第1回Mt.富士ヒルクライム


場所 富士吉田市 北麓公園→富士スバルライン
日時 26/09/2004 AM7:00 スタート
形式 ヒルクライムレース
順位 男子アスリート・クラス 33位
タイム スタート地点→5合目ゴール 1時間25分26秒
料金所→5合目ゴール 1時間19分35秒



 今年は乗鞍は回避して、ヒルクライムはこちら一本。やっぱり乗鞍は遠い。で、富士山は家のベランダから見えるだけあって近い。出場クラスは1時間10分が基準ではあったけど、まだよく定まってないし、一応は乗鞍でチャンピオン・クラスの出場資格をクリアーしてることだし、アスリート・クラスへ。ところが、同じこと考えてる人は少なかったみたいで、エントリーリストが発表されてみれば40数人。しかも、恐ろしいメンツばかり。。。 せめて200人くらいはいると思ったんだけどなあ。

 で、ヒルクライムの例によって前日受付。場所は北麓公園です。毎年、毎年、盆休みのマイカー規制のときに来てるんでもはや地図いらず。当初は前日に受付やっていったん帰宅、翌日早朝にまた車飛ばして来ようかな、とも思ってたんだけど、よくよく考えれば往復のガス代と高速代考えると、泊まったほうが安いや。と思って近くのビジネス・ホテルに宿泊。

なお、参加賞はワン・ショルダー・タイプのバックでした。何気に今まで出た大会の中で、一番いい参加賞かも。翌日の下山用荷物入れで使ってる人も多数。ただ、同じこと考える人が多いから、上で自分の荷物を見つけずらいかも



 朝は5時半ちょい過ぎに宿を出て、5分後には会場到着。今回は申し込み順に北麓公園から順次近辺の駐車場に割り振っていたみたいで、自分は早々に申し込んでいたから北麓公園が指定駐車場でした。宿を出るときは下が濡れてたけど、着いてみれば雨もやんでる。寒いかな?と思ったけど、春のひたちなかに到着したときのほうがよっぽど寒い。このときはレーパンは本番用で、上はウォーミング・アップ後に着替えることを前提に1枚だけ。荷物は乗鞍とは異なって、ナンバー順にカーゴが割り振られていて、そこに放り込むだけ。

 車に戻ってきて、早速ウォーミング・アップを開始。VDOのメーターはもってきていて、ウォーミング・アップのときだけハート・レート・モニターを使って、一回は180以上まで上げておく。スタートは7時だし、人数が少ないからスタート位置どりも関係ない。ただし、もしかしたら他のクラスが混んでてスタート地点に辿りつくのに時間がかかるかな? と考えて、15分前にウォーミング・アップ終了。ウェアーをロビロンの下着に半袖ジャージ、さらにアーム・ウォーマーへ着替える。シューズはアップのときからレイン・シューズカバーをかぶせた状態。別に寒くも暑くもなかったんで、今年ぐらいの気温だったら、こんなもんで十分かも。

 そんなこんなで、スタート地点へ移動。他のクラスをかきわけかきわけしてくかと思いきや、ルートが別になっててすんなりスタート地点へ。やっぱり40人程度だと位置取りその他はまったく関係なし。最前列にいる村山さんも肉眼でよく見える。スターターは橋本聖子なのね。いつの間にやら中野浩一もいて、一応は走るのね。富士急がらみで岡崎京子もいた。

 スタート1分前のコールがあって、カウントダウンもするのかな? と思ったら、いきなりピストルが鳴ってレーススタート。もっとも、人数も少ないし、着順判定とはいえ料金所まではノンビリというお約束なのでゆるゆるとスタート。まずは料金所への登りで中野浩一を抜く。本人もすぐにやめるし登りは遅いのをわかってるからか「後ろにつくと危ないよー」といいながら後ろに下がっていく。で、福島弟もアスリート・クラスの参加者全員に「おはようございます!」と挨拶しながら後ろに下がっていく。

 一回登って平らなところでもまだノンビリとパレード状態で、富士スバルラインへ左折。なんだかんだ言って、料金所手前のこの登りが一番きついんだよなー。この時点では、集団は緊張感はまったくなしでゆっくりなんで、横を上っていくカメラカーに手を振りながら、集団真ん中より後ろ側でギアは軽い状態にしてアップの続きのつもりで通過。後日送られてきた記録証によれば、料金所通過タイムは5分51秒。トップはこれより数秒速いくらい。

 そして料金所通過で本格的にレーススタート。いきなりペースが上がるわけでもないんだけど、しばらくは勾配がきついところなんで、そこでペースが落ちないのはやっぱりきつい。霧も濃くて、あっという間に集団前方が見えなくなり始める。結局、集団についていったのは500mくらい。ここからが、ほとんど単独タイムトライアル状態の始まり。

 この時点では、まだまだ呼吸もアップアップ状態。周りを見回すと、50mくらい前に8人くらいの集団がかろうじて見えて、その後ろに二人ほどのグループ、そして横に唯一の女子アスリート・クラスの人がいるのみ。後ろは見ないことにする。降ってるわけではないんだけど、霧が濃くてサングラスが曇りはじめたんで、外して背中のポケットにしまう。結果的に、サングラスを使ったのはほぼこの時までだけ。

