TOKYO エンデューロ 春大会


場所 昭和記念公園内周回コース(1周 5km)
日時 21/03/2002 AM10:00 スタート
形式 2時間耐久レース
順位 男子ソロクラス 9位
タイム 14周 1時間56分43秒
トップと同一周回、4分43秒遅れ



 久しぶりの昭和記念公園でのレースです。そして自分にとっての2002年の開幕レースです。近所だし勝手知ったるコースとはいえ、レース前は慌しくて意外と時間が早くすぎていくものなので、西立川口のゲートオープンに間にあうように到着。機材を降ろして、自転車にローラー台をくくりつけたりしているときに、真横にWさんの車もやってきて(私が挨拶するまで、私の車の横とは気がつかなかったそうな、なんたる偶然)、さらにゲート前で自走でやってきた人達とも合流していつものように運動広場へ移動。

 ちょうど桜が満開でしたので桜の木の下に荷物を陣取って、受付を済ませたら早々にローラー台でウォーミングアップ開始。こちらの自転車と、そのハンドルを見た途端に「あれは反則だあ」という声もちらほら聞こえましたが、募集要項に「手持ちのロードをTOKYOエンデューロちっくに改造してきてくれると嬉しいな」って書いてあるぐらいだし、「エンドバーも、すぐにブレーキをかけられるのなら可です」との回答を事務局からもらっているのでまったく問題なし。レースに出ない人にとっては、ウォーミング・アップ姿も「なにもそこまで本気にやらなくても」という感じらしいけど、やらないでつらい想いをするのは自分なので(もてぎ100kmで懲りてるし)黙々とローラーを廻す。

 さて、そうこうしていたら某チームのローラー台手配師ことHさん登場。「結婚おめでとうございます」との挨拶も早々に、約束していたハンドルの受け渡しをする。今回は出てないけれど、立川のエンデューロでは毎回総合で入賞しているHさんのチームの面々が次の夏大会では大挙して出てくるとのこと。レースの結果次第だけど、それならば次も出ようかなあと心が傾きはじめるうちに召集開始。このレースでは最初はバイクが抑えていることは承知してるので、特に前のほうに並ぶこともしない。

 そしてスタート。大人数なのでゆるゆるとスピードが上がっていく中でスルスルと前のほうへ出て行って、コース最北端のコーナーへ入るころには10番目程度の好位置に潜りこむことに成功。先頭には招待で来ていたスペシャライズドの二人がいて、ずーっと40km/h程度の速度で引っぱってます。さすがオリンピックの代表選考で争った日本チャンピオン、強いです。しかもあちらはスリックに代えているとはいえMTBです。やっぱり格が違う。この時点ではまだ風も出ていない。ピット前では仲間に手を振りながら通過したり(なんてオキラクな集団走行だ)、ラップ遅れの中に仲間がいたら声をかけたりと、最初の1時間ぐらいまではこんな感じで淡々と周回。

 30分過ぎたあたりで微妙に今回のレースがいつもと違う感じなことに気がつきだす。だいたい6,7番目あたりにいると自然とローテーションの順番がまわってくるものなんだけど、それがまわってこない。ほとんどスペシャライズドの面々とサエコの筋肉ジャージの人が引っぱっている状態。ありゃ?おかしいなあ? と思っているうちに微妙に蛇行が多いのも気になってくる。走りやすさでいうと、もてぎ100kmのときのほうがはるかに走りやすい。

 さて、50分経過してきた時点でさすがに疲れてきたのか、スペシャライズドの面々が後ろを振り返ってローテーションを促すサインを出してくるけど、誰も反応せず。わかってないってこと?なのか、出る気がないのか。それならば、と前に出て引いてみるけれど、その後もローテーションがうまくいかない。通常だったら先頭走ってて手でちょっとサインして横にずれれば、すぐにグイグイと集団が出てくるんだけど。「出ろ」と促したらさすがに後ろが出てきたので先に行かせたところで集団のどこに入ろうかなと振り返ると、スペシャの御子柴さんが「ここ入っていいよ」と入れてくれたのでそこに潜りこむ。しかも、この頃からバックストレート側で向かい風が強くなる。ピット前のコーナーで一度風であおられて横っ飛びしかけたけど、とりあえず押さえ込む。

