TOKYO エンデューロ 夏大会


場所 昭和記念公園内周回コース(1周 5km)
日時 01/06/2003 AM11:00 スタート
形式 4時間耐久レース
順位 4時間ソロ男子 クラス7位
4時間総合 11位
計時 25周 125キロ
実際の計時距離は130キロちょい



 今年初のマスド・スタートのレースで、おまけに諸々の事情で未出走が続いたんで3回ぶりのTOKYOエンデューロの出走です。いつものように9時頃に西立川のほうの駐車場に車をつっこんで、ローラー台をKG281にくくりつけてみんなの原っぱへ移動。みんなの原っぱへ行ったのは初めて。さっそくセンサーの確認ついでにスタート地点付近をチェックしたら、とんでもないレイアウト。ここはトライスロンのトランジット・エリア?とでも言いたくなるくらいで、ここに集団がきたらどうなるんだろうと先が思いやられる。まあ、そうも言ってられないんで準備をして、一つ下の期でこちらは2時間ソロに出るI君ともどもウォーミングアップ開始(二人揃ってローラー台回してたやつらとなれば、会場に行ってた人にはバレバレでしょうけど)

 で、ローラー台回してたら今回のコンバートを見て、「こういうコンバートもありか」と皆さんから声をかけられる。中には写真まで撮って行った方も。アップしながらその方の行き先を追ったら2chジャージと談笑中。2ch関係者だったのね。ちなみに今回のハンドルコンバートです。

なお、相変らずブルホーンはOKみたいだし、中にはエンドバーにSTIつけてるじゃんという、完全にレギュレーション無視のやつも。機材はいつものレース用でホイールをキシリウム・エリート、スプロケットはこのコースだと登り下りがないから、アウター・ローが使えるほうを重視して14Tオミットの変則13−25T。

 で、スタートです。今回最大の危機はスタート直後に発生。スタートして100mくらいのところでフラフラしてる奴の隣に行っちゃったんで「左にいるよ」と言ったら、途端に左に寄ってくる。。。。。 ハンドルを押されて大蛇行、落車直前のところをなんとか立て直す。ゴール後に話したら後ろにいたI君にばっちり見られてました。これだからTOKYOエンデューロが一番危ない。おまけに上のレバー配置だと予想外にブレーキが効く、試走もしてなかったんでライダー側も反応をコンバートするのに1周くらいかかる。これは周りのロードのコンバート組はみんな同じだったみたい。さて、集団の先頭までの距離を見ると50mくらい。とりあえず、序々に前に出て行って半周以上走った西立川口の立体交差下のあたりで先頭付近に潜り込むことに成功。

 そして1周してきて懸案のスタート、ピットエリア付近。ツール・ド・ジャパンの立川戦のスタート地点から500mくらい先(2000年の立川戦のゴール地点付近)でみんなの原っぱのほうへ左方向に大きくUターン。そしてそこの道路が行きと帰り、おまけにピットインの3つに区分けされた上に行きと帰りは直径4mほどでUターンという、ちょっとここを十把一絡げの集団走らせるには無理があるんじゃないの?という構造で1周目からUターンのところで落車発生。とにかく今回はここの部分が全てのポイントを握っていたといってもいいくらい。ここから周回路に戻るところでスピードが上がるけれども油断してると中切れが発生するんで、とにかくここで頑張って集団に居残る。このときに毎回50キロ近く、周によっては5という数字も見えていて、本日メーターを再確認したら最高速は52キロでした。しかも、ここは微妙に登りです。結局、最初の2時間でこれを10数回やって脚を使ってしまったのが後々まで響くことに。

 おまけに最初のあたりではまだ水溜りと泥がそこそこ周回路に残っていて、ここでタイヤを濡らしてしまうと再び周回路に戻るクランク部分でタイヤが滑りまくり。一度は10センチくらい後輪がスライドして(横で見てたコース員のおじさんが「おお!」と言ってたのが本人にも聞こえる)軌道修正すると後ろが大混乱しそうだからそのまま周回路にはみ出してる茂みに構わず突入したりもする。

 とりあえず最も安全な集団前方に潜りこむも、これが速い速い。たまにメーターを見ると例のピットエリアと前回のピットエリア付近の発車台、北側のコーナー以外ではほとんど40キロ以上。前はTサーブ数人が引っぱってるんでとりあえず頑張ってもらう。走りながらどれが4時間組でどれが2時間組かな? とチェックをするも小さくしか書かれてないんでよくわからない。大雑把には1000番以下が2時間組で1000番以上が4時間組らしい。集団走行は去年の「チームおはなちゃん」のジャージ受け取りでの大井以来で久しぶりだけど、体が覚えているのかどうか知らんがまあ何事もなく突き進む。10番目くらいで静観してる分には楽勝だけれども、そうは言ってもけっこう脚は使ってたみたい。

 はっきり言って「最初は2時間組の人でレースやって」という感じで集団にいたんで見物にまわってましたが、レースのほうは1時間経過くらいのころに集団から3人ほどが抜け出す。これが2周くらいは逃げるものの結局吸収。さらに残り20分くらいのところで7人ほどが抜け出すというか、中切れが発生。自分は後ろのほうだったけど、一人4時間ソロ以外はほとんどが2時間組だったらしいのでこれも静観。おおよそ、おいつくか追いつかないかくらいの距離で2時間組は終わったらしい。で、2時間経過時で75キロ。いつもの2時間より1周多い。おまけに今回は例のレイアウトで殆ど停止手前になるのにこの周回数ということは、とんでもなく速かったらしい。