 先の二人も離れていくわけではなく、常に30mくらい先で前に見てる状態で、まずは女子の人とバトルをする。最初は離されていくも、こちらも序々に呼吸も落ち着いてきて少しづつ近づいていって、勾配が緩くなったところでパス。ただし、この時点では別に引き離すわけでもなしで、こちらがシフト操作をするのにあわせて後ろでシフト操作がするのが聞こえる。まあ、ペースメーカー代わりだけど、意に介することもなくマイペースで進む。

 今回は何箇所かに途中計時をしてるところがある。前日に大会側のセンサーチェックがなかったんだけど、ここを通過するときに機材が反応してる音が聞こえるんで、計時に関してはあとは気にしないことにする。そんなこんなで1合目通過。呼吸は落ち着いて一定ペースになってきたけど、ちょっと横っ腹が痛い。ここもマイペースで無理せずに18から19Tくらいのギアで突き進むことにする。気配が感じなくなってきたんでふと振り返れば、女子の人が少しづつ離れていく。

 ここで前に見えるのは先ほどの二人グループ。少しづつ視界もよくなってきてるんだけど、ずーっと前を見てみるも他に人は見当たらず。。。 これ、コース知らない人だと嫌になるかも。この二人は細めでシッティングの人と、ダンシングを繰り返すややガニマタの人。まずは勾配が緩いところのスピードアップでダンシングの人に追いつく。少しの間は抜きつ抜かれつだったんだけど、そのうちにこちらが前方固定。そして今度はシッティングの人に追いついてこちらが前へ。ここら辺で霧も晴れたんだけど、前を見ても後ろを見てもだれもいなくて、本当に自分のペースでの独りTT状態で2合目通過。

 そのうちバイクがやってきて、ゴーゴーするタイヤの音がしたなと思ったらMTBのトップ二人の集団に抜かれる。はやー。ちょっと後ろにつける速度差ではないなあ。そして暫くしたらMTB単独3位の人に抜かれる。ただし、MTBの3人はなんとか視界には見えていて、3位の人が前二人においつくかどうかってところまでは確認できるも、そのうち視界から見えなくなって、またまた前にも後ろにも人が見えない一人旅。ここら辺から、横っ腹の痛みも気にならなくなってくる。

 3合目を通過するあたりで今度はロード29歳以下のトップ二人に抜かれる。けっこう、くるくる回してるなあ。ギアが軽いのか、少し重くてもスピードが速いからくるくる回してるように見えるのかなあ。ちょっと調子を変える意味でも自分も一回ギアを落として回して脚を一段落させてから、またギアを少しあげてちょっと踏みぎみで走る。それにしても、周りに全く選手がいない。。。 もう少し、アスリートクラスの参加者が多かったらどうなってたんだろう?

 そして4合目まで登っていく途中で、後ろに気配がしのびよってきて、後ろについたのがわかる。とはいえ、抜いてくるわけでもなく、斜め後ろでこちらの様子を見ているみたい。さっき抜いた同じクラスの二人でもないなあ。その人が横に出たところでゼッケンを見てみれば赤の8番。自転車を見てみればどこかで見たような緑色の奴で、「もしかして森さんですか?」と聞いてみたらそうらしい。そこらへんで上からドンドコ音が聞こえてきて、九十九折を曲がって大沢駐車場の脇を通過。ドンドコ音は応援の和太鼓の人達でした。

 さて4合目を通過した後にいきなり脚が軽くなったと思ったら、なんと森さんに少しだけ押してもらいました。「す、すいませ〜ん」と言いつつ、押されたからには頑張らねばとペースアップしたんだけど、あれは一体どういうことだったんだろ? ちょっと謎。 ここまで、ダンシングは気持ちを変える以外ではせずに、シッティング固定で手はブラケットに添えているだけだったんだけど、左手の平が少し痺れたような感じが出てくるんで、走りながら振り回してペースも変えずに走行続行。

 今回は4合目を少し過ぎてから奥庭の一番きついいやらしい所で区間タイムも競うんだけど、そこの計時開始ポイントの少し手前で、唐見っちが引っ張る3人ほどのグループに抜かれる。後ろに貼り付けるスピードではないんだけど、前に見えるからペースメーカー代わりにして頑張ってここを切り抜けて、計測終了ポイントを通過。

 計測終了ポイントを抜けて左に大きく回ったところで、下のほうからさっきの太鼓が聞こえる。ここで瞬間、右の脹脛に攣る兆候が出たけど、ペダリングしながら伸ばせば大丈夫そうだったんでそのまま進みつつ、この先の前庭前のきついところだから、気を引き締める。前庭の駐車場前のところはきついので、ここは最初からダンシングに切り替えて登る。後で考えれば、2枚くらい重いギアでも良かったかも。ここを通過すればほぼ登りきったも同然なんで、頑張って登りきる。

