TOKYO エンデューロ 春大会


場所 昭和記念公園内周回コース(1周 5km)
日時 23/12/2004 AM11:00 スタート
形式 2時間耐久レース
順位 男子2時間ソロクラス 9位
タイム 14周 1時間57分28秒
トップと同一周回、2分5秒遅れ



 2004年最後で最後のレース。何気に毎回エントリーしてるのは、やっぱり家から近いもんね。2時間が終わったとたんにコース上が寂しくなるので、今回も2時間にエントリー。自転車のほうは今まではロードをハンドルだけ換えて出ていたけれど、ちょうど通勤用でMTBを整備して使えるようにしたし、せっかく78デュラに組替えてもらったばかりのKG281を崩すのもなんなのでMTBで出ることに。一応、主催者の意図に従ってレースをした場合に、ロードを相手にどこまで勝負できるだろ?という興味もあったし。まあ、先頭は改造ロードにまかせて、集団にくっついていこ。

REDアラートもそのまんまの通勤用MTBにペダルだけインパクトをつけた状態。


 MTBで出るとなると準備は楽。前の週末に一回乗ってポジションも出してある。当日は家の前でフラット・ペダルからインパクトにつけかえて、荷物をしょって自走で会場へ。(要するに、車に積むのも面倒くさかったとも言う) 近いから、自走でいけるんでいいやね。ウェアーは夏用セットにウォーマーを加えて、さらに半袖を上に重ねて間に腹を冷やさないように、腹のところに風避けのためにコンビニ袋を仕込む。あとはシューズカバーを今冬初でつけて、グローブはインナーグローブと指切りの重ね合わせ。今日ならこの格好で十分でしょ。ゴール後用のCSCのジャケットだけはDパックに詰め込んでおく。

 自走なので走りながらウォーミング・アップをして、途中のコンビニで補給用のVAAMゼリーを買い込んで会場には10時過ぎには到着。とっとと受付をしてセンサーを取り付けて、荷物を一時預かりに預けて試走へ。まあ、毎度のコースなんでアスファルトの穴やゲートの段差なんかも変わったところはなし。1周回ってきたところで、発射台のところでキッズ・レースの750mクラスが来たんで応援しつつ、その後にやってくる5キロクラスのゴールを見つつスタート地点へ。

 いつものローラー台持ち込みだとギリギリまでアップをやってたんだけど、自走で体も暖まったし召集もかかりそうなんで素直に スタート地点へ。毎回1周目が危険になりつつあるし、ちょうど召集だから、たまには並んでみる? ということで、先頭ど真ん中に並ぶ。いつもは後ろのほうから1周目は追い上げてたしなあ。ここにいると、スタート前のセレモニーいろいろも見れるのね。MTBチャンピオンの片山選手が手を骨折したからなのか、シマノの今西さん登場。松原渓とチームを組んで2時間のほうで走るらしい。松原渓はヘルメットに眼鏡(サングラスではなくて、自前の眼鏡っぽい)姿だとちょっと端整な普通の女の子だなあ。確かに、芸能人らしく細いしちっこかったけど。さて、セレモニーが進んでくうちに気がついた。ここって、カメラに写るんじゃん。。。まあ、うちにはDVDを見る設備がないんで、いまだに見たことないけどな。今西さんはティアグラらしいフロント・トリプルのクランクがついたアルミのフラット・ロード。あれって、もしかしたらフラット・バー用ブレーキやらなんやらの開発テスト用かなあ。

 で、レースもスタート。いきなり、先導バイクを追い抜いていく人一名。。。。 あなた、事前説明を全く聞いてなかったでしょ。。。 で、いけないことに気がついたのか、この人がいきなりUターン。。。。 おいおい。。。 スピード落として待ってりゃいいのに。訳がわからん。自分はと言えば一番前に並んでたんで、この先導バイクについていって、公園北側のストレートで合図が出てコース・オープン。とりあえず、最初だけ集団引くかと42キロまでスピードを上げたところで、「お先にどうぞ」と合図して横へ。少し出てくるのに時間はあったけど、今回は普通に集団も前に出てくる。今までと比べれば、今回はローテーションがそれなりに回っていたかも。

