今 万感の思いを込めて 汽笛が鳴る 今 万感の思いを込めて 汽車が行く ひとつの旅は終わり また新しい旅立ちがはじまる さらばメーテル さらば銀河鉄道999 さらば少年の日よ 〜映画版 銀河鉄道999 ラストシーンより〜 1970年代後半にTVで放送されていた作品です。 当時私は小学生でした。 作品自体は少年キング(休刊)に連載されていて漫画をアニメ化した作品です。 最初はTVから入った私ですが、あまりの面白さに雑誌を買うようになりました。 当時かなりの人気だったらしく1979年、1981年と2回映画化されました。 1979年「銀河鉄道999」 1981年「さよなら銀河鉄道999 −アンドロメダ終着駅−」 そして、私はTVよりも映画の方が好きです。 たぶん、100倍ほど好きです。 銀河鉄道999と言えばメーテル。 20台後半〜30台中盤ぐらいの男性でメーテルと言ってピンと来ない人間がいないほどすごい作品です。 もう数年上に世代がシフトするとたぶんメーテル派と、森雪(宇宙戦艦ヤマトのヒロイン)派の二手に分かれるでしょう。 両方とも松本零士の作品です。 つまり、当時松本零士作品のヒロインに恋した(と言うのは大袈裟ですが)男はたくさんいたわけです。 某TV局でやっている色々な分野のBEST100で、「理想のヒロインBEST100」ってのがあった場合。 しかも世代ごとに順位を決める場合。 きっと30代の順位はこの二人がダントツではないかと思います。 ちなみに主人公で星野鉄郎という少年がいるのですが、TV版と映画版では若干年齢設定が違います。 TV版は原作に忠実ですが、映画版は若干年が上がってます。 当時このことにかなり違和感を感じました。 そんな違和感があったにもかかわらずとにかく映画は面白かったです。 めちゃくちゃ面白かったです。 めちゃくちゃ感動しました。 と言っても、鉄郎がどうのこうのというよりもハーロックが格好よかったです。 鉄郎、メーテル、ハーロック、エメラルダス、トチロー……。 元々別の物語が少しずつ重なっていたのですが、映画版銀河鉄道999で本格的な競演となりました。 松本零士ワールドの集大成はやはり銀河鉄道999なんでしょう。 最近は大風呂敷を広げすぎて収拾つかなくなってるんじゃないの? そんな感じですが、少なくとも、ここまでは松本零士作品は最高でした。 個人的には今の状態に対して、そのままにしとけばよかったのにと思わなくも無いのですが……。 銀河鉄道999の映画版は私にしては珍しく内容をかなり把握しています。 やはりかなり子供の頃に見たときの衝撃が残っているんだなと思ってます。 2作目に出てきた衝撃の事実はスターウォーズのパクリだという話があるようだが、そんなことはどうでもいい。 要は、面白いか面白くないかです。 そういう意味で面白い作品としてこの作品は私の記憶の中にいつまでも残り続けるでしょう。 今一度 万感の思いを込めて 汽笛が鳴る 今一度 万感の思いを込めて 汽車が行く さらばメーテル さらば銀河鉄道999 ……そして 少年は大人になる 〜映画版 さよなら銀河鉄道999 ラストシーンより〜 余談 鉄郎って結構不細工です。 ブタッ鼻だし。 母親はメチャクチャ美人です(なんていったって、宇宙で一番美しい人間として選ばれたのですから)。 父親は最後まで素顔を出していません。 仮面をかぶってます。 と言うことは、父親が不細工。 母親があそこまで美しくて鉄郎があの程度とは父親はかなりの不細工。 だから、仮面をかぶっているのか? ブ男と美人のカップルだったとは。 今まで気づかなかった……。 |