2002 全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍


場所 乗鞍 乗鞍観光センター前-畳平
乗鞍エコーライン(22km 標高差 1380m)
日時 25/08/2002 AM 7:47 スタート
形式 ヒルクライムレース
順位 男子C(31〜35歳)クラス 116位
総合 588位
タイム 1時間19分59秒



 昭和記念公園のTOKYOエンデューロはフラットハンドル限定だったので、これが今年初のロードでのマスドスタートのレースです。前日受付だからノンビリでいいやということで、9時過ぎに家を出発。途中の道やSAでも明らかに乗鞍の参加者と思われる人たちの車をチラホラみかけるので、本当に参加者が多いらしい。運転しながら「ちょっと頭痛の気があるかな?」という気がしたけど頭痛薬を持ってきてなかったので、松本ICから乗鞍とは逆の松本市内方面へ走って薬屋でバファリンを入手。昼食も済ましていたので、その場で1錠だけ流し込む。結局、その後はなんともなかったし、本来は2錠服用のところを1錠で済んだので、いったいなんだったんだか。

 途中の松本市内への寄り道をしたのに会場には2時過ぎの到着。観光センターの駐車場に車を入れられないので、脇道に路駐して自転車を組み立てて受付へ。受付に行こうとステージ前を通りかかったら「限定50名でキャンギャルと写真が取れます」とアナウンスが入って人もまだチラホラしか集まってなかったので、「じゃあ」ということで撮ってもらってポラロイド写真をもらう。うーん、モデルさんてなんでこんなに脚が長いんだろう。

 受付とセンサーチェックを済ませて観光センターで宿の場所を確認して、塾長に予約していただいた「やぐら」へ向かう。本当にスタート地点に近いなあ。おまけにご飯も美味しくておかずの種類も多いし、あの料金でいいんですか?という感じ。宿であれこれやってたら塾長、師範夫妻、Akiさん、シュウさん、りんくすさんが到着。また会場へ行ってルックのところを見てみたり、晩飯食べてお喋りしてるうちに夜9時前。明日は早いのでとっとと寝ることにする。

 レース当日は5時起床。5時半から朝食。当日の宿泊客は全てレース参加者なので皆その時間に食べるとはいえ、宿のみなさんご苦労様です。朝食を終えたところで、ボトルにスポーツドリンクを水で倍に割ったものを入れて、先週買っておいたアミノバイタル・プロを飲んで脚のストレッチを入念にやった後、ウォーミングアップ開始。汗が出てき始めたところでウェアーを着替えて同じくCクラスのAkiさんと一緒に会場へ移動。初めて参加したけど、物凄い人数が集まってます。今年は4300人もいたそうで、これだけ自転車が集まっている光景も壮観。天気もよくて、ウィンドブレーカーなしでも暖かいくらい。そしてふと見上げると遥か上方にゴールの畳平が見える。あそこまで上がるのかあ。。。。 Akiさんと一緒だったので、お喋りしながらスタート時間を待つ。オーロラビジョンに先に出るクラスのスタートの様子を写しているけど、本当に出場者が多くて、2分くらいしないと全員がスタートしていかない。おまけに今年は年齢の若いクラスほど後ろのスタートになっているので、コース上はひたすら選手で詰まるかと思うと、どうなることやらとちょっと心配になる。

 さて7:47にCクラスのレーススタート。でも、しばらく動き出さない。なんと言ってもCクラスだけでも600人以上いるんで、半分よりちょっと前気味のところにいても動き出すまで1分近く。動き出したところでAkiさんと「じゃあ、頑張りましょう」と言ってスタート。スタート後すぐの旅館街前の左コーナーを抜けたところで、道の真ん中にある長めで大きな縦方向のアスファルトの切れ目に前の人がはまって大蛇行に巻き込まれそうになるが、すかさず除ける。危ない危ない、こんなところに落車の危険性が潜んでいたか。そこから先に行ったところで、下のほうでシュウさんのいるBクラスのスタートの合図が聞こえる。果たして追いつかれずに行けるかなあ。まだ全体的に早くて内側が駐車スペースになってる右コーナーのところで気がつくと16Tくらいに入ってたりしたけど、とりあえず一桁分台で入賞できる実力でもないし、この登りでは集団のご利益もないので「いかん、いかん」と、最初はウォーミングアップの残りのつもりで23Tから25Tで自分のペースでまずは走る。でも、この時点ですでに前のほうから落ちてくる人がいる。しかもすでにダンシングできつそうだ。6時ころから気合を入れて前に並ぶよりはきちんとウォーミングアップしたほうがいいような。。。。 だいたいコース右側を維持して少しずつ前に出始めて、国民休暇村前を通過。ここら辺から呼吸も脚も本調子になってきたので微妙にペースを上げる。この時点でギアは25T。今のところは23Tで踏めないこともないけれどあるものは使いましょうと、ちょっと緩めになるところ以外は25Tで行くことにする。