 さていよいよ残り2時間です。でも、この時点で既に両脚が攣る徴候が出始める。とりあえず、レースを終えてノンビリムードになってる2時間組を抜きながら突き進むもペースは一気にダウン。40キロはほとんど超えません。この時点で33キロ前後でひたすら周回。途中で抜いたラバネロのMTBの小学生には後ろに付かれてそのまま2周近く引き離すこともできず。ちょっと横に出てきたところで「ソロなの?」と聞いたら「お父さんと出てる」というんで、前に出てきたときには迷わず後ろにつかせてもらう。ラバネロだし。38キロくらいでも走ってるし。。。。

 もうこれから以降ははっきり言って苦行。とにかく序々に両足のいたるところが攣り初めて、それをなだめすかしながら走行。攣りそうな場合にはとにかく止まっちゃだめで、何がなんでもペダルを回しつづけていけばその場は何となく落ち着くんで、それで騙していく。そんでもって脚の裏も痛くなってきたんで、たまに下りでペダルを外してたら見事にその光景をFukamixさんに見られる。

 2時間経過後にピットエリア付近にお茶飲み友達夫婦が見物に登場。「人が少なくなるでしょうから、そのときのために応援にきました」ということで、こうなったらレースを降りるわけにもいきません。残り1時間付近でピットの折り返しで後ろにOjaruさんのいる集団も確認。1周後にはおいつかれる。半周ほどはその後ろについたけれども、これも脚が攣ってしまっていてちょっとしたスピード変化に対応できずにそのまま見送る。

 残り1時間のところで、疲労困憊状態のマッスルRTの人を抜いて、北側のコーナーに出ていた救急車の横を通ったらスピードダウンしてたマイヨ・ブランの人を抜く。確か、集団の中から逃がした4時間組はそんなにいないから、ソロではいいとこにいるのかなあ、と思いながらも走っていたら今度はマイヨ・ブランの彼を吸収した集団に抜かれる。この集団のメンツは最初の2時間の集団の中でよく見ていたんで、この人達が前で逃げててラップ遅れにされたらしいと走っている本人は勘違い。ゴール後にお茶飲み友達と喋ってたら「3時間経過時点で3人が先行してる中の3位で、それを8人くらいの集団が追ってたから実はいいとこ走ってたんですよ」とのこと。ということは、3時間経過時点で前を走っていたのはスキップRTとマイヨ・ブランの彼で、あのときにトップに踊り出てたんじゃん。もっとも、この8人ほどの集団につこうとして脚が攣って対応できなかったから、知ってたとしても駄目でしたけど。

 この頃に、ピットに入るところ付近で鯛焼きバイカーズ以外で声援をかけてくれてる人がいたんだけど(はじめは自分じゃないだろうと思っていたが、周りは他のライダーがいなかった)誰だろう? クランクのところであんまりよそ見もできなかったんで確認できなかった。ゴールのときにはいなかったし。

 最後の1時間は本当に苦行。脚はいたるところが攣るどころか肉離れ一歩手前のゴム状態。何故かピット付近に行く登りで毎回毎回この症状が激しくなって、それを他のところでなだめすかしながらの繰り返し。このときは1周するのに10分以上かかってました。そしてなんとかゴール。計時後の最後の1周は持っていた補給食を全て食い尽くしてピットに戻る。恐らく、望遠を用意していたお茶飲み友達にはオニギリ喰ってるところを採られてます。まずは応援に来てくれたお茶飲み友達夫婦に挨拶して、片付けながら表彰対象でないことも確認したんで雨がきそうだからそのまま皆で撤収。そういえば、鯛焼きバイカーズの方々に挨拶するの忘れた。

 ところで走行距離のほうは、3時間経過時で105キロだったから140は行けるかなあと思ってたけど、計時時間では結局のところ26周で130キロ。例の8人の集団にはその後は抜かれなかったから26周か27周。春が28周だからそのときより1周分以上は遅い。多分、今回の最初の2時間がとにかく速かったんで、そこで脚を使ってしまってペースが激減したらしい。自分のあのペースでも3時間経過まで抜かれなかったし、その後もラップされなかったんだから。おまけに今回は4時間組の集団が春のときより小さかったのもあるかもしれない。おまけに2時間経過時でうまく4時間組の集団を形成してそこに入れればよかったけれど、気がつくと周りは誰もいない状態。例の8人ほどの集団は、もしかしたらペースダウンしてちょっと待ったのかなあ。ここらへんが4時間と2時間昆走で同じと頃をぐるぐる回るレースの難しいところ。とりあえず、自分の課題は攣り癖を治すということは相変らず。でも去年のときよりペースが速いし攣るのも2時間以降だったから進歩はしてるらしい。どうやって改善しようかな。

 さて、もしこのレースで勝ちを目指すならば、2時間では終始集団が形成されているのでソロでないと駄目だと思います。よほど力があっても、あの速度ではピットロスを挽回するのは難しいし、挽回できたとしても脚をそれで使っちゃいます。4時間だったら2名で最初の1名が集団についていって2時間組の計時終了周回のときにすかさずライダー交代、4時間組の速度が若干落ちるんでうまい具合に集団に復帰、あとはソロに比べれば元気なんだから好きにやり放題というのがいいかも。もっともどちらのライダーもそこそこの力を持ってないと強いソロの人に撃破されちゃいます。今回は前回ソロで3位に入ってると思うY-Foilの速い方を後半でのみ見たんで、恐らくこれを狙ったと思うんだけど順位はどれくらいだろう?

 あとは、今回のSTIをなんとかそのまま使えないかという前提のハンドルコンバートは、ブレーキは完璧なのは自負してますが問題は変速。ワイヤーラインに無理があるんで、シフトダウンのときにチェンジしきれないことも多数。さらにレバーを下に押すってのは、私の指だと意外とストロークを多くとれないことが多いです。


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