 前庭を過ぎると平らになるんで、ギアを上げてスピードアップ。ただしここって、走ってる分には平衡感覚が麻痺してるのかどうかわからないけど、自分にとっては見た目は勾配に見えるんだよねえ。そうは言ってもスピードは伸びるんでアウターに入れて、途中で何人かに抜かれた29歳以下のクラスの人においついて前へ。ちなみに、ひたすら抜かれっぱなしのレースになるかなあ、と思ってたんだけど、意外にそんなには抜かれませんでした。MTBも6台くらい?(けっこう、いい加減な記憶だけど)

 この平らなところでスピードアップしてとにかくタイムを稼ぐ。結局、アウターに入れたのはここと、下のほうの一部の緩いところだけ。スピードアップしつつ、ゴール前の最後の登坂にむけて息を整える。毎度のことながら、特に空気が薄いってのは感じない。そして、登りの始まるガードの部分に突入。と思ったら二人に抜かれる。そのうち片方は森さん。ここからは最初からダンシング。ガードを出るあたりで森さんが行け行けと手で催促するんだけど、そう簡単には前に出れません。。。 あとはゴールに向けてひたすら登る。バスの待合所前で唐見っちの後ろについてたゼブラ・カラーのジャージの人(多分、29歳以下クラス?)を抜く。係りの人がいて、自分の番号が通過したのを無線でコールしてるのが聞こえる。ゴール手前で力つきたのか、先ほどの二人のうちの片方の人を抜いて、森さんの直後にゴール。スタート地点からの時間で1時間25分ほど。料金所からは1時間19分35秒。

 ゴール後は救護所がある建物の下にあるバス用駐車場へ移動して荷物を受け取り。すでにカーゴから出されてナンバー枠ごとにまとまっていたんで、そこで荷物受け取り。まだ早くて人数もちらほらだったんで係りの人に言えばもらえたみたいだけど、すぐに自分で荷物を見つけられる。このスペース自体も乗鞍のあの道路よりははるかに広いんで、遅い時間になっても渋滞にはならないかも。車のボンネットにカメラを置いてセルフで写真を撮ろうとしてた人がいたんで、撮ってあげて自分も荷物にあずけて置いたカメラで撮影してもらう。仮設トイレも並んでて、行こうと思ったらまたまた写真を頼まれて、ジャージを見たら卒業校の自転車部の子でした。ひとしきり話して、ゴールしてた師範奥様に挨拶して下山待機所へ。

 ちなみに下山時は、登りのときの状態にレッグ・ウォーマーと長袖の裏起毛ジャージをプラス。その上にCSCチーム直販の厚手のウィンドブレーカーを重ねた服装。ロビロンのインナー・グローブも荷物で預けてたけど、必要ないなと判断。実際、この服装で寒いと感じることはなかった。待機所へ向かうときに、ちょうどいとみほさんがゴールしてるのとすれ違い。後でのおはなちゃんの掲示板のときの話から察するに、後ろの空色っぽいジャージの人がTakaさんだったかな? 挨拶しようかとも思ったけど、メガホン片手に整理してるおじさんが流れに関してやかましくやってたんで、やめて素直に下山待機の隊列に並ぶ。

 下りはある程度人数がまとまってきたところで、ペースカーの先導で下山。当初の案内では20キロで下ると書いていて、やだなあ、と思ってたんだけど、実際にはカーブで30キロに落とすくらいでおおよそ40キロちょっとオーバーで下ってくれたんで助かった。それでもブレーキはかなり頻繁にかける。3号目と2合目の間くらいで雨が強かったけどレイン・シューズカバーのおかげで特に寒さも感じず。どっちかというと、ブレーキをかけることで腕が疲れてくるんで、せめて慣れてる人が多い時間帯の下山では50キロ手前くらいにしてくれればいいなあ、というのが自分の感想。

 下山したら吉田うどんは選手の人は無料だというんでありがたく頂いて、(実は喰ってるところをカメラが撮っていた。。。。)自転車しまって着替えて暫くしたらアスリート・クラスの全員と他のクラスの入賞者の記録が発表。ただしよく見てみれば、他のクラスは 料金所→頂上 と書いてあるのにアスリート・クラスはその記述はなしだし、自分のおおよその記憶でのスタート地点からのタイムが出てる。本部で聞いてみたら、後でアスリート・クラスの人の料金所からのタイムも教えてもらえるとのこと。で、森さんに押してもらったお礼をしようと思ったんだけど見当たらず。金城編集長がいたんで聞いてみたけど、まだ下山してきていないらしい。降りてきたらアソスのブースに行くはずとも聞いたんだけど、アソスのブース自体が既に撤収してたんで、もうかえっちゃったかも。で、後は表彰式を見て帰宅。やっぱり、近いところは楽だね。

 来年はどうしようかなあ。スバルラインだったら乗鞍みたいな渋滞はないだろうし、実は遅いスタートで落ちてくる人を抜いて突き進むのも気持ち的に楽かと思うんだけど。でも、来年は今年よりは人数増えるだろうから、またアスリート・クラスかな?


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