 微妙にタイトコーナーも多くなってきて、前がつまり始める。どっちかといえば抜かれるよりも抜くほうなので、自分のレベル的にはそこそこらしい。とりあえず、前から落ちてくる人をひたすら抜いていくというのは本当のよう。そしてスキー場ゲレンデ下の第1CP通過。ここはゲレンデなので上の道路が見えるけど、うわー、前にスタートした人たちの自転車が一杯走ってる。さて、第1CPでは水とアクエリアスを配ってるけど、ボトルで事足りるので貰わずにスピードを維持して通過しようとしたら、ここで真ん中付近を走っている人が水をもらいに右に左に多数よろよろと寄ってきて混乱発生。ここもなんとか切り抜けて、補給の人たちを横目に通過。先ほど見えたポイントへ向かって上がっていく途中でメータの表示をアベレージに切り替えたら18キロちょい。たしか、前の晩にシュウさんに見せてもらった乗鞍攻略のページのコピーでは14キロくらいで1時間半程度と書いてあったから、これから落ちていく一方とはいえまずまずのペースらしい。ここでもあせらず25Tで回していく。ゲレンデの上の開けたところに出る手前が一部コース幅が狭くなる。それでなくてもチャンピオンクラスの後にスタートした女子選手も混じり始めて密度が高いので、ここは接触に気をつけながら少しづつ右側をすり抜けていく。そこで後ろから「右側から行くよ」と声がかかって、2分後にスタートしたBクラスのトップ数人に凄い勢いで抜かれる。速いなあ。しかもきちんとレースやってるなあ。

 ここらへんから3桁ゼッケンのBクラスの選手に抜かれつつ、コース右側維持で前にスタートして落ちてきているD、Eクラスをひたすらパスして、あとは少しずつ自分と同じCクラスの人を抜いていく。ただし、だいたい同じペースの人もいて、チームスキップの人と、2chジャージの人とはおおよそ抜きつ抜かれつでお互いにペースメーカーにしながら登っていく。だいたい見ていると、ダンシングかシッティングでも上半身を上下させてる人はもう一杯気味。しかも保険のためなのか、まだローを残してえっちらおっちら登っている様子。どっちかといえば軽いギアにいれて上半身がブレずにシッティングで上がっていく人のほうが安定して速い。自分もとりあえず上半身を起こし気味にしてシッティングで上がっていく。ここで微妙に横っ腹が痛くなってきたけど、ちょっとペース落としたら落ち着いて直ってきたのでそのままのペースでいく、それもあって上半身起こし気味にはさらに注意。そして中間地点の表示を通過。タイムはメーター読みで34分くらい。ここから上はスピードが落ちる一方だからそのまま倍掛けした時間にはならないけど、けっこういいタイムが出せるかな? とやる気になってくる。

 この中間地点を通過したあたりから冷泉小屋までが試走のときにきつかったのを憶えているので、ここでもそのままのペース維持。ここらへんから、左コーナーではみんな右に寄り、右コーナーではみんな左に寄ってなるべく勾配の緩いところを上り始める。左コーナーは確かにきついので右側大外から行くけど、右コーナーは意外と左コーナーよりもRが大きいこともあって勾配も緩いので、ガラ空きになってる真ん中よりちょっと右を走って、溜まっている人達をポンと抜いていく。塾長の言うとおり、コースの右側維持がいいというのは正解。問題は、一般車もあるためにひたすら左側キープするしかないから、試走のときに全くそのコースを走れないということか。逆に試走のときよりタイムが上がるのは、この右側走行のアドバンテージがあるからのようだ。そして一番の難所のコンクリ路面の左コーナー2箇所へ突入。この部分だけは最初からダンシングにしてクリア。ホッとしたところで緊張感がぬけたのか、それでもなおかつまだ勾配がきついのもあって、いきなり体がきつくなる。これは試走のときと同じだなあ。でももうちょっと行けば冷泉小屋でそこから先は緩くなるから、ここは回転を維持しながら上半身を起こし気味にして回復するまで耐える。とにかく上半身を起こしてシッティングというのは効くようで、冷泉小屋まで到達したところで回復。ここの水が硫黄臭かったんだよねー と思いながら冷泉小屋を横目に通過。