 そんなこんなで1周回ってきて、例のピット前の直角コーナーに突入。うわー、やっぱり空気圧をカンカンに上げたんで、いつものプロ・レースよりもグリップしない。ここは無理せずに通過することにしよう。2周目に入ったところで、ルックのジャージの人がアタック。この人が今回は要注意かなあ。あと、某電機会社のチャリクラの人も4時間エントリーなんだけど強そう。「め組の姐さん」のところで写真は見てたけど、ジャージの実物は初めて見たよ。この二人が少し先行したので、自分も後を追って集団に吸収。ここら辺までは集団の前のほうで少し動いてたけれど、今回はMTBだったよということで落ち着いて後ろに下がり始める。並んだときに聞いてみたら「め組の姐さん」は来てないらしい。

 で、走っていたら「Kenさんですか?」と声をかけられる。レースレポートを検索したらうちのページがひっかかったそうで、今後もよろしくお願いします。戯言ばっかり書いてるという話もあるけど。

 西立川口を越えたところで、そろそろ周回遅れも出だして、集団が右に回避したところで後ろからグワッシャーンと落車の音がする。東京エンデューロの先頭集団で落車って初めてかも。先は長くて自然と淘汰されるから、中切れチェック以外のあんまり細かいポジション争いにはこだわらないことにしよう。

 あとは集団中盤に下がってノンビリ。LOOKの彼も様子見に変えたようで、今回は飛び出る人もいないなあ。たまーに、中切れが発生しそうな場合は、やや前に出るようにして20番目くらいをキープ。まあ、先頭は改造ロードの人に任せましょ。今回のインパクト組み合わせだと、どうしてもバンクさせたときのクリアランスが読めないんで(フラット・ペダルでは通勤のときに相当回数擦ってる)、立川口の近くの右コーナーでは旋回中にペダルを回さないようにして、踏み出すタイミングに注意しながら旋回する。しかも、どうしても立ち上がり加速が不利なんで、挽回のために知らず知らずのうちに重いギアを踏まないように、特にギアを先手先手で選択して、なるべく回していくように注意していく。

 で、3周目か4周目突入のゴール地点で、前の誰かがひっかけたらしくて、コースとピット・レーンを仕分けるコーンが散乱。これも今までは起こったことなかったんじゃない? そんなこんなで最初のうちはけっこう色んなことが起こったけれど、その後暫くは周回遅れをパスしつつ、あんまり事件もなく展開。

 1時間経過したあたりで、ふと気がつけば黄色いスタッフ印のウィンド・ブレーカー着た御手洗さんと、おなじみ青いシマノジャージの今西さんが集団にいつの間にかいる。抜いた覚えはないんで、ピット前あたりで集団通過するのを待ってたかな? やっぱり細いねえ。このあと、暫くは後ろの絶好ポジションについて走りを見物させてもらう。

 そうこうして2周くらい走っていたら、携帯電話の呼び出し音がする。誰だよ。と思ったら今西さんだった。。。。 今西さんは「すいません」と言いながら集団の横に離れて、何やら喋ってる様子。喋りながらでも、集団横で同じペースで走れるのか。どうも聞いてると「交代するからピットに戻れ」の要請が来ていたらしい。そのあと、「すみません」と言いながら再び集団に入って、前にスルスルと上がっていく。何やるのかなあ、と思ったらそのまま前でスピード・アップしつつアタック。当然のことながら集団もそれについていこうとスピードアップ。ひえー、速いよ。メーターみたら50キロ越えてるよ。ゴール後に確認したら最高速は56キロ。それでも今西さんは集団を引き離していくもんなあ。。。。 ただし、西立川口越えたところで今西さんはスピードダウン。あの勢いで集団を直角コーナーに引き連れていくとピットに入りにくいと考えたか。今西さんはそのまんま集団を見送ってピットインしたらしい。

 ここらへんで、直角コーナーのところで前に一緒に出場した職場の後輩らしい応援の声が一回聞こえたけど、集団追走の加速に手一杯で確認できず。ゴールしたときにはいなかったから、そのままどこかに行っちゃったかな?

