SIGMA SPORT BC800
サイクルコンピューター


メーカー SIGMA SPORT
購入店 なるしまフレンド 神宮店
購入年月 1999年6月
購入価格 2,000円くらい

始めに
 既にモデル・チェンジされていて、この型のメーカー生産は終了していますが参考までに。

今まで使ってきたメーター
 サンヨー製(平成元年頃に発売してたもの)、キャットアイ・HB100、VDO・HC 12.6

 これの前に使っていたキャットアイ・HB100は心拍は拾わない、速度センサーもブラケットでの接触不良が多いと散々。昭和記念公園の4時間耐久レース(東京エンデューロの前身の前身レース・イベント)走行中にエラーが発生していじくっているうちに落下したので、探す気にもならずになるしまフレンドで安売りしていたBC800を購入。その後、一時期はVDO HC 12.6を使用していたけれど、シンプルなのがいいので再びBC800に戻す。

組み付け
 ブラケットはOリングを引っ掛けて固定するもの。VDOもそうだけどドイツのメーカーはこの方式が多いです。VDOと同じく、念のためにラジコンのサーボ固定用両面テープも併用して固定。なお、VDOは4ヶ月ほどでOリングが切れたけど、シグマ・スポーツのは6年使用でいまだに現役。これが嫌いな人もいるみたいだけど、ネジ式と違って緩むこともないので、これはこれで自分は好き。センサーもOリングで固定する方式。ただし、フォークの内側に隠したいので、両面テープとストラップの併用で固定。今まで、ぐらつき、落下等のトラブルはなし。


 積算走行距離をユーザーが入力できるので、電池を交換しても積算距離を引き継ぐことが可能。購入当時はキャット・アイ製品にはまだこの機能はなかった。もっとも、6年使用で電池は6年目にVDOから元に戻した際に、液晶表示が暗くなっていたので交換しただけ。ホイール径設定は1つのみ。モデルチェンジ後の後継機種のBC1200では2種類設定可能で少し煩雑になったらしい。逆に、BC800はモデルチェンジ後は積算距離のユーザー設定がなくなったらしい。

表示・操作性
 表示は上が走行速度で固定。下側は積算走行距離、時計、(区間)走行距離、(区間)走行時間、平均速度、最高速度の表示で、手前のボタンを押すことで切り替え。向こう側のボタンはリセットのみで、長押しすることで(区間)走行距離、時間がリセット。リセットと表示切替が別になっているので、走行中に不用意にリセットすることもないし、わかりやすい。ボタンはメーターの上ではなくて横についているので、ハンドルバーの上を持った状態で押すことが可能。上よりもこの横の方式のほうが優れていると思います。特に、ブラケットとメーター本体が薄いので、親指を自然に出したところにボタンがあるので押しやすい。ボタンはクリック感なんてないので、その手の高級感を望む人には向かないかも。ただし、クリック感がないかわりに、押したままで「グリグリ」とすることで表示の切り替えができるので、悪路でも操作が可能。操作感と表示はシンプルで自分にとっては今までで一番のお気に入り。

ブラケット
 モデルチェンジ後はVDOと同じく、ひねることで取り外す方式(ツイスト・ロック・システムと呼ぶらしい)になったけど、この型は、ストッパーを押しながら前にスライドすることで外す方式。モデルチェンジ前の方式のほうが、ブラケットが薄いのでハンドルに近い。電気接点自体がバネ式で接点へ押し付けられる方式で、VDOと同じ。ブラケット部で少しズレたくらいでは、接触が切れることはない。VDOとサンヨー(最初に買った有線のもの)は接点の保持方式は基本的に同じ。

耐水性・耐久性
 ボタンのところに隙間があるため完全水没は駄目かと思われるけども、普通の雨中走行で水滴がついて隙間に少し入る分には、まったく問題なし。一回、停止中にブラケットにはめようとして落下させたことがあり、そのときは手前のボタンが取れました。ただし、このボタンは「パチン」とはめこむ方式なので、ユーザーがはめても普通に問題なくその後は操作エラーも発生していません。VDOの高級感に比べればチープな感じはするけれども、良い意味でチープにできていてシンプルで使いやすいと思います。

マグネット
 唯一の難点がマグネット。非常にチープで、スポークに取り付ける際に微妙な位置の調整がやりずらい。ホイールが2セット以上ある場合はセンサーでなくてマグネットで調整するのが必須なので、これは少し難点。マグネットだけはキャット・アイの補修部品を使っています。

ワイヤレス
 ファンライドのMTBエンデューロ(東京エンデューロの前身レース)に出るときにMTBで使用したときにだけ使ったんだけど、ワイヤレス・キットが付属。ワイヤレス用のセンサーとブラケットを使用することで、メーター本体はそのままにワイヤレス化が可能。ただし、センサーとブラケットが少し大きめであんまり好きじゃなかった。ロードではワイヤレスの必要性も感じなかったし。モデルチェンジ後も同様の方式でワイヤレス化が可能。少しはスマートになったみたい。

プロ・チームは
 プロチームは供給されてのことだとは思うけど、シグマスポーツを使っていることが多い。その中でも、モデルチェンジ前は上位機種でケイデンス測定機能付きのBC1200ではなくて、こちらのBC800を使っていることが多かった。やっぱり、余分なこと考えずにシンプルな表示と操作を望む選手のほうが多いのかな。モデルチェンジ後も、ケイデンス機能のないBC1200が多くのチームの自転車についています。

生産国
 これ、メーカーはドイツですが、生産は中国です(Printed by Germanyと表示) ただし設計が良くて、物としても問題なくきちんと作動するので、何処製でも自分としては関係ないかな。

まとめ
 シンプルなのが自分には一番使いやすいかも。使ってて不満もないし。



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