はい、こちらHIDEサカなんでも相談室です。どのようなご用件でしょうか?
<問い合わせ内容>
会社に向かう通勤電車の中で見かけた不思議な人のお話です。
その人は、ビニール袋を片手に重そうに下げて電車に乗ってきました。
あたりをうかがい空いている席を探しているようでした。
そしてその人が見つけた空いてる席が私の向かいの席でした。
その人は私の目の前に座りおもむろにビニール袋の中に手を突っ込みました。
そして私は何気なくビニール袋の中を見ました。
すると、その中には10冊程度の漫画雑誌と思われるものが入ってました。
「げっ!なんでこんなにいっぺんに漫画を買うんだろう?」
そんなことを思いながらその人の行動を私は見つづけていました。
その人はその中の1冊を取り出しおもむろに読み始めました。
そしてどのぐらい経ったでしょう。
その人はいきなり手のひらを雑誌の上にかざし、まるで昔流行った”ハンドパワー”みたいに誌面の上をなぞるように動かしはじめました。
そしてその人はページをめくるたびにその動作を繰り返しました。
延々と、延々と、まるで手のひらで漫画を読んでるように見えました。
あの人のこの行動が何を意味するのか、いまだもって謎です。
きっと、一生解けることはないでしょう。
奇妙奇天烈摩訶不思議
<お答え>
HIDEサカ店長が思うに、この方はきっと手に目が付いているのではないかと思われます。
そうすると、顔についていた目はなにかということになりますが、それはきっとまがい物です。そうです、この方は宇宙のかなたから地球の文明を調査に来た宇宙人さんです。
普通に考えるといくら宇宙人といっても手に目は付いてないだろうとお思いでしょうが、それはそうです。手に目なんか付いてはいません。
えっ?言ってることが矛盾してるぞと言われるかもしれませんが、ぜんぜん矛盾はしていません。実はこの宇宙人さんの手に見えた部分は手ではないのです。いわゆるただの触覚みたいなものです。そして、その触角の先に目が付いていたのです。
この宇宙人さんは地球の文化を知るためにこの日本の代表文化である漫画とラッシュアワーを学ぼうとしています。しかし、いくらなんでもまがい物の目で漫画を読むことはできないので、仕方なく本物の目で読んでいたのです。
ご回答はこれでよろしいでしょうか?
以上、HIDEサカなんでも相談室でした。