 冷泉小屋を通過したところで、最後にスタートしたMTBクラスのトップに抜かれる。こっちも速いなあ。ただし、MTB自体にはこの後は10台くらいにしか抜かれませんでした。さて、この辺からゴールポイントが要所要所ではるか上に確認することが出来始める。まだまだあるなあ。。。 第2CPまでは一部勾配も緩くなるので、緩いところではギアを上げてスピードも上げつつ、手放し走行で上半身のストレッチをしながら登る。とにかく上半身を伏せないで呼吸を楽にできるようにして、前を見て蛇行せずに登ることに専念。やっぱり下を向いちゃうと蛇行もするし、いいことはないようだ。そして第2CP通過。ここでもスポーツドリンクの補給をしてるし、テレビカメラもいて「写してくれるといいなあ」とか思いながら、それは横目にスピードを維持して通過。この時点でスタートしてから大体1時間。残り5kmの表示もあったので現在の走行距離をチェックしつつ、もしかしたら1時間20分切れるかもと色気を出し始めたら、右足のフクラハギが微妙に張った感じが出てくる。ちょっと緩いところで踏んだのがまずかったかなあ。特にそこから悪化する様子もなかったので、ここから先は特に25Tに入れて(いや、それしか入れられずか)注意して走る。

 第2CPから先の稜線に出るところまでは微妙に勾配がきつくなるけど、ここもペースとポジションを維持。踏み負ける感じもないのでダンシングはしないことにする。そうこうするうちに、前のほうにマリアローザのジャージが見えて追いついたら師範だった。挨拶をしたところでそのままスピードを維持して登っていくと、今度は同じくマリアローザ・ジャージの塾長に追いつく。声をかけて塾長を抜いたところで、一番きついところに差し掛かった上に人数も多くてちょっとつまってスピード低下。しかたないのでダンシングに切り替えて、勾配をやり過ごしたところでその集団をパス。この集団を抜いたらもう他の走車もチラホラになっていて、だいぶ走るのが楽になる。ここを抜けて稜線に出たところで残り2キロ、ずーっと道が伸びた先にゴール地点があるのが見える。前に来たときはちょっと涼しかったので寒さを心配していたけど、今日は風もない上に雲もないのでかえって日差しにあたって微妙に暖かいくらい。そして残り1キロ。ここでちょっと疲れが出たけど、じっと我慢して突き進む。タイム的にはギリギリ20分かもしれない。もうゴールして下山待ちしてる人を右に見ながらゴールを目指す。結局、チャンピオンクラスは誰が勝ったんだろう? 前方にいた4名ほどに追いついたところで左右に分かれてのゴールセンサーを通過。後ろで自分のゼッケンをチェックしてるのが聞こえたので計測に関しては一安心。メーター読みでは1時間19分55秒。でも、オートスタートのメーターだから、スタートしてから動き出すまでのロスを考えると大会計時では21分くらいかな?

 ゴール後の畳平はこれはなんだ?という感じの大混雑。なんとか荷物バスに辿り着いて、防寒具を入れたDパックを見つける。ふと見たら、ちょうど畳平の道路標識の看板の下だったので、横にいた方に写真を撮ってもらう。その人とも話したけど、動き出すまでのロスがあるから正式計時が20分を切れなかったであろうことがちょっと残念。そして下山のためにゴール地点からちょっと下ったとこに、師範奥様がAkiさんのバイクを預かって待機してたので合流して、ついでに写真も撮ってもらう。この時点でゴール前はすでに大渋滞でみんな自転車を降りて押しながらゴールしてる。人数が多い上に、畳平も岐阜県側の使用許可を得てないらしくて上が大混乱になってしまったらしい。下りはマリア・ローザの人たちと写真を撮ったり、風景を撮ったり、登りはスルーしたチェックポイントでアクエリアスを貰って休んだりしながら下山。やっぱり下りは楽しいなあ。とりあえず、来年も出て、できれば正式計時でも堂々と20分台を切りたいですね。

 追記
 結果が出ました。公式計時で1時間19分59秒。ギリギリで1時間20分を切りました。一応、来年はチャンピオンに出れる資格ではあるけれど。。。。


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