 補給のほうは1時間経過くらいのところで、背中に仕込んでおいたVAAMゼリーを取り出して開始。寒いんで、喉は全く渇かないんだけど、攣り防止のためになるべく忘れないようにボトルの水も飲んでおく。それにしても、寒いからボトルそのものが硬い。

 1時間30分のところでゴールライン通過。いつものルールなので、どうあがいても残り3周。さすがに短距離のときみたいに1周7分では回らないでしょ。ここらへんでも、まだ集団中盤。ただし、やっぱり加速の負担がじわじわと効いてきてるのはわかるんで、積極的にシフトダウンをして、踏み倒さないように注意していく。

 西立川口を過ぎたところで、前にけっこう大きい集団。後ろで細山さんが「大きいのがいるなあ」と言ってるのも聞こえる。確かに、ちょっと嫌なところで抜くことになるなあ。と考えているうちに追いついて、スタート地点へ。あー、黒い2chジャージがいるよ。それもヘルメットにカメラがついてるよ。この人は直角コーナー侵入直前に抜く。2chにビデオがアップされてたんで見てみたら、自分が瞬間だけど写っているのがかわった。ただし、他の人が見てもわからないと思います。どうやら、これは第2集団だったらしい。ちょうどスピードが落ちた区間だったんで、ここで我々の集団に乗っかった人も多かったみたい。

 残り2周。もうそろそろ多少は前のほうに出ていく。ちょっと足が苦しくなってっきたなあ。西立川口のところでローテーションが回ってきたんで、まずは前で少し引いたところで合図を出して横へ。今回はちゃんと集団が前に出てくる。ただ、どうもここで足を使いすぎたみたい。

 そして、最終周に突入。ここで足が攣り始めたうえにローテーションで先頭。少し引いたうえで次にまかせて集団に付こうとするも、どんどん足がきつくなりだして結局お見送り。40人くらい見送ったので、「駄目だぁー」と思ったけれど、上で書いたようにラップ遅れもかなり含んでたみたい。とにかく、足を回してゴールへ向かう。鯛焼きバイカーズの方の息子さんもラップされたときに集団に入ったけど、ここでちぎれたらしい。ただし、自分は彼もお見送り。とりあえず、後ろからは抜かれないようにどうにかこうにかキープしながら、2時間経過前にゴールライン通過。

 あとの1周は2時間組は計時してないのでノンビリしながらゴールラインへ向かう。このときに、一気に心拍数が下ったみたいで、どっと寒さがやってくる。たまに見てたら、ずーっと180以上だったからなあ。4時間の先頭集団には一回ぬかれてピット・エリアに戻って、つっぷしてたところに本日は観戦のおじゃるさんがやってきてご挨拶。写真、ありがとうございます。

 あとは、撤収準備をして表彰式をチェック。総合トップ組は若いなあ。と思ったら、途中でご挨拶した方から後で頂いた情報ではトップ二人はBR1だったらしい。結果をデジカメで撮っていたんで、検索かけてみれば確かに二人ともBR1。ひえー、BR1相手にやや太めのタイヤのMTBで戦ってたわけか。道理で今回はきつかったはずだ。タイムと周回数は毎度おなじみで変化はないんだけどね。まあ、最終周までは戦えただけ、自分の能力も上がってると考えることにしよう。

 今回走ってて思ったんだけど、少なくとも先頭集団の中では自分の使っていたIRCスムーシーは1,2を争う太さ。春に出る場合は、後輪だけはトップ・スリック・ゴールドくらいは履かせてやろう。



おじゃるさん撮影のスタート前


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