 ついでに前に出たタイミングで1回だけラップリーダーも記録させてもらったけど、脚が攣りはじめていわゆる「やっちまった」に近い状態になる。さらに集団のちょっとしたスピードアップに対応できずに遅れ始める。ここで見たこともないジャージの面々に多数抜かれる。後ろにいた連中がこんなにいたか。しかも一瞬ピクッときたときにコースサイド間際だったので思わずダート上まではみ出てしまい、植木にかすりながらなんとか戻る始末。危ない、危ない。本当に我ながらこの弱点を解消しないと駄目ですね。

 ばらけた集団のうち、サエコの筋肉ジャージの人(後日、この人が2chに書き込みをしているのを発見する)と数人が「いっしょに行かない?」と言うのでそれに合流していくうちに、同じく遅れた面々で第2集団を形成。でも、この集団でもローテーションが全く回らない。攣りかけてピクピクしている脚をなだめすかしながら、自分を含めてサエコの筋肉ジャージの人ともう一人くらいでなんとか引いてる状態。結局、バックストレートで前を引いたときにスピードが上げすぎたらしくて第2集団も崩壊。筋肉ジャージの彼が「すまんすまん」と言いながら追いついてきて、その後は筋肉ジャージの彼ともう一人の人との3人で周回を重ねる。途中で筋肉ジャージの彼と話しましたが、「どうも、このレースは引く気のある奴がいない」というのが今回のレースの総じての印象。

 このままゴールタイムまで走ることになるかと思いきや、残り20分くらいのところで西立川口ゲート付近を走行中に、前輪側から「シュー」という大きい音が発生。最初はパンクかと思って前輪をホップさせてみたけど空気圧が低下してる様子はなくて、なにげに踏んでしまった紙がブレーキブラケットに挟まっているのを確認。走りながら取ろうかとも思ったけど、ケルメの選手がメーターを直そうとして指を切断した話を思い出して、思い止まって完全に停止して外す。

 この停止の間に先に行ったサエコの彼をなんとか追おうとするものの、視界には入るもののもうちょっとで追いつかない。筋肉ジャージの彼にちょっとひっついてそこからちぎれてくる人もいたけど、下手に利用されるだけなのも嫌なので一気に追い抜いていくうちにゴール。総走行距離はコース15周で75km。レースのカウントは2時間前の最後のラップなので、記録上は14周で走行距離70km、タイムは1時間56分。よーく考えたら最後の周回はカウントされないんだから頑張る必要なかったんだ・・・・

 ゴールしてピットに戻って、レース中に到着していた応援の方々と合流。新婚の方もいて、奥様のほうとは初対面なので「はじめまして、結婚おめでとうございます」と言ってるうちにパッタリとダウン。そういえば、今回は奥様の体調不良で来なかったけど、お茶のみ友達の後輩といい、前述のHさんといい、自転車かフレームあげた人って何故かその後に結婚するなあ。さて、すぐに回復したものの脚は張っている状態。結果速報を見に行ったら、同じくソロエントリーで出ていた別部署の人に逢ったり、購買部の人が親子でマラソンに向けて準備しているのを見かける。最初は「レース後は花見をしましょう」という予定だったけど、折からの強風で砂塵が舞っているので西立川口のレストランのほうへ移動して食事をして解散。

 結果的にはソロクラスのトップと同周回で4分遅れ、ソロクラス内での順位は9位。途中で集団からこぼれたときにかなりの人数を先行させてしまった憶えがあるんだけど、知らないうちにぶち抜いていたらしい。そこそこ独走力はついてきていると思っていいのかな? それにしても、脚が攣るという弱点があるんで(騙しながら走る技ばっかり上達してますが)改善するための練習方法をなんとか考えないと。結果的にはまあまあかな?


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