平成の天使たち

この前電車の中で平成の天使たちを見つけました。
それはまるで3人の女神でした。

私が電車のボックス席に一人で座っていると、3人の女性が座ってきました。
話し振りを聞いているとみんな今年就職した女の娘で、3人だけの同窓会(というか、ただ単に昔の同級生が会ってただけ)をやってたみたいです。
そして、時期がちょうど4月末と言うことで、給料の話し、いや、初任給の話になりました。
女の娘達の会話です。
女の娘A「アタシ明日給料日なんだ」
女の娘B「アタシもだよ」
女の娘C「あたしはもう貰ったよ」
女の娘A「アタシ初任給でお父さんにネクタイ買ってあげるんだ」
女の娘B「アタシもパパとママに何かけってあげる約束したんだ」
女の娘C「アタシはもう家族で食事に行ったよ」
女の娘A「ネ〜ネ〜聞いて、聞いてお父さんにネクタイ買ってあげるよって行ったら、もったいないから貯金しろって言うんだよ」
女の娘B「アタシのママなんか『ウレシィ〜』って言って貯金しろなんていってくれないよ〜。い〜な〜優しいお父さんで」
女の娘A「普段はそうでもないよ〜」
女の娘A「ハハハハハ……・」
女の娘B「ハハハハハ……・」
女の娘C「ハハハハハ……・」

どうですか皆さん。
いまどきこんなやさしい女の娘がいるんですよ。
世の中捨てたもんじゃないです。
私はこの会話を聞いていて、あまりの感動に涙が出てきそうになりました。
流れ落ちる涙をグッとこらえてその娘たちを見守っていました。

平成の天使に幸あれ!

続く……

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