会社に向かう通勤電車の中で見かけた不思議な人のお話です。
その人は、ビニール袋を片手に重そうに下げて電車に乗ってきました。
あたりをうかがい空いている席を探しているようでした。
そしてその人が見つけた空いてる席が私の向かいの席でした。
その人は私の目の前に座りおもむろにビニール袋の中に手を突っ込みました。
そして私は何気なくビニール袋の中を見ました。
すると、その中には10冊程度の漫画雑誌と思われるものが入ってました。
「げっ!なんでこんなにいっぺんに漫画を買うんだろう?」
そんなことを思いながらその人の行動を私は見つづけていました。
その人はその中の1冊を取り出しおもむろに読み始めました。
そしてどのぐらい経ったでしょう。
その人はいきなり手のひらを雑誌の上にかざし、まるで昔流行った”ハンドパワー”みたいに誌面の上をなぞるように動かしはじめました。
そしてその人はページをめくるたびにその動作を繰り返しました。
延々と、延々と、まるで手のひらで漫画を読んでるように見えました。
あの人のこの行動が何を意味するのか、いまだもって謎です。
きっと、一生解けることはないでしょう。
奇妙奇天烈摩訶不思議