。その生物は食料問題&ゴミ問題を解決するために作られたのですが、新たな問題が……。
少し知りつぼみの感はありますが面白いです。週間少年チャンピオンに連載されていましたがチャンピオンらしい作品です(あくまでも個人的な印象ですが)。
これでまたチャンピオンから面白い作品が一つ消えてしまった……。

瞬のワイン
新ソムリエと題した作品です。「ソムリエ」を別の主人公で作り直した作品です。つまらなくはないのですが、「ソムリエ」の方が面白いです。
別に「新ソムリエ」と題さなくてもいいのにと思ってしまいますが、「ソムリエ」が流行ったのでそのまま2番煎じ的にやったのでしょう。
ま〜こんなもんでしょう。


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